コスモタイガーII
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コスモタイガーII(コスモタイガー ツー)は、SFアニメ「宇宙戦艦ヤマトシリーズ」に登場する、架空の宇宙戦闘機。デザイン担当は松本零士(原案デザイン)、宮武一貴(単座タイプと三座タイプ)、板橋克己(雷撃機と新コスモゼロ)[1]。本記事では、『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』に登場するコスモタイガーIについても記述する。
注釈
- ^ なお、誤ってコスモタイガーIIの欄に板橋の新コスモゼロ、新コスモゼロの欄に宮武のコスモタイガーIIの三面図とコックピット内設定画が掲載されてしまっている(三面図は増槽・ミサイルの本数、コックピットは設定画タイトルで区別可能)。
- ^ 劇中では単発機を思わせる作画がほとんどだが、『さらば』の古代機発進シーンや、『別冊てれびくん3 宇宙戦艦ヤマト2』[要ページ番号]に掲載された内部図解(エネルギーチューブが2本並列に並んでいる)など、双発として描かれている描写はある。
- ^ 『ヤマト2』第25話ではメガロポリス沖から大気圏を離脱した白色彗星帝国の都市帝国をヤマトと共に追撃している。
- ^ 『新たなる旅立ち』の公式ムック本である『宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち DELUXE MOOK』(オフィスアカデミー、1980年)p. 217に掲載されている対比図では、全長が17.1メートルに設定されている(続編の『永遠に』に登場する新コスモゼロも、全長は17.1メートルになっている[5][6])。同誌でのコスモゼロは17.4メートルのままであり、大きさに差がつけられていた。ただし、『完結編』における対比図[要出典]では17.4メートルに戻されている。
- ^ 三面図・コックピット内設定画が改めて描き起こされているが、いずれも後述の改変部分を除けば宮武の設定画をほぼそのまま模写したものである(計器類など若干簡略化されている部分はある)[1]。
- ^ 新コスモゼロのミサイルが設定通りの本数に描かれているのは、敵中間基地に向かう際の1カットのみである。その一方で、それと同じカットのコスモタイガーIIや、敵基地へ最初にミサイルを発射するカットでの加藤四郎機のミサイル装備は、新コスモゼロと同じになっている。
- ^ なお、作画ミスにより、冥王星会戦で古代が乗るコスモゼロのキャノピーをアップで映すカットの一部がこのコスモタイガーのカラーリングとなっている。
- ^ シーンによっては、加藤機以外にも垂直尾翼が白色になっている機体が登場している。
- ^ ゲーム中(『PS版さらば』ストーリー07「双子座カストル宙域」のムービー中の加藤のセリフや、『イスカンダルへの追憶』以降のゲームにおける各ステージ部隊編成時の表示など)で登場する正式名称。『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち 設定資料集』p. 044には、「一式宇宙艦上戦闘機」と記載されている。
- ^ 機首側面の高機動ノズルだけはゲーム版デザインに準拠して左右2つずつとなっている。
- ^ ジャミングを行うアクティブステルスとは異なり、原理的にはレーダー波の反射を抑制する現実のステルスと同じだが、機体の代わりに力場でレーダー反射を抑えるというもの。
- ^ これは単座型と同じ値だが、実際に全記録集上下巻などに記載されている側面図同士を比較すると雷撃型の方が機首が詰められている分1メートル弱ほど短い(アンテナ含め)。
- ^ 玉盛順一朗によれば、『2205』に試製機として登場するコスモパイソンは「コスモタイガーⅠを小さくしたらどうなるのか」との考えから着想を得て、「コスモゼロやコスモタイガーⅡのライバル的な位置付け」として描いているとの事。[48]。
- ^ 小説版『2202』での解説では、「CT計画は『様々な状況に対応できる機体』という意向が上層部から下されており、コスモタイガーIIが派生機で対応しようとした一方で、本機はオプション装備で対応しようとした」とされている[49]。
- ^ この山本機はビームカノンの砲身に「見敵必殺」のスローガン、垂直翼にアンダーアーマーのロゴマークが描かれている。
- ^ かつて水惑星アクエリアスに水没させられたディンギル星がそのまま爆発・消滅したように、アクエリアスの水とディンギルの物質は化学反応によって大爆発を起こす性質があり、ディンギル残党軍がそれを利用し、ウルクの残骸を地球の衛星軌道にあるアクエリアス氷球に衝突させて、爆発で地球を葬ろうとする。
出典
- ^ a b c 『ロマンアルバムエクセレント54 宇宙戦艦ヤマト PERFECT MANUAL2』p. 158[注 1]。
- ^ 『ENTERTAINMENT BIBLE 26 宇宙戦艦ヤマト メカニック大図鑑2』(バンダイ、1991年、ISBN 978-4891891251)p. 109。
- ^ a b 岡田斗司夫、氷川竜介「第三講 エフェクトアニメ進化論」『東大オタク学講座』講談社、1997年9月26日、第3版、78頁。ISBN 4-06-208292-6。2011年11月7日閲覧。
- ^ a b c d 『デラックス版 さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』p. 252。
- ^ 『ロマンアルバムデラックス36 ヤマトよ永遠に』(徳間書店、1980年)p. 85。
- ^ 『ヤマトよ永遠に 設定資料集』(少年画報社、1980年)p. 93
- ^ a b c d e f g h 『デラックス版 さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』p. 253より。
- ^ a b c d e f g h i 「宇宙艦隊図録 File02 Sheet02B 地球防衛軍 三座タイプ/雷撃機」『週刊宇宙戦艦ヤマト OFFICIAL FACTFILE』(デアゴスティーニ・ジャパン、2010年 - 2011年)第13号p. 6より。
- ^ 『てれびくんデラックス2 宇宙戦艦ヤマト大全集』[要ページ番号]より。
- ^ 『宇宙戦艦ヤマト画報 ロマン宇宙戦記二十五年の歩み』(竹書房、2001年3月3日、ISBN 978-4-8124-0700-4)p. 082より(表記は「宇宙魚雷」)。
- ^ a b 『ロマンアルバムデラックス36 ヤマトよ永遠に』(徳間書店、1980年)p. 88。
- ^ a b c 『ファイナルデラックス版 ヤマトよ永遠に』p. 227。
- ^ エンブレム案、およびエンブレムを付けた新コスモゼロの設定画は『ファイナルデラックス版 ヤマトよ永遠に』p. 227に掲載。
- ^ a b c d e 『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち 設定資料集』p. 044。
- ^ a b c 『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち 設定資料集』pp. 044-045。
- ^ a b 『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち 設定資料集』p. 045。
- ^ a b c d e 『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち 設定資料集』p. 112。
- ^ 『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち 設定資料集』p. 017。
- ^ 『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち 設定資料集』pp. 039, 044。
- ^ a b c d e f 「宇宙戦艦ヤマト 暗黒星団帝国の逆襲」(バンダイ、2005年)初回限定版特典『SPACE BATTLE SHIP YAMATO DESIGN WORKS設定資料集』p. 33(本紙はページ番号未記載、表記されたページは標題紙を1頁目として数えたもの)掲載の設定画に記述されている解説メモより。デザイン担当は「M」の署名から。
- ^ a b 『宇宙戦艦ヤマト 二重銀河の崩壊 コンプリートガイド』(エンターブレイン、2005年5月、ISBN 9784757723092)p. 114。
- ^ 『月刊ホビージャパン17年3月号』(ホビージャパン、2017年01月25日)p. 190。
- ^ a b 『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち 第二章 発進篇』劇場パンフレット(バンダイビジュアル、2017年6月)p. 17。
- ^ a b c d e f g h i j プラモデル「1/1000 地球連邦 アンドロメダ級一番艦 アンドロメダ ムービーエフェクトVer.」(バンダイ、2017年3月24日)の組立書。
- ^ a b c d e f g h i j k l “CHARACTER & MECHANIC 宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち”. 2018年1月9日閲覧。
- ^ a b “MECHANIC 宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち”. 2017年3月23日閲覧。リンク先はスマホ用ページ。
- ^ a b c 『グレートメカニックG 2017 SPRING』(双葉社、2017年3月18日、ISBN 978-4-575-46500-6)p. 044。
- ^ a b 『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち 第四章 天命篇』劇場パンフレット(バンダイビジュアル、2018年1月)p. 29。
- ^ プラモデル「1/1000 宇宙戦艦ヤマト 2202」(バンダイ、2017年10月14日)の組立書より。
- ^ 『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち 第四章 天命篇』劇場パンフレット(バンダイビジュアル、2018年1月)pp. 26, 28-29。
- ^ 『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち 第四章 天命篇』劇場パンフレット(バンダイビジュアル、2018年1月)pp. 28-29。
- ^ 『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち -全記録集- 設定編 上巻 COMPLETE WORKS』(KADOKAWA、2019年2月、ISBN 978-4-04-108084-9)p. 054。
- ^ 『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち -全記録集- 設定編 上巻 COMPLETE WORKS』(KADOKAWA、2019年2月、ISBN 978-4-04-108084-9)p. 053。
- ^ 『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち 第四章 天命篇』劇場パンフレット(バンダイビジュアル、2018年1月)p. 29。
- ^ a b 『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち -全記録集- 設定編 上巻 COMPLETE WORKS』(KADOKAWA、2019年2月、ISBN 978-4-04-108084-9)p. 004。
- ^ 『宇宙戦艦ヤマト2199 公式設定資料集 [EARTH]』(マッグガーデン、2013年8月15日、第1刷、ISBN 978-4-80-000192-4)p. 126。
- ^ a b c 「飛ぶ理由 第33回 火星独立軍最終戦闘機コスモワン」『スケールアヴィエーション』2017年5月号 (Vol.115)(大日本絵画、2017年4月13日)p. 59。
- ^ 『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち ダイキャストギミックモデルをつくる Vol.65(2019年4月29日号)』(アシェット・コレクションズ・ジャパン、2019年4月22日、雑誌 34345-04/29)p. 08。
- ^ “「ようやく一歩を刻めた」と福井晴敏も監督も安堵、「宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち」完成披露上映会レポート”. GIGAZINE (株式会社OSA). (2017年2月6日) 2017年2月15日閲覧。
- ^ 『CGWORLD 2017年4月号 vol.224』(ボーンデジタル、2017年3月10日)p. 79。
- ^ a b c d e f g h i j 『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち ダイキャストギミックモデルをつくる Vol.80(2020年8月12日号)』(アシェット・コレクションズ・ジャパン、2020年8月5日、雑誌 34342-08/12)p. 09。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n プラモデル「1/1000 地球連邦主力戦艦ドレッドノート級 ドレッドノート」(バンダイ、2017年6月24日)の組立書。
- ^ a b c 『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち -全記録集- 設定編 下巻 COMPLETE WORKS』(KADOKAWA、2019年3月、ISBN 978-4-04-108085-6)p. 102。デザイン担当は設定画の署名より。
- ^ プラモデル「1/1000 宇宙戦艦ヤマト2202」(バンダイ、2017年10月14日)の組立書。
- ^ 『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち 第四章 天命篇』劇場パンフレット(バンダイビジュアル、2018年1月)p. 19。
- ^ 『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち 第四章 天命篇』劇場パンフレット(バンダイビジュアル、2018年1月)pp. 08, 19。
- ^ 『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』BD&DVD第1巻(バンダイビジュアル、2017年3月、BCXA-1204・BCBA-4817)収録の第2話オーディオコメンタリーより。
- ^ https://v-storage.bnarts.jp/talk/interview/168810/
- ^ 皆川ゆか『小説 宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち I 《地球復興》』(角川書店、2017年10月13日、ISBN 978-4041062081)pp. 236-237。
- ^ 『月刊ホビージャパン17年3月号』(ホビージャパン、2017年01月25日)p. 192。
- ^ a b c d e f 岡秀樹Twitter 2021年9月22日の発言、2022年2月13日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l 「メカニックファイル」『宇宙戦艦ヤマト 黎明篇 アクエリアス・アルゴリズム』(KADOKAWA、2021年9月27日、ISBN 978-4-04-111500-8)pp. 342-343。
- ^ 「メカニックファイル」『宇宙戦艦ヤマト 黎明篇 アクエリアス・アルゴリズム』(KADOKAWA、2021年9月27日、ISBN 978-4-04-111500-8)p. 338。
- ^ 「第4章 アノーマリー ――超常」『宇宙戦艦ヤマト 黎明篇 アクエリアス・アルゴリズム』(KADOKAWA、2021年9月27日、ISBN 978-4-04-111500-8)p. 227。
コスモタイガーII
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「宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち」の記事における「コスモタイガーII」の解説
ヤマト艦載機。前作で搭載していたコスモタイガーIIはほぼ全機が損失し、隊員も全滅したため、隊員を含め「新しいコスモタイガー」としてヤマトへ配備されることとなる。
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「宇宙戦艦ヤマト 完結編」の記事における「コスモタイガーII」の解説
地球防衛軍の主力戦闘攻撃機であり、ヤマトの艦載機。本作ではカラーリングが変更されている。
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「宇宙戦艦ヤマト2」の記事における「コスモタイガーII」の解説
地球防衛軍の最新鋭戦闘機。現在の主力機で、三座タイプや雷撃機といったバリエーションも存在する。
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「宇宙戦艦ヤマトシリーズの航空機・宇宙艇」の記事における「コスモタイガーII」の解説
最も多く登場する単座タイプのほか、単座タイプを改良した新コスモタイガー、複座のキャノピーに1人用銃座を備えた三座タイプ、三座タイプを元にした雷撃機が存在する。 詳細は「コスモタイガーII」を参照
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「ヤマトよ永遠に」の記事における「コスモタイガーII」の解説
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「さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち」の記事における「コスモタイガーII」の解説
地球防衛軍の新型艦載機。単座タイプと三座タイプが存在する。月面基地に配備されていた航空隊が無断発進し、ヤマトの艦載機となる。都市帝国との決戦の末、古代たちがヤマトへの帰還に使用した三座タイプ1機を残し全滅する。
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