田口鉄道デキ50形電気機関車
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/11/11 03:22 UTC 版)
主要諸元
- 全長:11,052mm
- 全幅:2,730mm
- 全高:4,150mm
- 運転整備重量:40.0t
- 電気方式:直流1,500V(新造時:架空電車線方式)・直流600V(渥美線転用後)
- パンタグラフ:新造時:東洋電機C形・渥美線デキ451後期:PS13タイプ
- 軸配置:B+B
- 台車形式:板台枠式
- 主電動機:TDK522-A(端子電圧750V時1時間定格出力111.9kW、端子電圧600V時1時間定格出力90kW)×4基)
- 歯車比:70:18(3.89)
- 1時間定格出力: 360kW(600V定格)・448kW(1,500V定格)
- 1時間定格引張力:4,800kg(600V定格)・4,850kg(1,500V定格)
- 1時間定格速度:27.1km/h(600V定格)・33.8km/h(1,500V定格)
- 動力伝達方式:歯車1段減速、吊り掛け式
- 制御方式:抵抗制御、2段組合せ制御
- 制御装置:電動カム軸式
- ブレーキ方式:No.14EL空気ブレーキ、手ブレーキ
脚注
注釈
出典
参考文献
書籍
- 日本車輌製造 『日本車輛製品案内 昭和4年(電気機関車)』日本車輌製造、1929年。
- 日本車両鉄道同好部・鉄道史資料保存会 『日車の車輌史 図面集-戦前私鉄編 上』鉄道史資料保存会、1996年。ISBN 978-4885400964。
- 日本車両鉄道同好部・鉄道史資料保存会 『日車の車輌史 図面集-戦前私鉄編 下』鉄道史資料保存会、1996年。ISBN 978-4885400971。
- 日本車両鉄道同好部・鉄道史資料保存会 『日車の車輌史 写真集-創業から昭和20年代まで』鉄道史資料保存会、1996年。ISBN 978-4885400988。
雑誌
- 「私鉄専用鉄道の電気機関車 豊橋鉄道」『世界の鉄道'69』、朝日新聞社、1968年10月、 78 - 79頁。
- 「日本の私鉄及び会社専用線電気機関車諸元表(1968年3月調べ)」『世界の鉄道'69』、朝日新聞社、1968年10月、 178 - 185頁。
- 「日本のローカル私鉄 豊橋鉄道」『世界の鉄道'75』、朝日新聞社、1974年10月、 71 - 74頁。
- 「日本の私鉄車両 諸元表」『世界の鉄道'75』、朝日新聞社、1974年10月、 162 - 163頁。
- 白井良和「中京・北陸地方のローカル私鉄 7 奥三河に咲いたローカル線 田口線の回想」『鉄道ピクトリアル』第461巻、電気車研究会、1986年3月、 58 - 63頁。
- 非営利活動法人 名古屋レール・アーカイブス 2008年10月 NRA NEWS No.4
- ^ このような事情から、田口鉄道線全通と前後して、同線と接続する森林鉄道4路線が帝室林野局の手で1931年から1940年にかけて建設されている。
- ^ 同形電動機を採用し、発電ブレーキ非搭載の平坦線用姉妹機種である伊勢電気鉄道521形521では、機器室内にのみ抵抗器が搭載されていた。車体機器室部分に設置された側面通風器の開口部面積も伊勢電気鉄道521より本形式の方が大きくなっており、発電ブレーキ常用を前提とする車体設計となっていることが見て取れる
- ^ 1968年の改番で、電気機関車のデキ○○0の○○は、機関車の重量の数字が入るものであったが、すでに40tの電気機関車(ED401)が在籍していたことがあり、デキ450形となったという。
- ^ 電車については豊川鉄道・鳳来寺鉄道・田口鉄道の電車を参照。
- ^ 製造中の1943年(昭和18年)に豊川鉄道が戦時買収されたため、1944年(昭和19年)8月の完成時点から私鉄籍を持つことなく、国鉄籍に編入されている。1952年までは豊川鉄道で付番する予定であったデキ54であった。
- ^ ED30 1のプレートがつけられているが、無車籍の構内用移動機械扱いであった。
[前の解説]
「田口鉄道デキ50形電気機関車」の続きの解説一覧
- 田口鉄道デキ50形電気機関車のページへのリンク