量産型キュベレイとは? わかりやすく解説

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キュベレイ

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/24 05:36 UTC 版)

キュベレイ (QUBELEY) は、「ガンダムシリーズ」に登場する架空の兵器。有人操縦式の人型機動兵器「モビルスーツ (MS)」のひとつ。初出は、1985年に放送されたテレビアニメ機動戦士Ζガンダム』。


注釈

  1. ^ キュベレイのラフスケッチには、「エルメスの発展型にしてやりたいのですがどうでしょうか?」「ランドセルの中に色々な武器やビットがつまっている」「モノアイは2つ」などといった機体デザインやコンセプトについての書き込みがある[7]
  2. ^ ボークスウェーブによるガレージキット発売時にも、バインダー内部にはそれぞれの原型師の解釈によるディテールが造形されてはいた。
  3. ^ 当初の設定ではMMS-3だったが[12]、その後AMX-004に変更された。また、型式番号についてはガザC#型式番号も参照のこと。
  4. ^ ただし英文表記のスペルは異なる。
  5. ^ 肩部にネオジオンが開発した試験段階のミノフスキークラフトが内蔵されているものの、何らかの問題があったとする資料もある[24]。しかし、資料によってMS用のミノフスキークラフトはU.C.0100年代初頭においてもまだ試作段階としている[25]
  6. ^ アニメ『機動戦士ガンダムΖΖ』で、キュベレイMk-IIが大気圏突入しても燃え尽きないなど、高い耐久力を持っている。
  7. ^ 『ガンダムΖΖ』において、キュベレイMk-IIの2号機が、大気圏突入の際に突入姿勢を安定させるため、バインダー基部を自らファンネルで破壊し、放棄するシーンが存在する。
  8. ^ 「25メートルを超える」とする資料もある[31]
  9. ^ ただし、前述の通り従来の設定では「ファンネル」という名称はのちのキュベレイの遠隔誘導端末が「漏斗」に似ていることから付けられたものである。
  10. ^ 外部からのコントロール機能は3号機に搭載されているとした資料もみられる[38]

出典

  1. ^ 『The Five Star Stories OUTLINE』角川書店、2001年12月、104頁。ISBN 9784048534635 
  2. ^ a b c d 『ZGUNDAM A (ゼータガンダムエース)』角川書店、2005年7月、82-85頁。 
  3. ^ a b 『機動戦士ガンダムエピソードガイド Vol.3』角川書店、1999年12月、151頁。ISBN 978-4048530705 
  4. ^ a b 『『機動戦士Ζガンダム メモリアルBOX(レーザーディスク)』1巻 付属ブックレット』バンダイ、1994年、16頁。 
  5. ^ 『コミックボンボン緊急増刊 機動戦士Zガンダムを10倍楽しむ本 綴じ込みピンナップ』講談社、1985年1月、9頁。ISBN 9784063671919 
  6. ^ 『月刊アニメック』ラポート、1985年10月、39-70頁。 
  7. ^ 『GUNDAM WARS PROJECT Ζ』大日本絵画、1996年、21頁
  8. ^ 富野由悠季『機動戦士Zガンダム 第四部 ザビ家再臨』講談社、1986年1月、表紙頁。ISBN 978-4062026147 
  9. ^ 『機動戦士Zガンダムヒストリカ 第09巻 OFFICIAL FILE MAGAZINE』講談社、2005年11月、29頁。ISBN 9784063671919 
  10. ^ 『ZGUNDAM A (ゼータガンダムエース)』角川書店、2005年7月、付録ポスター頁。 
  11. ^ PSO2EP2DXサイト 2014.
  12. ^ 『ジ・アニメ特別編集 機動戦士Ζガンダム PART2』近代映画社、1986年1月、104頁。
  13. ^ a b c d e f g h i 『ジ・アニメ特別編集 機動戦士Ζガンダム PART3』近代映画社、1986年4月、117頁。
  14. ^ a b c HGUC AMX-004 キュベレイ』説明書、バンダイ、1999年9月。
  15. ^ 『ジ・アニメ特別編集 機動戦士Ζガンダム PART2』近代映画社、1986年1月、88頁。
  16. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p 『ガンダムエース』2018年5月号、KADOKAWA、36-37頁。
  17. ^ a b c 「プロジェクトファイル Ζガンダム」ソフトバンククリエイティブ 2016年9月 70-71頁。(ISBN 978-4797386998)
  18. ^ モビルスーツ・イン・アクション キュベレイ』バンダイ、2002年7月、付属データカード。
  19. ^ a b c d e f 「マスターグレード AMX-004 キュベレイ」バンダイ 2001年8月 組立説明書参照
  20. ^ DCΖ下 1997, p. 30-31.
  21. ^ ラポートDXΖ 1986, p. 73.
  22. ^ プラモデル『HGUC AMX-004 キュベレイ』説明書、バンダイ、1999年9月
  23. ^ 「ハイグレードユニバーサルセンチュリー AMX-004 キュベレイ - REVIVE」バンダイ 2015年12月 組立説明書参照
  24. ^ a b 『旭屋出版アニメ・フィルムブック2 機動戦士Ζガンダム Part2』1999年6月、212-213頁。ISBN 4751101609
  25. ^ 富野由悠季『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ(上)』角川書店、1989年2月28日、154頁。(ISBN 4-04-410131-0
  26. ^ 『旭屋出版アニメ・フィルムブック2 機動戦士Ζガンダム Part2』1999年6月、181頁。ISBN 4751101609
  27. ^ 『大人の機動戦士ガンダム大図鑑』マガジンハウス、2014年8月、66頁。ISBN 978-4838789382
  28. ^ モビルスーツ全集9 ニュータイプ専用機BOOK 双葉社 39頁 2015年9月 ISBN 978-4-575-46490-0
  29. ^ 『機動戦士ガンダムΖΖ』第47話
  30. ^ 富野由悠季『機動戦士Ζガンダム 第四部 ザビ家再臨』講談社、1986年1月、口絵頁。ISBN 978-4062026147 
  31. ^ a b c d 『SDガンダム GGENERATION-F.I.F パーフェクトガイド+MS名鑑』ソフトバンク パブリッシング、2001年7月、192頁。ISBN 4797316985
  32. ^ a b c d e f g h i j k l 『電撃ホビーマガジン』2000年9月号、メディアワークス、87頁。
  33. ^ 「機動戦士ガンダム モビルスーツ大図鑑【宇宙世紀編】Vol.3」『月刊ホビージャパン』2019年12月号、付録冊子、72頁。
  34. ^ a b c 『SDガンダム GGENERATION-F データブック2 MSコレクション』ソニー・マガジンズ、2000年9月、129頁。ISBN 478971604X
  35. ^ a b 「GAME'S MsV」#96 / 「月刊ガンダムエース」2010年11月号、491頁。
  36. ^ EB SDガンダム公式カタログ 1989, p. 21.
  37. ^ a b c d e f g h i j HGUC AMX-004-2 キュベレイMk-II』説明書、バンダイ、2000年6月。
  38. ^ a b c d e 皆河有伽『総解説ガンダム辞典Ver1.5』講談社、2009年8月、277頁。ISBN 978-4-06-375795-8
  39. ^ a b 『ENTERTAINMENT BIBLE .2 機動戦士ガンダム MS大図鑑【PART.2 グリプス戦争編】』バンダイ、1988年3月、132頁。ISBN 4-89189-018-5
  40. ^ 『週刊ガンダム・モビルスーツ・バイブル』第17号、デアゴスティーニ・ジャパン、2019年5月28日、8頁。
  41. ^ 『MG 1/100 キュベレイMk-II(プルツー専用機)』バンダイ、2004年2月、組立説明書、5頁。
  42. ^ ZEONOGRAPHY #3013 キュベレイMk-II(量産型キュベレイ)』バンダイ、2007年4月、商品パッケージ。
  43. ^ 『MG 1/100 キュベレイMk-II(プルツー専用機)』バンダイ、2004年2月、組立説明書、11頁。
  44. ^ 『MG 1/100 キュベレイMk-II(プルツー専用機)』バンダイ、2004年2月、組立説明書、15頁。
  45. ^ a b c d e f g h i j k l 『別冊アニメディア 機動戦士ガンダムΖΖ PART.2』学習研究社、1987年3月、98-99頁。
  46. ^ 『GUNDAM WARS II MISSION ΖΖ』大日本絵画、1987年2月、1988年12月(新装版)、40頁。(ISBN 978-4499205269)
  47. ^ モデルグラフィックス11 1986, p. 26.
  48. ^ 昼MS量産型キュベレイ 2021.
  49. ^ a b c 『ニュータイプ100%コレクション7 機動戦士ガンダムΖΖ』角川書店、1987年10月、41頁。
  50. ^ 『データコレクション6 機動戦士ガンダムΖΖ』メディアワークス、1997年12月、61頁。ISBN 978-4840207577
  51. ^ a b 『機動戦士ガンダム エピソードガイド vol.3 ネオ・ジオン編』角川書店、1999年12月、62頁。ISBN 4048530704
  52. ^ 『旭屋出版アニメ・フィルムブック3 機動戦士ガンダムΖΖ』2000年7月、225頁。ISBN 4751102079
  53. ^ a b ガンダムエース03 2023, p. 11.
  54. ^ バンダイ版『機動戦士ガンダム MS戦記』170ページ。メディアワークス版には収録されていない。
  55. ^ 新訳MS大全集0081-0900 2022, p. 98.
  56. ^ a b c ガンダムエース02 2023, p. 365.


「キュベレイ」の続きの解説一覧

量産型キュベレイ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/08 08:43 UTC 版)

ネオ・ジオンの機動兵器」の記事における「量産型キュベレイ」の解説

キュベレイ量産型ネオ・ジオン内乱時にグレミー・トト率い反乱軍麾下ニュータイプ部隊使用する詳細は「キュベレイ#量産型キュベレイ」を参照

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量産型キュベレイ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 17:19 UTC 版)

キュベレイ」の記事における「量産型キュベレイ」の解説

『機動戦士ガンダムΖΖ』および『機動戦士ガンダムUC』登場キュベレイ量産型であるが、原型機より性能向上しており、火力強化されている。キュベレイクィン・マンサ外観的特徴併せもち、頭頂部にはアンテナ付き補助センサー追加されている。上腕部に伸縮機構をもち、飛行形態では腕を縮めてバインダー内側収納する本機グレミー・トトによって秘密裏開発されている。パイロットごとの調整必要なニュータイプ専用機量産化できたのは、強化人間技術クローニング組み合わせることにより同一精神パターンをもつプルシリーズパイロットしたためであり、本機はすなわちパイロット込みでの量産機である。 武装 ファンネル 原型機出力変わらないが、搭載数が3倍の30基に増え、ファンネル・ポッドも大型化している。 アクティブ・カノン 背部に2門装備基部球状になっており自在に動かすことが可能で、機体バランサーとしても動作する飛行形態では砲身延長して使用するハンド・ランチャー / ビーム・サーベル 原型機ビームガン / ビーム・サーベルに当たるが、相違点不明Mk-IIのような三叉式ではない。柄にスイッチがある。 劇中での活躍 グレミー率い反乱軍によるネオ・ジオン内乱時にニュータイプ部隊として編成されクィン・マンサ随伴機として大量投入されるプルシリーズらが操る本機ハマーン軍およびエゥーゴガンダム・チーム相手圧倒的な戦闘力見せつけるが、最終的にグレミー戦死後キャラ・スーンの操るゲーマルク交戦し相打ちとなって破壊されるそれに伴いプルシリーズ全滅したが、『UC』では主要登場人物であるマリーダ・クルス(プルトゥエルブ)だけが生き残ったという設定になっている。 『UC原作小説第4巻およびOVA版エピソード3では、バナージ・リンクス感応したマリーダの回想シーンにて、前述ゲーマルクとの交戦シーン描かれた。小説描写では、グレミー失いプルスリー機を撃墜され動揺する姉妹たちを統制したのが4番目の姉で、密集したところを狙われた際、プルトゥエルブ(マリーダ)機は独自の判断隊列離れたため、損傷して機体コントロール失いつつも生還成功したとされている。また、小説第6巻およびOVA版エピソード4ではオーガスタ研究所保管され本機中破した状態で登場し、その機体見せられたマリーダは激しく動揺する機体は、オーガスタ研究所がマリーダを強化人間として再調整することに利用される第一次ネオ・ジオン抗争終結後舞台にしたゲームブック機動戦士ガンダム シャアの帰還』において、グワダン級戦艦イン・エクセス艦載機として登場している。特殊任務用の機体として改修施されており、原型機に近い頭部と肩のスパイク突起)が特徴ゲーム中の展開次第ではシャア・アズナブル搭乗する機体となる。 デザイン デザイン初出は、講談社書籍Ζガンダム10倍楽しむ本』のピンナップ描かれ永野護デザインMSであるとされている[要出典]。ただし機体色は真紅であり、アクティブカノン描かれてはいない。 初登場時カラーリンググレミー軍の識別用として多数機体施されグレーだったが、反乱軍壊滅後はキュベレイMk-IIプル専用機2号機)と同色変更されている。 書籍ガンダム FACT FILE』第126号デアゴスティーニ・ジャパン)には量産型キュベレイのバリエーション機として、グレーカラーリング両肩ウイング・バインダー前後左右とも同じ形状となっている機体円形パーツ2つ)のイラストページトップ掲載された。 大日本絵画書籍GUNDAM WARS II MISSION ΖΖ』に掲載されフルスクラッチ作例においては、名称がキュベレイMk.II(量産型)とされ、両肩ウイング・バインダー前面円形パーツ背面三本スリット統一されデザインとなっている。同作例の解説において「準備稿を基に作られた」旨の記載がある。

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