宇宙戦艦ヤマト 完結編
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『宇宙戦艦ヤマト 完結編』(うちゅうせんかんヤマト かんけつへん)は、1983年公開の劇場用アニメ映画作品。
注釈
- ^ 配給元である東映洋画が公開からおよそ12年後の1995年に映画営業部に吸収・廃止されたため[2]、事実上東映洋画が配給を行った最後の宇宙戦艦ヤマトシリーズとなった。
- ^ 本作との間にテレビシリーズ『宇宙戦艦ヤマトIII』を挟む。
- ^ 1990年代に本作の続編とされる作品として、OVA『YAMATO2520』および映画『宇宙戦艦ヤマト 復活篇』が企画された。前者は未完となり、後者の製作も一度は中止されたがのちに再開を経て、2009年に公開された。
- ^ 本編公開に先行してイメージアルバム的なものとして発売された音楽集『宇宙戦艦ヤマト ファイナルへ向けての序曲』の収録曲として作曲された曲。本編においても、ディンギル艦隊が地球の避難船団を攻撃するシーンで使用された。
- ^ 1983年1月15日にニッポン放送のラジオ番組『オールナイトニッポン』で放送された、本作のラジオドラマでのみ使用された曲もある。
- ^ 『1982-I ファイナルへ向けての序曲』(2013年9月、COCX-3740)、『1983-I 宇宙戦艦ヤマト 完結編 音楽集 PART 1』(2013年11月、COCX-37404)、『1983-II 宇宙戦艦ヤマト 完結編 音楽集 PART 2』(2013年11月、COCX-37405)、『1983-III 宇宙戦艦ヤマト 完結編 音楽集 PART 3』(2013年11月、COCX-37406)、『1983-IV 宇宙戦艦ヤマト 完結編 BGM集』(2014年1月、COCX-37407)、『1974-1983 YAMATO MUSIC ADDENDUM』(2015年10月、3枚組、COCX-39257-9)の計8枚。
- ^ ただし、音楽集収録曲など一部は劇伴としてというよりもイメージパイロットアルバム的なものとして作曲されたものである[9]。
- ^ 少なくとも1982年2月アップのシナリオ案の段階では2205年表記である[14]。この時点では、ディンギルの名が「バルカン」であるなど実際の作品とは異なる部分もあるものの、銀河の大異変が発生してガルマン・ガミラス、ボラー両国が壊滅、アクエリアスが接近するなどの基本部分はすでに出来上がっている。
- ^ このことに関し、本作のスタッフで後年に『宇宙戦艦ヤマト2199』の総監督を務めた出渕裕が、「冒頭に衝突する二つの銀河とあるが、銀河の直径は約10万光年あり、衝突には10万光年かかる。あれは衝突ではなく、他世界解釈で『もう一つの銀河』が重なりあったとし、もう一つの銀河にはヤマトが旅立てなかった赤い地球がある。そしてそこには発進できなかったヤマトが眠っていて、艦長室に沖田艦長がいる。それだったら登場しても可笑しくない」というアイデアを出したが採用されなかったと『月刊モデルグラフィックス』2014年3月号のp. 31で語っている。
- ^ 松本零士原作の小説『銀河鉄道999 ULTIMATE JOURNEY』には「爆雷波動砲」装備の戦艦が登場している。
- ^ ディンギル軍の地球本土空襲シーンの終了間際、ナレーションでは「地球にはもはや、満足に戦える戦艦も宇宙船も、1隻も残っていなかった…」と語られているが、この「地球」が地球防衛軍を指しているのであれば矛盾が生じる。
- ^ 正しくは「宇宙水雷艇」であり、略称であれば『宙雷艇』という呼び方が適切である。
出典
- ^ 岡田茂『悔いなきわが映画人生 東映と、共に歩んだ50年』財界研究所、2001年、461頁。ISBN 4-87932-016-1。
- ^ 「映画界重要日誌」『映画年鑑 1996年版(映画産業団体連合会協賛)』1995年12月1日発行、時事映画通信社、 16頁。
- ^ 1983年配給収入10億円以上番組 - 日本映画製作者連盟
- ^ 本作のチラシにて
- ^ 本作のチラシより
- ^ 「『ヤマト完結編』ギリギリ3月18日の完成で、19日の全国同時公開に異変!?北海道・九州など約30館が遅れて上映。」『アニメージュ』1983年5月号、p.169
- ^ 「YAMATO SOUND ALMANAC 1983-II 宇宙戦艦ヤマト完結編 音楽集 Part2」(日本コロムビア、2013年11月、COCX-37405)ライナーノーツ「ファイナルメッセージ 西崎義展」より。
- ^ 「YAMATO SOUND ALMANAC 1983-I 宇宙戦艦ヤマト完結編 音楽集 Part1」(日本コロムビア、2013年11月、COCX-37404)ライナーノーツ「『ヤマト10周年を記念し、新たな気持ちで…』西崎義展」および「『ヤマトとつきあって10年』宮川泰」より。
- ^ a b 「YAMATO SOUND ALMANAC 1983-I 宇宙戦艦ヤマト完結編 音楽集 Part1」(日本コロムビア、2013年11月、COCX-37404)ライナーノーツ「PREFACE 早川 優」より。
- ^ 「YAMATO SOUND ALMANAC 1983-II 宇宙戦艦ヤマト完結編 音楽集 Part2」(日本コロムビア、2013年11月、COCX-37405)ライナーノーツ「PREFACE 早川 優」より。
- ^ 『「宇宙戦艦ヤマト2199 第四章 銀河辺境の攻防」劇場パンフレット』松竹、2013年1月12日、p. 26。
- ^ 「ヤマナビ 宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち 音響監督:吉田知弘」『ハイパーホビー VOL.6』徳間書店、2017年12月6日、p. 67。
- ^ “声優名鑑 -納谷悟朗”. 2020年1月23日閲覧。
- ^ 『スーパーデラックス版 宇宙戦艦ヤマト 完結編』p. 76。
- ^ 『スーパーデラックス版 宇宙戦艦ヤマト 完結編』p. 26。銀河系内に2大国家が健在なままではやりづらいと述べている。
- ^ EMOTION the Best 宇宙戦艦ヤマト 完結編 | 商品詳細、バンダイビジュアル、2015年1月29日閲覧
- ^ 劇場版「宇宙戦艦ヤマト」 昭和の5作品がBD化決定 2013年4月より順次発売、アニメ!アニメ!、2012年12月25日
- ^ 劇場版「宇宙戦艦ヤマト」5作品がHDリマスターでBD化、AV Watch、2012年12月25日
- ^ 宇宙戦艦ヤマト 完結編 | 商品詳細、バンダイビジュアル、2015年1月29日閲覧
- ^ ウェストケープ・コーポレーション「宇宙戦艦ヤマト完結編スーパーデラックス版」(1983)P29,P30
- ^ ウェストケープ・コーポレーション「宇宙戦艦ヤマト完結編スーパーデラックス版」(1983)P27
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