インバータ
インバータ
【英】inverter
インバータとは、通常の変換装置に対して逆変換を行うための装置のことである。電源装置としてのインバータと、論理演算回路としてのインバータがある。
電源装置におけるインバータとは、直流(DC)を交流(AC)へと変換するための装置のことである。例えば無停電電源装置(UPS)では、蓄電池から取り出された直流を、家庭用電気機器が扱う交流電流へと変換するためにインバータを使用している。一部の家庭用電化製品では、家庭用電源として供給されている交流電源を一旦直流に変換し、インバータによって再度交流へと変換し直すことで、高効率で柔軟な出力制御を実現している。蛍光灯では、インバータによって高周波を生み出し、効率的でちらつきの少ない点灯を実現している。
論理演算回路としてのインバータとは、入力された情報を反転して出力する(NOT演算)特性をもった論理回路のことである。「否定演算回路」「NOT演算回路」などとも呼ばれている。
インバータ
インバータ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/01 04:35 UTC 版)
インバータ(英語: inverter)とは、直流または交流から周波数の異なる交流を発生させる(逆変換する)電源回路、またはその回路を持つ装置のことである。逆変換回路(ぎゃくへんかんかいろ)、逆変換装置(ぎゃくへんかんそうち)などとも呼ばれる。制御装置と組み合わせることなどにより、省エネルギー効果をもたらすことも可能なため、利用分野が拡大している。
- ^ “NEDOプロジェクト実用化ドキュメント”. www.nedo.go.jp. 2018年10月24日閲覧。
- ^ Good チャンネル (2015-01-30), 小田急1000形1066F(更新車) 2015年1月9日営業運転開始 2018年10月24日閲覧。
- ^ 「東海道新幹線の新型車両「N700S」はリニア時代の布石 (3/4)」『ITmedia ビジネスオンライン』。2018年10月24日閲覧。
- 1 インバータとは
- 2 インバータの概要
- 3 制御用半導体素子
- 4 インバータの制御方式
インバータ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/26 04:17 UTC 版)
詳細は「インバータ」を参照 PWMで制御するインバータの場合はマイコンにより、スイッチング素子のゲート電極に信号を流すタイミングを決めるために、搬送波と呼ばれる三角波と、基本波と呼ばれる正弦波が生成される。ゲート電極に信号を流すゲートドライブが搬送波と基本波の交点を検出し、4個(単相交流)または6個(三相交流)のスイッチング素子をオン/オフする。すると右図のようなパルス(黄色い矩形)が得られ、その平均電圧(赤い線)が疑似正弦波交流になるのである。 2レベル、3レベルというのは、パルスの電圧の程度である。3レベルインバータの出力電圧は100%、0%に加え、50%の電圧も得られる。2レベルでは0%と100%だけとなる。商用電源も発電所や変電所など、3、5、9レベルというような複雑な回路のインバータで、発電された電力変動の平滑化などを行なう。このようなインバータをマルチレベルインバータと称する。レベルが高ければ高いほど(数が大きいほど)得られる電圧の種類が増え、擬似正弦波が滑らかな曲線に近づいていく。反面、インバータの回路は複雑になっていく。
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