石狩平野 石狩平野の概要

石狩平野

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/07 05:11 UTC 版)

上空から見た石狩平野

概要

拡大

Clip
石狩平野周辺

北は増毛山地、東は夕張山地、西は日本海、南は後志火山性台地や樽前火山麓に囲まれている[1]。南の勇払平野と併せて石狩低地帯と呼ばれている[2]

北海道最大の一級河川である石狩川の中流・河口付近にあたる。

石狩川左岸地帯には、札幌市江別市千歳市岩見沢市滝川市深川市などの都市が続き、この地帯で北海道全体の5分の2以上にあたる人口220万人を擁する[1]。一方、石狩川右岸地帯は、新篠津村月形町浦臼町など農村地帯になっている[1]石狩振興局空知総合振興局にまたがっており、石狩平野のうち空知管内に含まれる部分を特に空知平野とも呼ぶ。

明治以降の北海道開拓前、石狩川やその支流および大小の池沼の間には「石狩大湿原」と呼べる、総面積6万3110ヘクタール湿地が広がっていた。札幌都市圏の鉄道や古くからの市街地は、点在する湿地を避けるように建設された。排水路の建設や治水を目的とした蛇行河川の直線化による土地の乾燥、客土など土地改良が進められて湿原は次第に消滅し、農業地帯に生まれ変わった[4]

関連項目


  1. ^ a b c d 石狩平野 石狩市、2022年11月29日閲覧。
  2. ^ a b 尾崎正紀・小松原琢「石狩低地帯及び周辺地域の 20 万分の 1 陸域地質図及び説明書」 地質調査総合センター、2022年11月29日閲覧。
  3. ^ 日本一広い平野はどこ? トップ3とあわせて 日本の地形の特徴もおさえよう【親子で学ぶ日本地理】 | HugKum(はぐくむ)”. hugkum.sho.jp (2023年2月23日). 2024年2月7日閲覧。
  4. ^ 【あっちこっち湿地】(4)開発前の石狩地方に巨大湿原(山田伸一=北海道博物館学芸主査)『北海道新聞』夕刊2021年7月26日2面


「石狩平野」の続きの解説一覧




石狩平野と同じ種類の言葉


固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「石狩平野」の関連用語

石狩平野のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



石狩平野のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの石狩平野 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS