非小細胞肺癌とは? わかりやすく解説

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ひしょうさいぼう‐はいがん〔ヒセウサイバウ‐〕【非小細胞肺×癌】

読み方:ひしょうさいぼうはいがん

肺癌(はいがん)のうち、腺癌扁平上皮癌大細胞癌などの総称小細胞肺癌以外のものをいう肺非小細胞癌非小細胞性肺癌


肺癌

(非小細胞肺癌 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/02 17:38 UTC 版)

肺癌(はいがん、英語: Lung cancer)は、に発生する上皮細胞由来の悪性腫瘍。90%以上が気管支原性癌 (bronchogenic carcinoma)、つまり気管支、細気管支あるいは末梢肺由来の癌である。




「肺癌」の続きの解説一覧

非小細胞肺癌

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/25 06:53 UTC 版)

ベバシズマブ」の記事における「非小細胞肺癌」の解説

再発または進行非小細胞肺癌878例を対象とした第III相臨床試験において、化学療法(カルボプラチン・パクリタキセル併用療法)にベバシズマブ追加した群(434例)は生存期間中央値12.3カ月無増悪生存期間中央値6.2カ月奏効率35%であり、化学療法単独群(444例)の生存期間中央値10.3カ月無増悪生存期間中央値4.5カ月奏効率15%を有意上回った。ただし、ベバシズマブ併用群では5例の喀血死を含む15例の治療関連死がみられた。

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非小細胞肺癌

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/09 17:54 UTC 版)

バンデタニブ」の記事における「非小細胞肺癌」の解説

バンデタニブによる非小細胞肺癌の分子標的治療可能性を探る治験実施された。ドセタキセル併用第III相臨床試験有望な結果示された。ペメトレキセドとの併用試験結果は有望とは言えなかった。もう一つドセタキセルとの併用試験実施された。 EUでのバンデタニブ承認申請は、化学療法併用試験便益見られなかったため、2009年10月取り下げられた。

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非小細胞肺癌

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/12 03:52 UTC 版)

肺癌」の記事における「非小細胞肺癌」の解説

以下の3組亜型があり、治療上の観点から一括して総称される従来は非小細胞肺癌は一律同じ治療であったが、近年では組織型別で治療方針分かれるようになってきている。 肺扁平上皮癌 肺扁平上皮癌(はいへんぺいじょうひがんSquamous cell carcinoma)は、気管支の扁平上皮英語版)(厳密に扁平上皮化生した細胞生理的には、扁平上皮気道においては口腔や声帯など上気道一部細胞であり、正常な下気道のどこにも扁平上皮存在しない)から発生する癌。喫煙との関係が大きく中枢側の気管支から生ずることが多い。喀痰細胞診では、パパニコロウ染色にて扁平上皮細胞から分泌されケラチンオレンジに染まることが特徴的である。病理組織学検査では、扁平上皮細胞の球から内側分泌されケラチン纏まり真珠のように見られることがあり、癌真珠よばれる血液検査ではSCCCYFRAシフラ)が腫瘍マーカーとなる。 肺腺癌 肺腺癌はいせんがん、Adenocarcinoma)は、肺の腺細胞気管支の線毛円柱上皮肺胞上皮気管支の外分泌腺など)から発生する癌。発生部位は肺末梢側に多い。喫煙とも関連するが、非喫煙者女性発生する肺癌は主にこの型である。病理組織学的には、がん細胞は腺腔、乳頭状微小乳頭状充実性構造作る血液検査ではCEA癌胎児性抗原)、SLXシアリルルイスX抗原)などが腫瘍マーカーとなる。細気管支肺胞上皮細気管支肺胞上皮癌(さいきかんしはいほうじょうひがん、Bronchioloalveolar carcinoma; BAC)は肺腺癌亜型で、形態学的に細気管支上皮肺胞上皮類似した高分化腺癌である。全肺癌3-4%を占める。他の非小細胞肺癌と比較する若年者女性多く進行比較緩徐喫煙との関連が薄い。 肺大細胞癌 肺大細胞癌(はいだいさいぼうがんLarge cell carcinoma)は、扁平上皮癌にも腺癌にも分化証明されない未分化な非小細胞肺癌のことである。発育早く多く末梢気道から発生する

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非小細胞肺癌(NSCLC)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/12 03:52 UTC 版)

肺癌」の記事における「非小細胞肺癌(NSCLC)」の解説

非小細胞肺癌において、Stage IIまでは多く場合手術療法選択され多く症例術前あるいは術後多く場合術後)の化学療法検討されるStage IIIでは手術選択されるともあれば、化学療法放射線療法選択されることもあり、個々症例によって治療選択異なる。Stage IVでは化学療法治療の主体となり、症状緩和目的放射線治療検討される

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非小細胞肺癌

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/15 15:20 UTC 版)

ペメトレキセド」の記事における「非小細胞肺癌」の解説

治療非小細胞肺癌患者171名を対象にした第III相臨床試験 にて、既治療非小細胞肺癌に対す標準療法であるドセタキセル投与群では生存期間中央値7.9か月無増悪期間中央値2.9か月奏功率8.8%であり、ペメトレキセド投与群は生存期間中央値8.3か月無増悪期間中央値2.9か月奏功率9.1%と、標準療法比べて遜色がない結果であった。また副作用ドセタキセル投与群に比べて有意少なかった。この結果より、ペメトレキセドは既治療非小細胞肺癌に対す標準療法一つとなった2008年9月29日米食品医薬品局FDA)は米国において扁平上皮癌以外の組織型を示す局所進行/転移性非小細胞肺癌に対してペメトレキセドを、シスプラチンとともに用い第一選択薬として承認した注意すべきなのは、既に承認得ていた局所進行/転移性小細胞癌対す第二選択としての単剤適用についても、対象が非扁平上皮癌限定されたことである。

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非小細胞肺癌

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/09 14:32 UTC 版)

ゲフィチニブ」の記事における「非小細胞肺癌」の解説

要約 非小細胞肺癌に対してゲフィチニブは約10%から20%患者腫瘍縮小効果を示す。東洋人女性非喫煙者腺癌ではゲフィチニブ腫瘍縮小効果を示す割合高く、これはEGFR遺伝子変異関係している可能性がある。 1種類から2種類化学療法終了後進行非小細胞肺癌に対してゲフィチニブドセタキセル同等延命効果を示す可能性がある。 対象絞り非喫煙者腺癌アジア人の未治療進行非小細胞肺癌を対象とした臨床試験では、ゲフィチニブ化学療法よりも無増悪生存期間延長したEGFR遺伝子変異をもつ非小細胞肺癌に対しては特にゲフィチニブ奏功し、70%から80%程度患者腫瘍縮小効果を示す。

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非小細胞肺癌

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/01 04:15 UTC 版)

セツキシマブ」の記事における「非小細胞肺癌」の解説

66例の治療進行非小細胞肺癌を対象にした第II相臨床試験において、セツキシマブ単剤治療4.5%の奏功率、30.3%の病勢制御率であり、EGFR陽性例(60例)に限って5.0%の奏功率、30.0%の病勢制御であった

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