「茂原下痢症」の命名とは? わかりやすく解説

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「茂原下痢症」の命名

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/13 02:42 UTC 版)

茂原下痢症」の記事における「「茂原下痢症」の命名」の解説

最終的な罹患者数は7,191名(うち茂原市5,139名、長柄村568名)で、水道汚染による集団下痢としては1937年昭和12年)の大牟田爆発赤痢事件に次ぐ規模のものとされた。一方で経過おおむね軽症であり、重症者や死者見られなかった。また、二次感染確認されなかった。 交差免疫実験の結果病原体は、それまで知られていた伝染性下痢症ウイルスとは免疫学的に異な未知ウイルスであることが判明した厚生省千葉県・茂原市三者共同による報告書(『茂原下痢症千葉県衛生部1954年)の編纂際し疾患名は「茂原下痢症」、その病原体は「茂原下痢症ウイルス」とそれぞれ命名された。この際国立予防衛生研究所副所長小島三郎は、「将来全世界紹介さるべき新し疾患名称として,渺たる一地方都市の名前をつけるのは妥当ではないように思う。むしろ県名をつけて“千葉下痢症”と呼ぶべきではないか」と主張したが、千葉県衛生部予防課長の相良貞直らから、県と同名の市がありまぎらわしくまた、以前から「茂原下痢症」という名前が使われてきたこと、などを理由反対を受け、茂原下痢症決定したという。

※この「「茂原下痢症」の命名」の解説は、「茂原下痢症」の解説の一部です。
「「茂原下痢症」の命名」を含む「茂原下痢症」の記事については、「茂原下痢症」の概要を参照ください。

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