ちょう‐じゅうせき〔チヤウヂユウセキ〕【腸重積】
腸重積症
腸重積症
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/02 23:38 UTC 版)
腸重積症(ちょうじゅうせきしょう、英: Intussusception)とは、小腸が大腸の中に入り込んで(逆蠕動)してイレウス(腸閉塞)を発症する病気。主に0〜3歳までの乳幼児に多く発症し男児にやや多い[1]。発症者の80%が2歳未満[2]であるが、まれに成人でも発症する[3]。腸重畳症、腸重鞘症ともいう[4]。成人の直腸重積は排便障害の原因となり得るが、直腸重積所見を有していても50%が無症状との報告がある[5]。
- ^ a b c d e 腸重積症 MSDマニュアルプロフェッショナル版
- ^ 腸重積症 慶應義塾大学病院
- ^ 津嶋秀史、日下部輝夫、廣本雅之 ほか、成人腸重積症の5例 日本臨床外科医学会雑誌 50 巻 (1989) 11 号 p. 2423-2428, doi:10.3919/ringe1963.50.2423
- ^ “ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説”. コトバンク. 2018年2月10日閲覧。
- ^ 角田明良、高橋知子、直腸重積の診断と治療 71巻 (2018) 3号 p.146-151, doi:10.3862/jcoloproctology.71.146
- ^ 腸重積症 日本小児外科学会
- ^ 斎藤典才、古田和雄、横山隆ほか、2度にわたり腸重積症をきたした異時性大腸癌の1例 日本臨床外科医学会雑誌 56巻 (1995) 4号 p.784-788, doi:10.3919/ringe1963.56.784
- ^ 西村暁、吉松和彦、石橋敬一郎ほか、盲腸癌による狭窄で翻転した正常盲腸が先進部となった成人腸重積症の1例 日本臨床外科学会雑誌 67巻 (2006) 4号 p.816-820, doi:10.3919/jjsa.67.816
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