顔の無い者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/06 14:17 UTC 版)
「聖闘士星矢EPISODE.G アサシン」の記事における「顔の無い者」の解説
暗殺者達で構成されるギルド。依頼を受け標的を暗殺するほか、社会からその存在を隠し常に歴史の闇に潜んできたため、ギルドの存在を知った者を抹殺する集団。日本の裏社会と結託し勢力を拡大し、シュラの推測では剣闘士とも何らかの協定を結んでいる模様。現世での肉体が気体の者も多い。ワダツミ以外の名は全て仮称である。 ギルドへ所属するためには自分の顔を消さなければならず、組織名の由来は自らの顔を削ぎ落とし誰でもない一人の暗殺者となる事からとされているが、デスマスクの語る所では顔の無い者は巨蟹宮に封じられていた死者であり元々顔が存在しない。 ワダツミ 技:海神乃暴怒(ワダツミノボウド)、海神乃荒魂(ワダツミノアラタマ)、祟リ有レ、天変地異、火災旋風(ファイヤーストーム)、超臨界水、水蒸気爆発、大熱石流 顔の無い者の首領の一人。本性を見せると、言葉遣いが汚くなり氷河をして「醜悪な小宇宙」を放つ。聖剣を欲しており、ランスロットから入手法を聞いて英雄になろうとしていた。強力な保護が精神に掛けられている。 体が水で構成されており、空気中の水分を集約し竜巻を作り出すことができる。また、ランスロットの攻撃で発生した火災を自らの風で集め火災旋風としたり、その炎で体の温度を超臨界流体という高エネルギー状態に上昇させて水蒸気爆発を起こすなど、水や風から生み出される多彩な現象で標的を狙う。 人型で作り出した少女の姿に化けていたが氷河と交戦し敗北。逃走中に市に拘束されるが市の毒を受けてなお動けたため、氷河の作り出した絶対零度の氷玉に完全に封じ込まれ聖域で精神感応による尋問をされた。ナターシャ ツインテールの少女。幾多の死体を寄せ集めて作られた人型で、その姿から周囲を欺き敵の隙を突くためだけに、ワダツミに憑依され操られていた。一端は弔うために氷棺に封じられるが、氷河が遺体を運搬するため氷棺を溶かすと意識を取り戻した。記憶喪失のようで氷河に自分の名を尋ねナターシャと名付けられた。シュラや吉乃の共に訪れた日光でフィリップスと邂逅し、自身の状態の診察を受ける。 フィリップスの診察によると、ナターシャの精神は意識が体の各部位と混ざり一つの人格を形成しており、肉体も体と魂がアルケウスでしっかりと結びついている。死者の魂がその身に絡まっているため徐々に死に向かっていたが、宮島にてデスマスクやシュラの力で死者の魂が引き剥がされ救出された。 木乃伊の暗殺者 3千年前、炎を操る術を身に付けた人間の魂。生前、その力を恐れられ殺されたが、人を焼き殺す快感を忘れられず魂のままとなっても暗殺者として存在し、依頼を受け標的を焼殺してきた。自身を目撃した吉乃を新宿駅西口駐車場で焼き殺そうとするが現れたシュラに倒される。生み出した一千度超の炎球を音速以上の速さで対象に打ち込むことができる。 冥府の神の力を宿す刀を持つ者 技:邪視(イーブルアイ) 人間の命を繋いでいる銀の糸(シルバーコード)を斬ることのできる、冥府の神(プルートン)の力を宿す刀を持つ。ギルドの存在を知った吉乃を狙い光が丘病院内で瞬と対峙するも星雲乃嵐を受け消滅する。 龍の力を持つ者 技:毒息、毒悪ナル尾、腐食セシ龍息、切断セシメル光輪 位の高い龍と違わず再生能力や魔力を持つ。中華街門外でシグルスから依頼を受け、エクスカリバーを宿す紫龍を襲撃するも倒される。 鬼火 技:激情憤怒、狂呼乃炎 顔の無い者を裏切った形となったナターシャを粛清するため日光にて出現した。独立した3つの頭部がそれぞれ共鳴することで人間を呪い殺す炎を発生させる。デスマスクと対峙するが、3つの魂を冥界に落とされ敗れる。 恐念乃鬼 技:恐念乃焔 現世と他界の境目にいる門番。デスマスクと対峙するも積尸気冥界波を受け倒された。 雷雲 技:落雷波 観音山付近でヨシノらの前に現れるがシャイナに倒された。
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