БЭСМ-1
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/16 20:28 UTC 版)
БЭСМ-1は、当初の名称を単にБЭСМといい、またあるいはБЭСМ-АН (科学アカデーミヤのБЭСМ) とも呼ばれた。1952年に完成した。セルゲイ・レベデフが設計し1機のみが作成された。БЭСМ-1はおよそ5000本の真空管を用い、当時ヨーロッパ最速のコンピュータであった。39ビット長の語を用いて浮動小数点数を表現した。32ビットが仮数部、1ビットが符号部、6ビットが符号付指数部であった。これは10−9から1010の数を表現できる。БЭСМ-1は1024語の読み書き可能の磁気コアメモリと、1024語の読み出し専用のダイオードメモリを備えていた。また外部補助記憶装置として、30000語記録可能な磁気テープ装置を4台と、5120語を毎秒800語でアクセス可能な磁気ドラム装置も備えていた。БЭСМ-1は8から10キロフロップスの性能を有していた。消費電力は冷却装置を除き、およそ30kWであった。 БЭСМ-2も真空管式コンピュータであった。 БЭСМ-3およびБЭСМ-4はトランジスタ式のコンピュータで、そのアーキテクチャはM-20およびM-220に似ていた。語長は45ビットであった。БЭСМ-4は30機生産された。 EPSILONは、文字列やリストの操作を含む高レベルのマクロ言語で、ノヴォシビルスクのアンドレイ・イェルショフ(英語版)によって1967年に作成され、M-220上のALGOL68の実装に用いられた。
※この「БЭСМ-1」の解説は、「BESM」の解説の一部です。
「БЭСМ-1」を含む「BESM」の記事については、「BESM」の概要を参照ください。
- БЭСМ-1のページへのリンク