DMT-97
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「宇宙戦艦ヤマトシリーズの航空機・宇宙艇」の記事における「DMT-97」の解説
DMT-97は、『宇宙戦艦ヤマト』『宇宙戦艦ヤマト2』『宇宙戦艦ヤマトIII』に登場する架空の攻撃機。デザイン担当は松本零士(ラフ稿)、加藤直之(四面図)。魚雷単体の設定デザインは松崎健一。 ガミラス帝国で使用されている主力艦上攻撃機である。主に同帝国の宇宙空母に搭載され運用される。正式名称は、ドメル式DMT-97型雷撃機。DMB-87と同じように無尾翼機で、高翼配置の逆ガルウィングに主脚を備える点は似ているが、逆ガルウィングの角度もは本機種の方がきつく、主翼の車輪は固定脚でなく引き込み式である。胴体にも主脚を装備しており、それぞれ4輪ボギー式の前輪式。単発機であり、垂直尾翼は1枚。コックピットは並列複座式。ただしキャノピーそのものは縦長であり、後ろにも座席があるとすれば、乗員は少なくとも4名。キャノピーの大きさから察するに上記のDMF-3とDMB-87よりも大型機である。『宇宙戦艦ヤマト』第21話で、DMF-3とDMB-87が三段空母に通常着陸する中、本機種のみが垂直着陸しており、離陸する時は通常離陸だったため、本機はVTOL機かSTOVL機となっている。 魚雷を包み込むようなボディをしており、宇宙魚雷2本を縦列に搭載する。自衛用火器はかなり強力で、球形4連装パルス銃座を胴体下(2本の魚雷の間)と、キャノピー後部、エンジンノズルの上下に合わせて4基、計16門装備する。 『ヤマト2』と『ヤマトIII』に登場する機体は、宇宙魚雷を機体前部に1本のみ搭載し、後部は構造物で塞がれている描写となっている。また、『宇宙戦艦ヤマトIII』の一部シーンでは宇宙魚雷を自由落下させており、主翼の着陸脚収納スペースであるポッド部も、爆弾のように投下しているなど、劇中描写は設定をそれほど厳格には守っていない。 機体色は水色。『宇宙戦艦ヤマトIII』登場時は緑色である。宇宙魚雷について、『宇宙戦艦ヤマト』のものは本体が淡い水色で弾頭部は赤色、『宇宙戦艦ヤマト2』では全身赤色、『宇宙戦艦ヤマトIII』においては本体が後のガルマン・ガミラス標準色となる濃緑に弾頭部は黒色である。 第1作『宇宙戦艦ヤマト』第21話から第22話で、第3空母艦載機として初登場。七色星団での決戦で艦載機攻撃第三波として、ドメラーズ2世の瞬間物質移送機によってヤマトの上空にワープアウトされ、猛攻撃を仕掛けて第一砲塔などを破壊する戦果を挙げる。 『ヤマト2』では第23話に登場し、ヤマトの艦載機発進口を破壊してコスモタイガーIIを出撃不能にした。 『ヤマトIII』では第16話のデスラーの回想シーンにのみ登場し、ガルマン星を占領しているボラー連邦軍に対して地上攻撃を行っている。 ガルマン・ガミラス帝国になってからは、後継の艦上攻撃機として雷撃機が運用されている。
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