「エスキモー」呼称の問題
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/07 13:52 UTC 版)
「エスキモー」の記事における「「エスキモー」呼称の問題」の解説
「エスキモー」という言葉は、アラスカエスキモーと居住域が隣接していた亜極北のアルゴンキン系インディアンの言葉で「かんじきの網を編む」という意味である。これが、東カナダに住むクリー族の言葉で「生肉を食べる者」を意味する語と誤って解釈されたことから、「エスキモー」という呼称はある時期においてしばしば侮蔑的に使用された。これには、生肉を食べる行為を野蛮であるとみなす人々の偏見が背景にある。 しかし、シベリアとアラスカにおいては「エスキモー」は公的な用語として普通に用いられている。また、本人たちが「エスキモー」と自称している場合は置き換えないマスコミも@media screen{.mw-parser-output .fix-domain{border-bottom:dashed 1px}}多い[要出典]。 ヴィルヒャムル・ステファンソンは北極に住む彼らの元を訪れ、一緒に暮らした経験がある。彼が生きていたころは普通に「エスキモー」と呼ばれており、差別用語でもなんでもなかった。1913年に出版されたステファンソンによる著書の題名は『My Life with the Eskimo』(『エスキモーとの暮らし』)である。
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