北区 (名古屋市) 概要

北区 (名古屋市)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/05 17:41 UTC 版)

概要

名古屋市の北部に位置し、JR中央線地下鉄名城線名鉄瀬戸線名鉄小牧線などの鉄道、名古屋高速道路1号楠線国道19号41号などの幹線道路が南北に走っている[1]

以前は区内に工場が多く見られたが、現在は撤退し[1]、その跡地に大規模な公営住宅やマンションが多く見られる。[2]

「北区」の区名を持つ現存の行政区のうちでは最も古い[注 1]

地理

地形

河川

主な川

湖沼

主な池
  • 御深井池
  • 六が池

主な地域

区内各町については記事末尾の「名古屋市北区の町・字」および名古屋市の地名#北区を参照

人口

北区の人口の推移
2000年(平成12年) 167,450人
2005年(平成17年) 166,503人
2010年(平成22年) 165,845人
2015年(平成27年) 165,357人
2020年(令和2年) 163,321人
総務省統計局 国勢調査より[3]

隣接自治体・行政区

名古屋市の行政区
他の市町村

歴史

1956年頃の黒川

古代

西志賀町西志賀遺跡からは弥生時代前期、平手町志賀公園遺跡は弥生時代から中世期の遺物が出土しており[1]、少なくとも弥生時代には当地に生活する人々がいたようである。また、式内社として区内には綿神社・多奈波太神社羊神社別小江神社・大井神社・味鋺神社と6社があり、神社を中心に居住者があったようである[1]

中世

中世期には現在の志賀公園にあたる地に織田信長家老として知られる平手政秀の邸宅があり[1]、付近を治めていたという。

近世

江戸時代

江戸時代当地は尾張藩に属し、成願寺村・中切村・福徳村・光音寺村・喜惣治新田・大蒲新田・如意村・味鋺村・味鋺原新田・志水蓮池新田・杉村・大曽根村・矢田村・山田村・辻村・上飯田村・安井村・東志賀村・西志賀村・田幡村の20村が所在し、主に農業により生計を立てていた[4]

近代

明治時代

明治時代に入り、市制町村制が施行されると、金城村杉村六郷村萩野村川中村如意村味鋺村の7村に集約された[4]。 その後も合併が進み、1906年(明治39年)には如意・味鋺両村が楠村1933年(昭和8年)には萩野・川中両村が萩野村となった[4]

近現代

昭和時代
  • 1944年昭和19年) - 東区と西区の一部地域を併せる形で北区が設置される[4]
  • 1946年(昭和21年) - 東区六郷学区を編入する[4]
  • 1951年(昭和26年) - 中区上名古屋町字北野を編入する[4]
  • 1955年(昭和30年) - 西春日井郡楠村を編入する[4]
  • 1988年(昭和63年) - 市制百周年を記念し、公募により「北」を象った区のシンボルマーク制定[1]

現代

平成時代



注釈

  1. ^ 現存しない区では大阪市旧北区(現北区の主要部分)が最古。

出典

  1. ^ a b c d e f g h i j k 水野時二・林薫一・岩崎公弥監修 1992, p. 168.
  2. ^ 水野時二・林薫一・岩崎公弥監修 1992, p. 170.
  3. ^ 「毎月1日現在の世帯数と人口(全市・区別)」
  4. ^ a b c d e f g 水野時二・林薫一・岩崎公弥監修 1992, p. 169.
  5. ^ SAKUMACHI商店街
  6. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac ad ae af ag ah ai aj ak al am an ao ap 北区制50周年記念事業実行委員会編 1994, p. 580.
  7. ^ a b 北区制50周年記念事業実行委員会編 1994, p. 271.
  8. ^ a b c d e f g h 北区制50周年記念事業実行委員会編 1994, p. 273.
  9. ^ 北区制50周年記念事業実行委員会編 1994, p. 274.
  10. ^ a b 北区制50周年記念事業実行委員会編 1994, p. 275.
  11. ^ a b c d e 北区制50周年記念事業実行委員会編 1994, p. 277.
  12. ^ 北区制50周年記念事業実行委員会編 1994, p. 278.
  13. ^ a b 北区制50周年記念事業実行委員会編 1994, p. 279.
  14. ^ 北区制50周年記念事業実行委員会編 1994, p. 283.
  15. ^ a b c 北区制50周年記念事業実行委員会編 1994, p. 491.
  16. ^ 北区制50周年記念事業実行委員会編 1994, p. 493.
  17. ^ 北区制50周年記念事業実行委員会編 1994, p. 495.
  18. ^ a b c 北区役所教育課編 1964, p. 52.
  19. ^ 『西枇杷島郡誌』西枇杷島郡教育会、1923年、637頁。
  20. ^ 「関西僧尼学」とも称していたようである(北区役所教育課編『北区誌』北区役所総務課、1964年、52頁)。
  21. ^ 郷土誌かすがい第31号2013年7月14日閲覧。
  22. ^ a b 北区役所教育課編 1964, p. 51.
  23. ^ 『愛知県警察風土誌』愛知県警察本部警務部教養課、1981年、35頁。
  24. ^ a b c 愛知県警察史編集委員会編 1975, p. 277.
  25. ^ 名古屋市WEBサイト 消防学校”. 2013年5月19日閲覧。
  26. ^ 名古屋市都市計画基本図「名古屋城」(昭和33年作成)”. 2014年1月5日閲覧。
  27. ^ a b 学校法人愛知朝鮮学園 愛知県民族教育の沿革 1945年~1969年”. 2014年1月5日閲覧。
  28. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac ad ae af ag 愛知県県民生活部学事振興課 2013, p. 9.
  29. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac ad ae af ag ah ai 愛知県県民生活部学事振興課 2013, p. 10.
  30. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q 愛知県県民生活部学事振興課 2013, p. 11.





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