DC電源とは? わかりやすく解説

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電源

(DC電源 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/27 07:55 UTC 版)

電源(でんげん、: power sourceやpower supply)は、電力の供給源。

さまざまな水準での「源」が電源と呼ばれ、たとえば電気機器を動かす電力を取り入れる所(コンセントなど)も電源と呼ばれる[1]

概説

おおもとをたどると、電力系統電池発電機などである。

個々人から見て、各電気製品への電力供給の源も電源と呼ばれている。たとえばあるパーソナルコンピュータ(PC、パソコン)のユーザにとって、そのパソコンの「電源」は、パソコンの電源ケーブルのプラグが差し込まれているコンセントのことである。 さらに、ひとつのパソコン内部の機能を細分化し、マザーボードに焦点を当てた場合、その基板に電力を供給しているパソコン内のユニットや外部のACアダプターが「電源」と位置づけられる。


種類

  • 交流電源と直流電源
交流の電源を交流電源(AC電源)、直流の電源を直流電源(DC電源)と呼ぶ。
  • ポータブル電源
持ち運びのできる電源。
電力を供給することでビジネス商売)を行っている業者から得る電源。電力がつくられ供給されている仕組みに着目すると、結局、発電機の設置された発電所で電力がつくられ、送電網を経て、各企業や各家庭などへ届けられている。
  • 家庭で使う100~200ボルト程度の交流電力(日本では通常100ボルト)を、家庭用の機器への電源としてとらえ「家庭用電源」と分類することもある。近年では各家でソーラーパネルのシステム(ソーラーパネル + バッテリー + インバータ + コントローラ)を設置し、インバータでその100V交流を得て家庭用電源としている家庭も増えてきている。(プラグイン方式などの)ハイブリッドカーを家庭のソーラーシステムと接続し、(プラグイン)ハイブリッド車の充電用電源として使ったり(それにより燃費を0円にしたり)、状況に応じて逆にハイブリッド車の大容量のバッテリーを電源として使えるなど、スマートなシステムも徐々に広まってきている。

電池

主に携帯する機器や小型機器に用いられる。携帯型ラジオ懐中電灯、電気式時計や電気式腕時計電気シェーバー、電気式体重計、電気式自動血圧計ラジオカセットレコーダー携帯音楽プレーヤーラジコンワイヤレスマイク、携帯型トランシーバー携帯電話PHSなどである。この中にはACアダプタや電灯線からも電源を取れる機器もある。

電源回路

ごく単純な機器を除けば、電気製品はソケットから供給される電力をそのままは使わず、電源回路で機器に適した形態の電力に変換する。

電源回路には、機器内に組み込まれているもの、ACアダプタとして分離されているもの、単一の機器となっており電源のない機器に接続するものなどがある。PC/AT互換機の電源は交換可能な電源ユニットとして規格化されており、現在主流の規格はATX電源である。

電源スイッチ

電源スイッチは、電力路を機器の最上流でON/OFFする。電源スイッチをONにすることを電源を入れる、点ける、OFFにすることを電源を切る、落とすなどと言う。

電源スイッチは、実際に電源回路の上流で電灯線からの電力供給をON/OFFしていることもあるが、電源回路に指示を送っているにすぎないこともある。その場合、そのための回路(パソコンなどの場合マザーボード上にある)には電源OFFでも電力が供給されている。これが待機電力である。

電源ボタンに描かれている|と◯を使ったマークは通電のオン(1)とオフ(0)を組み合わせて図式化したと言われている[2]

脚注

  1. ^ 大辞泉
  2. ^ 【|と◯】知ってる? アプリや電機のスイッチと電源ボタンの記号の意味



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