信管
信管
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/26 06:17 UTC 版)
用途によって多様な信管が使用され、着弾時の衝撃によって起爆する瞬発信管だけでなく、着弾後に少し遅れて起爆する遅延信管、広範に破片を飛散させるため地上との距離を自動で測定し、地面ではなく目標の上空で空中爆発させる曳火砲撃が可能な時限信管や近接信管などを備えるものが多い。目標を直撃することを最初から考慮しない近接信管つきの砲弾は、装甲板を持つ戦車などには、効果がない。そのため現場で複数の起爆モードが選択できる多機能信管もある。
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信管
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/09/17 09:55 UTC 版)
「M252 81mm 迫撃砲」の記事における「信管」の解説
M224砲弾には、マルチオプション信管(M734)と弾頭信管(M935)の2つの信管タイプがあり、マルチオプション信管では爆発高度を指定することが出来る。
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信管
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/04 06:48 UTC 版)
詳細は「信管」を参照 弾頭を起爆するための装置で、弾頭に組み込まれて使用される。英語ではフューズ(英: fuse)という。基本的には以下の種類があり、多くの高性能信管では設定によって複数の基本的な機能を組み合わせて起爆できるようになっている。 触接信管 目標へ衝突した瞬間に動作する信管。接触信管、衝撃信管とも呼ばれる。対戦車ミサイルなどで使用されるほか、大部分のミサイルでバックアップ用に装備されている。 遅延信管 目標へ衝突した瞬間からタイマーを働かせて、設定したわずかな時間の後に起爆する信管。対艦ミサイルなどで使用される。 近接信管 信管から電磁波を発し、その反射波が一定以上の強さになった時点で動作する信管である。信管から一定の距離以内に目標が侵入した時点で動作する。最初期から現在まで最も一般的な近接信管は電波を利用する物であり、信管から発する電波の反射波が一定以上の強度になると動作する。最近ではレーザー光線を利用する近接信管も開発されている。 時限信管 起動から一定時間後に動作する信管。現在では他の信管のバックアップや失中時の自爆用に装備される。 高度信管 電波高度計によって、ミサイルが地上から一定の高度に達した際に作動する信管。主に弾道ミサイルに搭載された核弾頭に使用される。 深度信管 圧力信管とも呼ばれ、事前に調定された一定の水圧(深度)に達した際に作動する信管。対潜ミサイルの弾頭に装備される。
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信管
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/19 01:41 UTC 版)
この爆弾には下記の様々な信管が取り付けられた。 25B 電気式即発信管:短時間遅延(1秒以下)か17秒遅延かを設定可能な即発信管。 Z17 機械式時限信管:3分から135分までの遅延を設定可能な時限信管。 28B、38、38A 電気式触発信管:対船舶用に設計された信管。
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信管
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/11 02:38 UTC 版)
迫撃砲の信管はほぼ全てが弾頭信管である。古くから着発式瞬発信管が用いられてきた。着発式瞬発信管とは砲弾が地面などに着いた瞬間に発破する信管である。低コストな砲弾ということもあり、かなり近代まで単純な着発式瞬発信管が用いられてきたが、最近では高度な電子技術により地面から数メートルの高さで炸裂するM734マルチオプション信管が使用されるようになった。 迫撃砲の信管の安全解除は単純な安全ピン方式が最も多く使用されてきたが、発着式信管は安全ピンを外してしまうと落としただけでも爆発する危険があり、火薬の不完全燃焼などの事故で手前に落下しても爆発するので安全性に問題があった。また、何かに引っかかってピンが抜けたりする危険や、兵士がうっかり安全ピンを抜き忘れると不発になるという人為的ミスの問題もあり、近代では人為的な安全解除の動作が不要な気流式が主流になっている。迫撃砲はライフリングが無く、砲弾が回転しないため遠心力式の解除装置が使えない、このため、信管に小さな風車をつけて気流で一定数回転すると安全装置が解除される気流式が主流で用いられている。風車を用いた気流式の利点は初速に関係なく安全距離が確保できることにある。迫撃砲は射程距離に応じてチャージ数を変えるので遠距離ほど初速が速くなるため初速に関係の無い方式が必要となるのである。また、気流式は砲弾が発射され一定距離を飛翔しない限り安全装置が解除されないため、装填した砲弾が不発になった場合でも安全に砲弾を取り出すことができる。
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