狩場茂津多道立自然公園 狩場茂津多道立自然公園の概要

狩場茂津多道立自然公園

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/05/14 08:34 UTC 版)

狩場茂津多道立自然公園
Kariba-Motta Prefectural Natural Park
狩場山系
分類 自然公園
所在地
座標 北緯42度36分35秒 東経139度51分11秒 / 北緯42.60972度 東経139.85306度 / 42.60972; 139.85306座標: 北緯42度36分35秒 東経139度51分11秒 / 北緯42.60972度 東経139.85306度 / 42.60972; 139.85306
面積 22,647ヘクタール
開園 1972年
運営者 北海道
事務所 檜山振興局保健環境部環境生活課
後志総合振興局保健環境部環境生活課
事務所所在地 北海道檜山郡江差町字陣屋町336-3
北海道虻田郡倶知安町北1条東2丁目
公式サイト 狩場茂津多道立自然公園

概要

公園区域は狩場山地の山岳地域、弁慶岬から太櫓海岸にかけての海岸地域、大平山山岳地域からなる[1]狩場山の周辺地域は林野庁の指定する「狩場山地須築川源流部森林生態系保護地域」になっており、ほぼ原生状態で存在しているブナを主とする森林生態系を保護している[2]。江ノ島海岸は「日本の渚百選[3]賀老の滝は「日本の滝百選」に選定されている[4]

自然

狩場山の標高900 m以下は北限に近いブナの林が広がり、上限は狭いダケカンバ帯となってハイマツ帯に続いている[1]。ブナ帯とダケカンバ帯の間に針葉樹林帯を形成せず、ブナ林の中にアオトドマツが点在しているのが地域の特色になっている[1]。高山帯のうち、残雪の多く残る平坦地にはエゾゼンテイカイワイチョウウメバチソウなどの湿性の高山植物を見ることができる[1]。尾根筋の乾燥した岩礫地ではハイマツ群落が広く分布している[1]。一帯はヒグマの生息が多く、シマリスノゴマといった各種野生鳥獣が生息しており、豊かな生態系が維持されている[5]

弁慶岬から瀬棚海岸にかけ、茂津多岬周辺を除いて岩礁海食崖が発達しており、小規模ながら変化に富んだ海岸景観を形成している[6]。茂津多岬は狩場山の溶岩流が削られて柱状節理の海食崖を形成している[6]。大平山周辺も広くブナの林に囲まれており、山頂部は各種の高山植物に加えてオオヒラウスユキソウなどの固有種を有する地域になっている[6]

景勝地

施設




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