5月23~27日
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5月23日 政府軍と過激派の間での銃撃戦は2017年5月23日の午後2時頃に始まった。「平和と紛争のジャーナリズムネットワーク」は武力衝突は市内の「Basak Malutlut」地区でハピロンの軍がマウテ・グループからの増援を求めた時に発生したと報じた。マウテの戦闘員はアマイ・パクパク病院を占拠し、PhilHealthの従業員に対し施設の外に出るように命じた。伝えられるところでは戦闘員は病院に上げられていたフィリピン国旗をISILが使用する黒色の旗に置き換えた とされたが、病院のスタッフメンバーは後に発生の事実を否定した キャンプ・ラナオに駐留していたフィリピン陸軍の第103旅団は少なくとも500人のマウテ・グループによって攻撃を受けた。その後マラウィの通りを多数の過激派がISISの黒い旗を棚引かせながら練り歩いているのを目撃されている 市全体が封鎖状態におかれマウテ・グループのメンバーによって一部の建物や家が放火された。マウテはマラウィ市刑務所とマラバング地区の刑務所を攻撃し107人の囚人を解放したほか、数十人の武装勢力がマラウィ市庁舎を占拠した。電力と通信回線もまた継続する戦闘によりシャットダウンされた。マラウィへ通じる道路も政府軍とマウテの過激派の両者によって封鎖された 「Cathedral of Our Lady Help of Christians」の神父や教区民を含む民間人がマウテ・グループによって誘拐されたと報告され、マウテは政府に同組織への攻撃を停止するよう要求した 武力衝突により数千人の市民が避難を始め、イリガンとカガヤン・デ・オロへ続くハイウェイで交通渋滞を引き起こした。銃撃戦で少なくとも11人の民間人が死亡し、南ラナオ州の災害事務所はその内の2人は救急車の運転手で緊急通報に対応中にマウテのメンバーによって止められ、殺害されたと述べた。他の9人は乗っていたトラックが検問所でマウテの過激派によって停止され、手を繋がれた状態で射殺された 警察官が過激派によって斬首されたとも報じられた。 5月24日 5月24日に政府軍の増援がラギンディガン国際空港に到着した時に、政府軍がアマイ・パクパク病院を奪還しており、マウテグループによって人間の盾として使われた120人の民間人は病院から救出された。フィリピン軍はまた市庁舎とミンダナオ州立大学を奪還した 5月25日 5月25日、マラウィ市中心部の南ラナオ州議会議事堂付近で戦闘が発生した。黒装束のマウテとアブ・サヤフの過激派は未だに市の主要道路と橋で目撃されており、ガドンガン村にある南ラナオ州電気協同組合を占拠したと報じられた。フィリピン軍はイスニロン・ハピロンを含め数十人のマウテが市内に残っていると述べ、フィリピン空軍は近くの3つの村でグループの残党を攻撃した マラウィでイスニロン・ハピロンと一緒に東南アジアのISIL創設を推進していた2人のマレーシアのテロリストが、木曜日の戦闘で死亡した13人のテロリストに含まれていたという報告が寄せられた。また、情報筋によると、ISISと繋がりがあるインドネシア人とサウジアラビア人が市内での戦闘で死亡したという。フィリピン軍は戦闘でマウテの過激派の26人が死亡し、市内に残るのは約25人になったとした。また軍はこの戦闘で政府軍の兵士39人が負傷したと述べた 5月26日 ダバオ市での記者会見で、フィリピン軍の広報担当者のRestituto Padilla准将はテロリストの一部の外国人であり、フィリピンに長期間滞在しマラウィでマウテ・グループを支援していたと述べた。彼は最近の戦闘で死亡した12人の内6人は外国人だったと指摘した テロリストグループに対する作戦が継続するなか、南ラナオ州議員のJun Papandayanの住居を含む一部の家が燃えており、また住人は軍がマウテがいる場所に爆弾を落とした後に民間人が死亡したと報告した。情報筋はマウテのスナイパーが存在していたことが原因で狙われたと述べた フィリピン軍西ミンダナオ方面コマンド司令官のCarlito Galvez Jr.中将によるとこのエリアの住居はマウテの隠れ家として使われないように意図的に火をつけられたという。マウテのスナイパーがいる地点に向けて限定的な空爆も行われたが、ガルベズは空爆で民間人が死亡したという報告はなく、軍事的犠牲も低くしておくのを望むと述べた 2017年5月26日時点で、マラウィ司教のEdwin de la Peñaによればマウテのグループによって衝突一日目に人質にされたChito Suganob神父と彼の同伴者は未だに拘束されているという 5月27日 第1歩兵師団の広報担当者のJo-Ar Herrera中佐は記者団に対して「我々は彼らがどこに集結しているのかを特定し、地元のテログループを破壊するために外科的な空爆を行っている」と伝えた。軍隊とフィリピン国家警察の特殊部隊は、市の繁華街の各家屋と建物をチェックする掃討作戦を続けた。土曜日の任務中に軍はマウテ・グループが使用するM16自動小銃を使用する10歳の少年兵と遭遇した 5月27日までにマラウィ人口の90%の20万人以上が中立領域、特にイリガンに避難している
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