第二次改装とは? わかりやすく解説

第二次改装

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/02 02:24 UTC 版)

金剛型戦艦」の記事における「第二次改装」の解説

第二次改装は1934年昭和9年)に榛名より始められた。主眼速力30ktの高速戦艦とすることである。このため機関全面改装船体延長などがなされている。 速力 主機全面換装され艦本式タービン4基に交換された。主缶榛名場合ロ号艦本重油専焼11基とされ(霧島金剛は8基)、出力136,000馬力引き上げられた。また艦尾水線長で7.4m延長し船体抵抗減少させた。これにより金剛型は30kt(榛名公試成績で30.2kt)の高速戦艦となった主砲 主砲仰角43度まで引き上げられ最大射程35,450mまで増大した。またそれに合わせて前檣トップに10m測距儀榛名当初8m)が新設され振動防止サポート支柱前檣背面設けられた。また後部艦橋新設され予備方位盤装備された。これにより主砲前後分けて分火指揮可能になった。また弾薬庫改造され九一式徹甲弾使用可能となっている。 副砲 副砲仰角30度まで引き上げられ最大射程19,500mとなった装備数は2基減少して14となった水雷兵装 4基残っていた水中発射管はこの時全廃されている。 カタパルト 航空兵装は3番4番砲塔間の作業甲板広げカタパルト1基を装備航空機3機を搭載した。(金剛霧島改装前装備済み対空兵装 対空兵装として25mm連装機銃10基を装備榛名改装後追加装備)している。 装甲配置 主甲帯 203 KC下端 76中甲板甲帯 152 KC 上甲板甲帯 152 KC防御隔壁 前部中甲板 152 KC 下甲板 127 KC 後部中甲板 152 KC 下甲板 203 KC 水平防御室下甲板 19 NS76 HT 機械室下甲板 19 NS+89-83 NCNV 最上甲板 28 NS 魚雷防御隔壁 102-76 HT 弾薬庫 甲板平坦19 NS+127-102 NVNC 甲板傾斜19 NS70 NVNC 垂直部 19-13 NS 底部 25-19 NS 司令塔 側面 254 KC 上面 76 KC 床面 76 KC 交通筒 178-102 NCS 主砲塔 前盾 254 KC 側面 254 KC 後面 254 KC 上面 152 VC バーベット 229-76 KC76 VC+127-64 VC ケースメイト 砲盾 38 NS 隔壁 51 舵取機室 なし(大戦中に周辺コンクリート充填) 煙路 203 VC その他 注排水装置防毒装置など装備された。また副錨がこの時撤去された。(榛名後日撤去比叡の改装 比叡第一次改装をしていないのでその工事合わせて1936年昭和11年)から1940年(同15年)にかけて実施された。取り外されていた4番主砲舷側装甲を再装備し他艦と同じ主砲連装4基になった。他艦が一次改装実施した水平防御強化もこの時実施している。また前檣は他の3艦と違い塔型の艦橋構造となった。これは大和型戦艦テスト兼ねて改装である。主砲塔用水ポンプの1台も大和型採用予定のブラウン・ボベリー式ターボ・ポンプとしている。また比叡のみバルジの幅をさらに広げ他艦より艦幅が1m広くなっている。

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第二次改装

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/03 04:19 UTC 版)

戦略空母建御雷」の記事における「第二次改装」の解説

後世国際連合では戦後考え紛争地域平和維持軍迅速に運ぶ方法研究していた。そのため、日本ではコンパクトな旅団輸送する母艦保有しようと考え建御雷改装してその役目につかせることにした。 二次改装後九鬼特殊旅団母艦として働いた

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