冠者

デジタル大辞泉

か‐ざ〔クワ‐〕【^▽冠^▽者】

読み方：かざ

《「かじゃ」の直音表記》「かんじゃ（冠者）」に同じ。

「—の君の御さま」〈源・少女〉

か‐じゃ〔クワ‐〕【^▽冠者】

読み方：かじゃ

「かんじゃ」の撥音の無表記。「太郎—」

かん‐ざ〔クワン‐〕【冠^▽者】

読み方：かんざ

《「ざ」は「じゃ」の直音表記》「かんじゃ（冠者）1」に同じ。

「—の御座、引き入れの大臣(おとど)の御座、御前にあり」〈源・桐壺〉

かん‐じゃ〔クワン‐〕【冠者】

読み方：かんじゃ

１ 元服して冠をつけた少年。転じて、若者。若輩。かじゃ。

「その—しかるべき所に宮仕へしける程に」〈今昔・二九・一一〉

２ 六位で無官の人。

「匡房卿はいまだ無官にて、江—とてありけるを」〈十訓抄・一〉

３ 召使いの若者。

「郎等—ばら、主の心を知りて恐れて是をとかず」〈略本沙石集・八〉

難読語辞典

冠者

読み方：カンジャ（ｋａｎｊａ），　カザ（ｋａｚａ），　カジャ（ｋａｊａ）

元服式を済ませて、冠を着けている少年

Wiktionary日本語版（日本語カテゴリ）

冠者

出典:『Wiktionary』 (2021/08/13 02:54 UTC 版)

名詞

冠 者 (かざ, かじゃ, かんざ, かんじゃ)

1. 元服を済ませて、冠（かんむり）を載せている少年。
2. 六位で無官の人。
3. 召し使いの若者。

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「 冠者」の例文・使い方・用例・文例

• 誓文払いという,商人などが冠者殿に参詣し平素客をだました罪を免れるように祈る行事