阪神高速32号新神戸トンネル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/23 08:24 UTC 版)
延伸計画
神戸空港まで南伸する構想があり、神戸中央線南伸部と呼ばれている。
歴史
開業当初は、現在北行トンネルとなっている新神戸トンネル1本のみが供用され暫定2車線[要出典]となっており、対面通行となっていた。
当路線は神戸市の事業として建設され、神戸市道路公社が新神戸トンネル有料道路として管理・運営をしていたが、新神戸トンネルの前後区間で阪神高速を利用した場合でも連続走行が適用されず各区間ごとの料金が必要となり割高となる事が問題視されていたほか、阪神高速道路が距離制料金へ移行する事もあり、2012年の夏までに同社へ移管する事とされた[10]が、事務手続きの遅れなどにより同年10月1日へ延期された[11][12]。
- 1971年(昭和46年) : 慢性渋滞が深刻な兵庫県道15号神戸三田線(箕谷以南は1982年4月1日から国道428号重複)のバイパスとして神戸市が着工する。
- 1976年(昭和51年)5月15日 : 供用を開始する。
- 1988年(昭和63年) : 東側に増設した第二新神戸トンネルを南行きとして4車線化する。
- 2006年(平成18年)3月30日 : 布引側を生田川交差点付近まで延伸する。
- 2012年(平成24年)10月1日 : 管理・運営主体を、神戸市道路公社から阪神高速道路株式会社に移管する。
経由する路線バス
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このトンネルや周辺の阪神高速各線の開通によって、三宮から有馬温泉や三木・小野へは神戸電鉄を利用するよりもバスで早く行く事ができるようになった。同電鉄では近年、鉄道利用者の路線バスへの流出が著しく[13]、特に神姫バスと競合する粟生線では、年間10億円以上の赤字を計上している[14]。
箕谷ランプにある公営駐車場は、全国に先駆けてパークアンドライド方式の実証が行われたもので、同方式の成功事例として取り上げられる。
高速バス
- ウエスト神姫(山崎 - 三ノ宮線)
- 神姫バス・淡路交通(三ノ宮 - 西浦線・三ノ宮 - 洲本線・三ノ宮 - 福良線)
- 神姫バス・とさでん交通 神戸 - 高知
- 神姫バス・伊予鉄道 神戸 - 松山
- 四国交通 神戸 - 阿波池田
- 神姫バス・山陽バス・阪神バス・徳島バス 神戸 - 徳島
- 日本交通 弁天町・なんば ‐ 鳥取・倉吉・米子
- 全但バス 神戸 - 湯村温泉・浜坂駅、神戸 - 城崎温泉
- 京都交通・日交シティバス 神戸 - 福知山、神戸 - 舞鶴
- 神姫バス・両備バス・中鉄バス 神戸 - 岡山・倉敷線
- 神姫バス・広交観光「神戸エクスプレス」 神戸 - 広島
- 西日本ジェイアールバス「有馬エクスプレス神戸号」 神戸 - 有馬温泉
- 阪急観光バス・西鉄バス「ムーンライト号」 京都・大阪・神戸 - 福岡
- 中国バス「神戸ライナー」 神戸 - 福山・府中・尾道
- 近鉄バス・防長交通「カルスト号」 京都・大阪・神戸 - 山口・萩
- 神姫バス・中国ジェイアールバス「ポート・レイク号」 神戸 - 松江・出雲
- これ以外の高速バスでも、第二神明道路や阪神高速3号神戸線で通行止めや大渋滞が発生した場合は、阪神高速7号北神戸線経由、または一般道から新神戸トンネルに迂回することがある。
一般路線バス
- 回送時も使用する。箕谷出入口付近にはこの路線の利用を前提としたパークアンドライドのための自動車駐車場とバス停が整備されている。
- 神姫バス:当社の各路線では高速バス車両が使用される場合が多い。
- 阪急バス(山口営業所)・神姫バス(神戸営業所)(共同運行)
- 神戸空港 - 三宮バスターミナル - 谷上駅 - 有馬口 - 有馬温泉
- みなと観光バス
- ^ 実際は入口が旭通で、出口が吾妻通となる。
- ^ “大阪府道高速大阪池田線等に関する協定” (PDF). 独立行政法人日本高速道路保有・債務返済機構. 2015年9月23日閲覧。
- ^ 新神戸トンネル、国認可 10月1日運用開始 - 神戸新聞(2012年6月30日付、同年7月18日閲覧)
- ^ a b “新神戸トンネル有料道路”. 神戸市道路公社. 2012年10月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年9月16日閲覧。
- ^ a b “約4・8kmの天井板を夜間通行止めで撤去〜32号新神戸トンネル〜”. 道路構造物ジャーナル. 鋼構造出版 (2015年3月1日). 2021年10月2日閲覧。
- ^ 外部リンク(阪神高速道路「新神戸トンネルがかわります」)より。(2013年7月6日閲覧)
- ^ 神戸長田トンネル、ボルト8本に不具合 阪神高速 - 神戸新聞(2012年12月8日付、同月9日閲覧)
- ^ “新神戸トンネル:天井板撤去方針”. 毎日新聞. (2013年4月10日) 2013年7月6日閲覧。
- ^ 1.ぼくたちが使う水はどこから来るの?(vol.13 〜暮らしをうるおす水~神戸の水道・下水道〜) - こうべ市政なび(神戸市、2013年7月6日閲覧)
- ^ “新神戸トンネル 来夏、阪神高速に移管へ”. 神戸新聞. (2011年10月19日). オリジナルの2012年5月20日時点におけるアーカイブ。 2011年11月9日閲覧。
- ^ a b “新神戸トンネル 阪高移管、10月1日で合意”. 神戸新聞. (2012年3月22日). オリジナルの2012年4月26日時点におけるアーカイブ。 2012年5月24日閲覧。
- ^ a b 新神戸トンネルがかわります - 阪神高速道路(2012年7月8日、同年10月5日閲覧)
- ^ 前回会議時にご指摘・ご要望のあったデータ・事項等について (PDF) p.13ほか - 神戸電鉄粟生線活性化協議会(神戸電鉄、2013年7月6日閲覧) ※第2回神戸電鉄粟生線活性化協議会(2010年1月28日実施)資料
- ^ 神戸電鉄・粟生線 11年度中に存廃判断へ - 神戸新聞(2010年11月27日付) ※インターネットアーカイブ(2013年7月6日閲覧)
- ^ 未命名であったジャンクション10か所における名称決定について - 阪神高速道路、2018年6月28日、同日閲覧。
- ^ 新神戸トンネル連続利用割引 〜3号神戸線への適用のお知らせ - 神戸市道路公社
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