馳浩
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政治家として
政策
- 憲法改正と集団的自衛権の行使に賛成[41]。
- アベノミクスを評価する[41]。
- 原発は日本に必要[41]。
- 首相の靖国神社参拝は問題ない[41]。
- 村山談話を見直すべきでない[41]。
- 野田聖子の選択的夫婦別姓制度導入に賛成していた[42]。一方、2014年のアンケートでは、選択的夫婦別姓制度導入に反対[43]、と答えている。
- 漫画・アニメ・ゲーム・映画を規制する青少年健全育成基本法案の担当者として、13年以上この法案に関わっている[44]。
- 国会で「青少年の健全育成の為に表現規制は憲法上許される」として青少年健全育成基本法案に賛同した[45]。
- 2018年の時点で同性婚制度導入に反対[46]。
発言
- 2015年12月14日、東京五輪・パラリンピックのメイン会場予定となる新国立競技場のデザイン案について、森喜朗の発言に対して「(A案・B案)両方ともいい。本当にB案がいいって言ったの?」と、森の発言に驚いたと報道された[47]
- 2015年10月13日、文部科学大臣に就任してまもなくの記者会見で、教員時代に体罰を行っていたことを認め、「私に竹刀で殴られた高校生たちに謝罪をしたいと思う」と述べた上で、「体罰はあってはならない」と強調した[48]。
- 2016年、岐阜大学が卒業式などで国歌斉唱をしない方針を示したことを、馳浩文部科学相が「恥ずかしい」などと批判した[49]。この発言は、憲法学者などから撤回を求められるなど、批判を受けた[49]。
- 2016年8月2日、文科大臣を退任する時に「雨上がり、深呼吸して夏の空」と俳句を詠むと、当時事務次官だった前川喜平が「仰ぐ空、名残を惜しむ蝉の声」と返句。この句の冒頭は元々、元の句とそろえた「夏の空」だったが、それだと季語が二つになるとして馳が添削した[50]。
主張
- 2009年6月10日の衆議院文部科学委員会で、新しい歴史教科書をつくる会の『新編 新しい歴史教科書』(自由社)について、改正教育基本法を生かした唯一の教科書だと述べた。また、韓国が抗議声明を出すのは内政干渉だとし、教科書検定の近隣諸国条項や河野談話の見直しを訴えた。
- 社会保障について発生する諸問題には積極的に追及を行っている。2012年の通常国会では芸能人親族生活保護受給騒動について、お笑いコンビキングコングの梶原雄太が自宅マンションの隣に実兄を住まわせていたことを脱法行為として指摘している。
- 2015年7月7日、東京五輪・パラリンピック推進議員連盟事務局長として、国立競技場有識者会議(第6回)に出席した[51][52]。
- 2016年3月31日に東京ドームで開催された『ラブライブ!』出演声優によるユニット・μ'sのファイナルライブ「ラブライブ! μ's Final LoveLive!〜μ'sic Forever♪♪♪♪♪♪♪♪♪〜」に、新日本プロレスオーナー兼(アニメ製作委員会に参加している)ブシロード社長の木谷高明の招待で観覧し「ラブライバー大臣と呼んでください」と語った[53][54]。石川県知事就任後の2023年6月の記者会見では、金沢市を舞台とした『ラブライブ!蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ』と県のタイアップ企画を取り上げ、μ'sのライブについても「ペンライトを持って踊りましたがですね、あの一体感は本当に楽しかったですね」と触れた[55]。
不祥事
- 視察でのセクシャルハラスメント
2020年4月22日、虐待や性暴力の被害に遭った10代の女性らを支える一般社団法人「Colabo」が運営するバスカフェ「TsubomiCafe」を視察した際、事前連絡を大幅に超える人数で視察に訪れ、少女に対するセクシャルハラスメントがあったとして謝罪を求められた[56][57]。馳議員含む視察に参加した国会議員らは「率直におわび申し上げたい」などと謝罪のコメントを出した[58][59]。安倍首相も参院予算委員会で謝罪し、馳を電話で厳重注意した[60]。団体代表の仁藤夢乃は4月26日現在謝罪どころか連絡もないとし、本人がブログでセクハラを全く意識に残っておりませんと記述したことについてセクハラを認めることや、一人ひとりから文書での謝罪を求めていることについての抗議と要望が無視されていることについて憤っている[59][61]。
- 五輪汚職事件をめぐって
2023年11月17日の講演で、馳は2020年東京オリンピック招致活動中に国際オリンピック委員会委員に官房機密費を使い贈答品を送ったと発言。同日中に、「誤解を与えかねない不適切な発言だった」として撤回したが、その後の県議会では「撤回済み」を理由に同じ答弁を繰り返し、記者会見でも馳は説明を拒否した[62][63]。また当時の馳のブログには贈答品を想起させる記述があり[64][65]、馳はこれを事実と認めた[66]。
- 政治資金パーティー収入の裏金問題
自民党派閥の政治資金パーティー収入の裏金問題に絡み、2024年1月21日、国会議員時代に所属していた清和政策研究会(安倍派)から2022年までの5年間で自身の政治団体に計819万円のキックバック(還流)を受けていたことを明らかにした[67]。馳によると、派閥からキックバックされていた金額について、同月11日に安倍派の塩谷立座長から直接連絡があったという。議員時代の秘書に確認したところ、政治資金収支報告書への不記載が判明。秘書は一部を政治活動の旅費や通信費など事務所経費に支出したといい、馳に対し「清和研から収支報告書に記載しなくてもよいと聞いていたので、それに従い処理した」と説明したという。馳は「常々、適正に処理するよう指示してきた」と釈明した上で、「政治資金規正法にのっとり適切に処理されるべきもの。私の監督不行き届きだ」と話した[68]。
- 違法政治献金問題
馳が代表を務める政党支部が石川県の補助金を受けていた金沢市内の企業から2012年から2013年にかけて232万円の献金を受けていたことが、2015年10月に判明した[69][70]。全額を同月15日に返還した[69]。政治資金規正法は、国から補助金の交付決定通知を受けた企業に1年間、政党(支部を含む)や資金管理団体への政治献金を禁じ、政治家がそれを知りつつ受け取った場合は違法[69]。返金について、馳は「大臣という立場でもあり、誤解を招かないように返金した」と説明した[70]。
- 会見拒否問題
2018年の知事選での公約の1つに月に一度、定例会見を開催することを挙げていた[71]。2023年1月の定例記者会見で、石川テレビの記者が「年始の試合をニュースで取り上げたいと主催団体に映像を使えないか打診したが、馳知事が『石川テレビには貸せない』と言ったとのことだった。その意図は何か」と質問すると、馳は「石川テレビが制作した『裸のムラ』という商業映画は、私や県の職員の映像を無断で使用している。肖像権の取り扱いとして倫理的に納得できていない」と理由を述べた上で、「報道と地方公務員の肖像権の取り扱いは普遍的な問題」として来月の定例会見に石川テレビ社長・林寛子の出席を求めた[72]。一方、石川テレビは2月中旬に「報道の目的である公共性、公益性にかんがみて特段の許諾は必要ない」と、林が定例会見に出席しない意向を明らかにした[73]。3月以降、社長出席を再開条件に定例会見を開いていない[73][74]。県政記者クラブに加盟する報道8社はこれを受けて定例会見の再開を求める申入書を作成したが、受け取りを拒否した[75][76]。代わりに「県民に知らせたいことがある場合には随時、会見を開くことにした」として週に1回程度「県民会見」と名付けた会見を行っているが、県の都合がいい時にしか行われない懸念がある[72][77]。馳は石川テレビ社長が浅忠史に交代後も引き続き出席を求めている[78]。専門家やメディアからは一連の動きについて、問題の棚上げや知る権利の妨害、不当圧力という指摘がある[79][80][81]。
所属団体・議員連盟
- 自民党たばこ議員連盟[82]
- 感染対策を資材と方法から考える超党派議員連盟[83]
- 神道政治連盟国会議員懇談会[84]
- みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会[84]
- 親学推進議員連盟
- LGBTに関する課題を考える議員連盟 (会長、呼びかけ人)[85][86]
- 例外的に夫婦の別姓を実現させる会
- 恒久平和のために真相究明法の成立を目指す議員連盟
- 日朝国交正常化推進議員連盟
- 日朝友好議員連盟
- 日本教職員組合問題究明議員連盟
- マンガ・アニメ・ゲームに関する議員連盟(幹事長)
- TPP交渉における国益を守り抜く会
- ラグビーワールドカップ2019日本大会成功議員連盟
- 日本語教育推進議員連盟(事務局長)
- 格闘技振興議員連盟 (会長)
2022年7月現在の役職
(政治団体関係の役職を除く)
- 石川県知事
- 公益財団法人 日本レスリング協会 副会長
- 一般財団法人 日本ドッジボール協会 会長
- 一般社団法人 日本キンボールスポーツ連盟 名誉会長
- IRいしかわ鉄道株式会社 取締役会長
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