足立の花火 足立の花火の概要

足立の花火

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/23 04:06 UTC 版)

足立の花火
足立の花火(写真は2016年)
概要
通称、略称 足立の花火
旧名称 千住の花火大会
足立の花火大会
開催時期 7月最終土曜日の前週の土曜日[1]
初回開催 1979年昭和54年)8月11日
会場・場所 荒川河川敷
打ち上げ数 12000発
主催 足立区観光交流協会
足立区
人出 700000人(2023年)
最寄駅 JR東武伊勢崎線東京メトロ千代田線日比谷線TX北千住駅
東武伊勢崎線小菅駅五反野駅梅島駅
外部リンク あだち観光ネット
備考
前身である千住の花火大会は1924年大正13年)〜1959年(昭和34年)(戦時中中断あり)開催。現在の大会として復活するのは1979年(昭和54年)。2011年平成23年)と2012年(平成24年)は10月に開催された。
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概要

公式タイトルは「第○回足立の花火」(○には数字が入る)。よく「足立の花火大会」といわれることもあるが、第30回(2008年平成20年))からは「足立の花火」が正式名称である。

開催日は例年、7月最終土曜日の2日前の木曜日[1]。 であったが、2011年東日本大震災発生を受け、熟考の結果10月開催に、翌2012年も同時期開催だった。

長年、隅田川花火大会の2日前木曜日が開催日の定番だった。しかし、2013年からは隅田川花火大会の1週前土曜日と変化し、夏に行われる東京の大規模花火の先陣としての存在でもある。(詳細は#備考参照)

2020年に限っては、東京2020オリンピック・パラリンピックの機運醸成として5月30日の開催予定を発表していたが新型コロナウイルスの感染拡大防止の為中止となった。翌2021年以降も中止となり、2019年に開催された第41回大会から3年間実施されていなかった。

2023年に第45回足立の花火として4年ぶりに開催される予定である。[2]

歴史

千住の花火大会

起源は明治時代千住大橋が二重の太鼓橋様式の木橋として再架橋されたことを祝い、花火を打ち上げたのが最初と言われるが記録は残っていない。日露戦争の凱旋として打ち上げたことが最古の記録として残っている。そして1924年大正13年)8月13日千住新橋の開通を記念して「千住新橋開通記念花火大会」を開催し、翌年からは「千住の花火大会」として開催された。[3]。以後毎年開催され、「両国の花火」同様、夏の風物詩として多くの庶民に親しまれるようになる。

第二次世界大戦により1939年昭和14年)をもって一時中断するが、終戦後の1949年昭和24年)より再開、この年は8月13日に開催される。その後も足立区民の憩いとして定着する。しかし、1959年(昭和34年)には台風の影響で中止し、1960年(昭和35年)以降は河川敷の改修工事にともない「千住の花火大会」は幕を閉じた。

足立の花火

1970年代になると、足立区民から花火大会復活を望む声が区に多く寄せられるようになる。

1978年(昭和53年)8月の足立区民納涼大会で約800発の花火を打ち上げたところ、これが大好評を得たことにより、翌年の1979年(昭和54年)8月11日足立の花火大会」と名称を改め復活。前身「千住の花火大会」の終了から20年後のことである。この年は3,700発が打ち上げられ、復活を待ちわびた多くの観衆を酔わせた。

その後も「足立の花火」として毎年7月下旬に開催されるようになり、現在も足立区民や多くの花火ファンに親しまれている。

会場

会場
打ち上げ
  • 花火打ち上げは、千住側から行われる。

観覧について

  • 主催者発表の会場は無料で入場でき、主に荒川北岸もしくは南岸での観覧となる。
  • 会場内には、有料指定席があり、毎年チケットぴあより販売されている。
  • 前日までの場所取りは禁止となっている。
  • プレジャーボートや橋の上での観覧は禁止。
  • 会場内は禁煙である。

  1. ^ a b 2020年は5月30日に開催予定を発表。
  2. ^ a b 第45回足立の花火(2023)”. 2023年7月21日閲覧。
  3. ^ 東京都・荒川で「第36回足立の花火」! 名物のナイアガラなど約1万2,000発”. 株式会社マイナビ(マイナビニュース) (2014年6月26日). 2017年3月20日閲覧。


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