未来のしんのすけ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 15:46 UTC 版)
小学校に入学したしんのすけの姿は、「えんぴつしんちゃん」にて何度か登場している。学校での授業態度は悪く、ランドセルの中に教科書などの勉強道具や文房具が1つも無く、おもちゃが入っている。物覚えはよく、教師が教えたことはすぐに言う。一方、言葉を間違えることも多い上に成績に関しても非常に悪く、何とか授業にはついていけるも、居残りや家への苦言は、日常茶飯事となっている。幼いころからの運動神経ならびに身体能力から、体育の成績はずば抜けており、教師の姫宮先生から指導無しでいきなり跳び箱の模範演技をやれと意地悪な無理難題を課せられた際には、アクロバット化しながら成功させてクラス中から大喝采を受ける等、授業の方がついていかない。 その物怖じしない、向こう見ずな性格や言動から、何人かの上級生のいじめっ子から目を付けられるなどしているが、持ち前の自由奔放さで凌いだり、果ては仲良くなるなどしている。 しんのすけが19歳になった時点では、コンピューターが人間を支配し、逆らう者は手下のサイボーグに抹殺されるという恐ろしい世界になっていた。しんのすけはコンピューターにインチキなクイズを出題し、そのコンピューターをクラッシュさせた事で平和を取り戻した。未来からやってきた風間トオルが野原一家(しんのすけが5歳の頃)に「未来の野原一家はどうなっているか?」と質問された際、複雑な顔をしていた事から現代から全く変わっていないか、それ以上に悪い状況になっている模様。19歳のしんのすけはシルエットのみの登場であり、髪型は天然パーマになっているが、顔の輪郭や口調は5歳の頃と変わっていない。 劇場版第3作では、しんのすけは大人になっている(こちらは声は変わらず)。タイムスーツの力で大人に変身し、雲黒斎のロボットと戦うが、顔は隠されており、素顔が現れる事は無かった。 劇場版第18作でも未来で大人になったしんのすけが登場したがアクション仮面に変装しており、最後まで顔が隠されており詳しい容姿は不明だった。顔の輪郭はひろしに似ている。ネオトキオに光を取り戻すために行動していたが、金有電気の研究室の入社を断ったことから社長の金有増蔵から逆恨みされていた。具体的な過去は明かされていないが、ネオトキオ一の大企業だった金有電気の社長から直々にスカウトされていた。タミコという女性と婚約しており、5歳の自分と協力してネオトキオを救った。ここでは声変わりしており、神奈延年が演じた。ただし、ラストで歴史が分岐した可能性を提示しており、本編での未来が映画と同じになるとは限らない。 アニメ初期で野球をした際、ひろしの妄想でプロ野球選手となった場合のしんのすけの姿が登場している(声はそのまま)。ホームランを打った直後、盗塁の途中で観客席の美人を口説く妄想であった(アニメ「父ちゃんと野球するゾ」)。 また「ギリギリ主婦みさえ〜習い事が見つからない」では、成人したしんのすけの姿が描かれており、素顔は不明だが口元は見えており、ひろしと似た顔の形を想起させる(そのほか想像の中で大人のしんのすけが描かれるが、大抵は今のジャガイモ頭のままで、横顔の笑みだけが描写される)。 将来の夢は大工になること。ただし、鬼瓦築造が社長の鬼瓦リフォームには入りたくない(理由は本人曰く「将来性のあるところに行きたいから」)。
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