電源用コネクタ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/02 16:02 UTC 版)
電源を供給する為のコネクタ、電子・電気機器用としては以下のものがある。 AC電源用コネクタ:配線用差込接続器(コンセント)、商用電源(日本では交流100V)を機器へ接続する為のもの。 DC電源用コネクタ:商用電源からACアダプタと呼ばれる機器で降圧整流(電圧安定化)した2次側のものを機器へ接続する為のもの。従来極性や寸法がまちまちで混同し機器の故障を起こす事も多くEIAJにより規格化された。同心円に配置された2極の導体を接触させる物が多いが2極以上としたものや、電極がピン形状の物など多種存在する。 DC電源用としてEIAJにより規格化されたものは中心電極がプラス極、外周電極がマイナス極となっていて、電圧区分で大きさを変えることで誤接続ができない構造となっている。ACアダプタは機器の専用のものを使う必要があり破損等の理由で再購入する場合は機器指定の物を購入すること。ACアダプタにより降圧しただけの交流を接続するものも存在する。 タミヤコネクタ 製造は日本圧着端子製造株式会社であるが、タミヤが自社製品のRCカーに採用した事で、通称としてタミヤコネクタと呼ばれるようになった。プラス側が正方形、マイナス側は丸みを帯びた形で、逆接続を防止している。最大定格電流は15A、最大定格電圧は300V。 T型2Pコネクタ タミヤコネクタより許容電流が大きく、ラジコンなどによく採用されている。電源側をメスコネクタとするのが通例。最大許容電流は50A。 XTコネクタ 対応電流によってXT30・XT60・XT90といったバリエーションがあり、XT60が一般的。マルチコプターのリポバッテリーによく採用されている。XT60の耐電流は80A以上。
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