木製バットとは? わかりやすく解説

木製バット

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 09:05 UTC 版)

バット (野球)」の記事における「木製バット」の解説

特に木製バットを使用する際には、ボールバットに当たる際にヘッド刻印部分が上もしくは下を向くように持たなければならない。これは木目に対して平行に力が加わるようにして、折れにくくするためである。 木製バットの材料には、アッシュ材や、ハードメイプル、ヒッコリーなどが使用されている。長らくメジャーリーグでは硬い反発力の強い)ホワイト・アッシュ使われ近年ではハードメイプルも多く使われているが、ヒッコリーは重いためあまり使われなくなっている。一方日本のプロ野球では「材質柔らかく振ったときにしなりが出る」としてヤチダモアオダモといったタモ系の木材がよく使われ、特に良質なバット材として北海道産アオダモ好まれていた。これは、寒冷地であればあるほど反発力弾力性耐久性優れとされるためである。メジャーリーグ日本人野手移籍することが多くなった2000年代からは、ボール材質気候が違うことから日本人選手ホワイトアッシュなどを使用し始め日本球界でもアオダモ以外の材質バット使用する選手増えている。また、新たな材料としてバーチ材(カバノキ)、ビーチ材(ブナ)、シデなども使われるようになっている松井秀喜イチローピート・ローズなどのバット手掛けていたミズノテクニクスのバット職人久保田五十一は、7cm角の角材3-4ヶ月自然乾燥した後、40時間真空乾燥し、機械荒削り後、職人30程度手仕上げする方法バット製作を手掛けていた。 木製バットの場合バット含水率7 - 10%程度理想と言われている。日本のように夏季湿度が高い環境では、バットを裸のまま放置する空気中の水分吸い込んでしまい、含水率理想の状態よりも高い値(最大12 - 13%程度になってしまう。含水率高くなる当然ながらバット重量重くなり選手感覚狂わせる上、バットボール当たった際の反発力にも影響が出る。一方で冬季エアコンのそばにバット放置した場合など、バット乾燥して逆に含水率低くなり、事実上使えなくなるほど折れやすくなることもある。これらの要因から、近年プロ野球選手の間では、シリカゲル入りのジュラルミンケースにバット入れて持ち運ぶことでバット含水率一定に保つことが一般的となっている。 日本国内産の木製バットの半数富山県南砺市福光地域作られており、日本一産地となった理由としては、冬場湿度高くバット製造適していたことや、原材料主産地北海道九州と、販売先中心であった大阪東京中間であったことが挙げられている。なお、当地には、往年のプロ野球選手の約500本のバット展示されている「南砺バットミュージアム」が存在する

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木製バット

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 06:16 UTC 版)

野球」の記事における「木製バット」の解説

原則として一本木材削って作製する日本のプロ野球含めて連盟公認での制限無くどのような試合でも使える素材アオダモホワイトアッシュメイプルトネリコなどがある。

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