木製ボギー車
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/05 00:04 UTC 版)
ホロヘ6500形(6500, 6501) - 1897年製の鉄道作業局時代の客車(ホイロ5170形)を1918年(大正7年)前半期に改造。最初は一等病客二等車であり車体中央に病室を配置しそれを挟むように一等(付添人)と二等(随行員)の客室が配置されていた。大正8年度に二等病客車に改造。ホイロヘ6080形→ホロヘ6080形→ホロヘ6500形と改番し、うち1両が事業車(ホル7515)に改造された。 ホロヘ6550形(6550, 6551) - 1907年汽車製造製の特等車。南満州鉄道で使用されたが標準軌化されたため鉄道院に編入され特別車(トク2-4)となった3両のうちの2両。1911年称号規程によるホトク5000形ホトク5001-5002に改番。大正後期に病客車に改造。側板を大型板から通常の羽目板に張替え、車体中央に病室を配置し両端に客室を配置した。1928年称号規程によりホロヘ6090形→ホロヘ6550形に改番し、ホロヘ6550は戦後は小牛田の駐留軍基地に勤務する日本人の輸送や、東北地方の列車デパートに使用されたが、用途記号上は病客車のまま1954年3月廃車された。ホロヘ6551は事業車(ホヤ6719→ホル7518)に改造された。なお病客車に改造されなかったホトク5000形は1928年称号規程によりコヤ6600形に改番、同時に側板を大型板から通常の羽目板に張替え、車端部をオープンデッキとするなどの改造がなされ、その後1953年称号規程によりコヤ6800形に改番された。 ホロヘ6580形(6580) - 1903年製の元日本鉄道の寝台車(イネロ5050形→ロネロ5080形→ホロネロ250形)を昭和4年度に改造し二等病客車ホロヘ6580形となった。車両不足から昭和17年ころ三等車ホハ2213に改造された。その後留萠鉄道に払下げられホハニ201になる。 ホロヘ6590形(6590, 6591) - 1909年製の元日本鉄道の寝台車を改造。ナロヘ9490形→ナロヘ9850形→ホロヘ6590形と改番した。三等車に改造したあと事業車(ホヤ6629.6628→ホエ7029.7030)に再改造された。 ナロヘ9800形(9800 - 9802) - 1909年製の元日本鉄道の食堂車(オロシ9200形)を改造。最初は病客車(診療用)であり車体中央に診察室(診察台、机)を配置し、それを挟むように薬局(調剤台、薬品棚)と控室が配置されていた。その後二等病客車に改造された。オヘ9480形→ナロヘ9800形と改番し、うち1両が事業車(ナヤ9983→ナル9950)に改造された。 ナロヘ16900形 - 皇室用客車(2代目霊柩車)を一等病客車ホイヘ6070に改造。1928年称号規程によりホイヘ16900に改番。のちに二等病客車に再改造した。 ナロヘフ21280形 - 1939年、ナロフ21200形(21200 - 21204)を改造。前位寄りは腰掛けを残し、後位寄りを畳敷きに改造した。うち1両は戦後進駐軍に接収された。 ナヘ21290形 - 1940年、ナロ20700形より改造 ナイヘ26900形 - 皇室用客車(3代目霊柩車)を一等病客車に改造したもの。1949年、オハ60 5に鋼体化改造される。 スヘ28400形 - 1938年、三等車より改造 スヘ28800形 - スハフ28800形より改造
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