「失われた大隊」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/03/23 07:19 UTC 版)
「バージル・ミラー」の記事における「「失われた大隊」」の解説
1944年10月、第36歩兵師団(英語版)第141歩兵連隊(英語版)第1大隊はブリュイエール方面に進出する。しかし、あまりにも突出し過ぎたためにドイツ軍に後方を遮断されて孤立してしまった。この時、第1大隊を救出するべく派遣されたのがミラー中佐に率いられた第442連隊戦闘団の将兵であった。 10月26日、第442連隊戦闘団は包囲部隊に対する攻撃を開始した。苛烈な白兵戦の中で第442連隊戦闘団は大きな損害を被りながらも戦い続け、10月30日にはついに第1大隊の救出を果たしたのである。後にミラーが語ったところによれば、この戦闘で救出された兵士は211名だったが、その3倍以上にもなる800人以上の兵士が負傷ないし戦死したという。救出作戦の後、第442連隊戦闘団および第1大隊はそれぞれ補充を受けて前線に復帰した。この戦功から大佐に昇進したミラーは第442連隊戦闘団の連隊長(Regimental Commander)に就任している1945年1月5日、ミラーはかつて勤務した第65歩兵連隊の連隊長に任命されるが、1月17日にはこの職を辞して第442連隊戦闘団連隊長職への復帰を選んだ。また、彼は「失われた大隊」の救出によって銀星章を受章している。
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