構造主義とは? わかりやすく解説

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こうぞう‐しゅぎ〔コウザウ‐〕【構造主義】


構造主義

作者村上春樹

収載図書夜のくもざる―村上朝日堂超短篇小説
出版社平凡社
刊行年月1995.6

収載図書夜のくもざる村上朝日堂短篇小説
出版社新潮社
刊行年月1998.3
シリーズ名新潮文庫

収載図書村上春樹全作品19902000 1 短篇集
出版社講談社
刊行年月2002.11


構造主義

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/02 00:15 UTC 版)

構造主義(こうぞうしゅぎ、: structuralisme)とは、狭義には1960年代に登場し主にフランスで発展していった20世紀現代思想のひとつである。なお、構造主義と構成主義は異なる。構造主義の代表的な思想家としてクロード・レヴィ=ストロースルイ・アルチュセールジャック・ラカンミシェル・フーコーロラン・バルトらが活躍した。


注釈

  1. ^ 伝統的にフランスの数学者集団ブルバキとのつながりがある。
  2. ^ 岩井克人によれば構造主義とは、歴史には方向性があるとするマルクスへの批判であり、歴史の先取りに価値を見るサルトルへの批判であったという(日本経済新聞2013年10月10日(人間発見)国際基督教大客員教授 岩井克人さん 「資本主義」を考え抜く (3))。
  3. ^ 1896-1982。ロシア生まれの言語学者。アメリカでも活動した
  4. ^ 構成主義を研究したジャン・ピアジェは構造主義者を自認しているが、発達心理学を基礎に構造は構成的なものであるとして、レヴィ=ストロースの静的な構造理論を批判している。また、構造主義のむやみな拡張にも反対しており、ミシェル・フーコーも厳しく批判している。

出典

  1. ^ 構成主義 2024年3月2日閲覧
  2. ^ Sylvain Auroux, E.F.K. Koerner, Hans-Josef Niederehe, Kees Versteegh (2008 ) History of the Language Sciences, 2nd volume, p.1882 History of the Language Sciences
  3. ^ Deleuze, Gilles. 2002. "How Do We Recognise Structuralism?" In Desert Islands and Other Texts 1953-1974. Trans. David Lapoujade. Ed. Michael Taormina. Semiotext(e) Foreign Agents ser. Los Angeles and New York: Semiotext(e), 2004. 170–192. ISBN 1-58435-018-0: p. 170.
  4. ^ Johann Sebastian Bach interlochen.org 2024年2月29日閲覧
  5. ^ 池田清彦『さよならダーウィニズム』p.144
  6. ^ 絵所秀紀『開発の政治経済学』日本評論社、1997年。


「構造主義」の続きの解説一覧

構造主義

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/12/06 05:35 UTC 版)

民族学」の記事における「構造主義」の解説

第二次世界大戦後フランスでさかんになったアプローチである。クロード・レヴィ=ストロースがその中心人物で、ブラジルでの旅の紀行をまとめた『悲しき熱帯』は当時にあってはセンセーショナルなこんにちでは記念碑的な構造人類学著作となった。 構造主義的な人類学においては文化構成する個々要素をそれ自体としてではなく相互間の関係性の束からなる構造としてとらえる。また、特に、意識化されない構造重要性について論究している。 なお、レヴィ=ストロースによるムルンギン族の婚姻体系研究については、アンドレ・ヴェイユ数学における群論活用して、その婚姻体系全容解明しており、レヴィ=ストロース思想多方面に影響与えただけでなく、異な学問分野間の交流学際的な研究促進する役割をも担った評することができる。

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構造主義

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/09/07 01:30 UTC 版)

儀礼」の記事における「構造主義」の解説

詳細については構造主義を参照フランス人類学者クロード・レヴィ=ストロースは、すべての社会的文化的組織を「人間の脳内在する構造によって形成され象徴的なコミュニケーションシステム」とみなした。したがって彼によれば、象徴システム機能主義者たちが考えているような社会構造反映ではなく社会関係組織化するためにその上に押しつけられたものであるレヴィ=ストロース神話儀礼相互補完的なふたつの象徴システムとして捉え一方言語的他方非言語的なシステムであるとした。彼は儀礼に関する理論提示しようとは考えていなかったが(神話に関しては全四巻著作を遺している)、メアリー・ダグラスエドマンド・リーチといった研究者大きな影響及ぼした

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構造主義

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/12 15:17 UTC 版)

現代思想」の記事における「構造主義」の解説

画像左)構造主義の先駆者とされるソシュール、(画像右)構造主義者の提唱レヴィ=ストロース存在と無』によって、一躍時代の寵児となったサルトルは、その後、『弁証法的理性批判』(1960年)において、実存主義をマルクス主義の内部に包摂することによって、史的唯物論再構成し、ヘーゲル-マルクス的な歴史主義デカルト-フッサール的な人間主義との統合主張するようになったが、その後サルトルクロード・レヴィ=ストロース論争きっかけに、マルクスの上構造 / 下部構造生産力 / 生産関係といった構造的な諸概念実体化されていること、また、デカルト-フッサール的な近代的な主体思想前提として実体視していることを批判し、構造主義が台頭するようになった

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構造主義

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/13 00:17 UTC 版)

フランス現代思想」の記事における「構造主義」の解説

画像左)構造主義の先駆者とされるソシュール、(画像右)構造主義の提唱者の一人レヴィ=ストロース1908年 - 2009年) 『存在と無』によって一躍時代の寵児となったサルトルその後、『弁証法的理性批判』(1960年)において、実存主義をマルクス主義の内部に包摂することによって、史的唯物論再構成し、ヘーゲルマルクス的な歴史主義デカルトフッサール的な人間主義との統合主張するようになった。だがその後サルトルクロード・レヴィ=ストロース論争きっかけに、マルクスの上構造下部構造生産力生産関係といった構造的な諸概念実体化されていること、また、デカルトフッサール的な近代的な主体サルトル思想前提として実体視していることが批判されるようになり、主体性人間中心主義の諸前提問い直す構造主義が台頭するようになった。構造主義はソシュール言語学の強い影響下にある。構造主義の主要人物としてはレヴィ=ストロースジャック・ラカンルイ・アルチュセールミシェル・フーコーロラン・バルトなどが挙げられる

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