イエメン
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国民
人口は2023年時点で3444万9,825人、1994年の1267万人から3倍近い増加を示している。アラブ人が98%でアラビア語を話す(但し出生届が十分に整備されていないため概算となる)。2050年には人口6000万人まで増加するとされている。
言語
現代標準アラビア語がイエメンの公用語である。各地域の言語としてアラビア語の各方言(北イエメン方言、南イエメン方言、ハドラマウト方言)および南アラビア諸語(マフラ語、ソコトラ語、ホビョト語、バトハリ語)、ラジフ語がある。
宗教
国民ほぼ全てがイスラム教信者で、スンナ派が5割強、シーア派が4割弱である。シーア派の大半はスンナ派とほぼ同じ教義を持つザイド派であるが、十二イマーム派も少数派ながら一定の勢力を持つ。
教育
イエメンの教育は日本同様小学校6年間、中学校3年間、高校3年間、大学4年間の、6・3・3・4制である[36]。
交通
文化
食文化
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生活様式
国民のほとんどがイスラム教徒であるため、生活様式にもイスラムの影響が強い。ただし、イスラムの教えよりも部族内のルールを優先することがある。
一般的な成人男性は、腰帯にジャンビーヤと呼ばれる半月形をした短剣を差している。この短剣は所有者の家柄や部族、貧富といった属性を表している。実用面よりもシンボルとしての性格が強いため、刃が研がれていないことも多く日常的に使用することはない。都市部ではスラックスにワイシャツ姿の男性も多く見かけるが、その場合でも多くの男性は自宅に自分のジャンビーヤを持っている。
女性のイスラム服の着用の程度はイスラム復興などの社会傾向の影響も受けるが、イエメンの女性は一般的に他のイスラム国と比較して着用率が非常に高い。女性は宗教的な慣習から髪や顔を隠すためのスカーフや体を覆う布を着用しているが、サウジアラビアのように全体を隠すことが義務付けられているわけではない。またスカーフの色も比較的自由である。これは個人やその家族の信仰の深さによって判断されるためで、信仰が深くなればそれだけ肌を隠す面積も多くなる。女性の社会進出は主に都市部で少しずつ進みつつある。
イスラム教で禁じられている酒の代わりに、カートと呼ばれる植物の葉を噛む習慣が広く行われている。児童の就学率は約50%程度であり、学校に行けない子供のためにテレビ(衛星放送)による教育も試みられている。現存する最古の都市とされるサナア旧市街は世界遺産に登録されている。
祝祭日
日付 | 日本語表記 | 現地語表記 | 備考 |
---|---|---|---|
1月1日 | 元日 | ||
5月22日 | 国家統一記念日 | 1990年の同日に南北イエメン統一 | |
7月7日 | Unity Factory Day | ||
9月26日 | 1962年革命記念日 | ||
10月14日 | 国家の日 | ||
ヒジュラ暦第1月1日 | イスラム正月 | Muharram | 変動あり |
ヒジュラ暦第10月1日 | イード・アル=フィトル(断食月明けの祭) | Eid al-Fit | 変動あり |
ヒジュラ暦第12月10日 | イード・アル=アドハー(犠牲祭) | Eid al-Adha | 変動あり |
スポーツ
サッカー
イエメン国内でも他の中東諸国同様に、サッカーが最も人気のスポーツとなっている。1990年にはサッカーリーグのイエメンリーグが創設された。しかしイエメンクーデターとその後の内戦により、2014-15シーズン以降リーグ戦は行われていない[37]。リーグの最多優勝クラブはアル・アハリ・サナア。
イエメンサッカー協会(YFA)によって構成されるサッカーイエメン代表は、これまでFIFAワールドカップには未出場となっている。AFCアジアカップには2019年大会で念願の初出場を果たしたが、グループリーグ3戦全敗となり最下位で敗退した[38]。
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- ^ “米、商船攻撃やめぬフーシ派に「警告はこれで最後」 軍事行動示唆か”. 毎日新聞 (2024年1月3日). 2024年1月4日閲覧。
- ^ “攻撃から商船守れ 紅海の「守護者作戦」開始 日本郵船もルート変更”. 朝日新聞DIGITAL (2023年12月18日). 2024年1月4日閲覧。
- ^ “フーシ派ボート、米軍が沈没させる-海運マースクは紅海通航を停止”. bloomberg (2023年12月31日). 2024年1月5日閲覧。
- ^ 也门正式宣布为联邦国 Yemen to become six-region federation, committee approves (Saba Net) Yemen to become federation of six regions (BBC.News)
- ^ イエメンの裁判所、8歳の少女の離婚を認める 強制結婚させられた8歳の少女、離婚が成立
- ^ “8歳の「花嫁」死亡の報道、大臣が少女婚禁止を明言 イエメン”. CNN. (2013年9月16日) 2013年9月16日閲覧。
- ^ 共同通信 (2019年12月16日). “男女平等、日本は121位 世界的解消は「99年半かかる」 | 共同通信”. 共同通信. 2019年12月17日閲覧。
- ^ https://www.mofa.go.jp/mofaj/kids/kuni/yemen_1.html
- ^ “Asian Cup 2019: Does Yemen's Jan Kocian have the toughest job in world football?”. BBCスポーツ (2019年1月7日). 2023年3月11日閲覧。
- ^ “<アジア杯2019>パク・ハンソ監督率いるベトナム、イエメンを2-0で撃破=16強進出に望み”. WoW!Korea (2019年1月17日). 2023年3月11日閲覧。
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