明治後期とは? わかりやすく解説

明治後期

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/12 09:19 UTC 版)

日本の漫画の歴史」の記事における「明治後期」の解説

1896年田口米作は『團團珍聞』に『江の島鎌倉長短旅行』の連載を開始した。これは日本最初連載漫画とされている。「長」と「短」と名付けられ2人の主人公による観光旅行描いたこの作品は、特定のキャラクターによる一貫したストーリー描いたものとして最初の例でもあった。 週刊英字新聞活躍していたオーストラリア出身漫画家フランク・A・ナンキベル(英語版)に師事した北澤楽天北沢楽天)は、師を紹介した福澤諭吉招きにより1899年新聞社時事新報入社し、同紙で『田吾作杢兵衛』『灰殻木戸郎』などを連載して人気得た。両作は同時代アメリカ合衆国新聞漫画形式であったコミック・ストリップヒント得た複数コマ連続からなる作品で、日本初試みとされている。また楽天は、従来ポンチ絵自身の作品区別するため、このコミック・ストリップ訳語として「漫画」という語を用いるよう時事新報進言した人物であり、ここで現代的な意味での「漫画」の語用成立した1902年創刊の『平民新聞』を皮切りに社会主義の影響強く受けた反政府メディア舞台とした激し政府批判ポンチ多く描かれ創刊発禁繰り返していた。そんな中楽天1905年自身主宰漫画雑誌東京パック』(第1次)を創刊。同誌や、同誌の人気受けて創刊された『大阪パック』『東京ハーピー』『上等ポンチ』などの類似雑誌舞台とした政治風刺漫画が盛んとなる。その反面日露戦争に際して戦時報道名を借りた漫画によるプロパガンダ描かれた。 そのかたわら、文芸作品挿絵として、「コマ画」と総称される世相風刺廃した叙情性の強い一コマ漫画のようなイラスト作品多く登場し画集人気得た。のちに画家としての評価を得る中村不折平福百穂竹久夢二といった人物が「コマ画」を手掛けている。 北澤楽天などの雑誌漫画人気関し同時期にコマ画」様の銅版画作品手掛けた画家山本鼎は、美術雑誌方寸』に連載した論文記事現代滑稽画及び風刺画について」において、それらを「低俗」と断じている。 明治最後の年1912年北澤楽天経営母体変わった東京パック』を去り新たに楽天パック』を創刊したほか、舞台美術家だった岡本一平が『朝日新聞』の専属となる。岡本上記コマ画」風の滑稽画に文を添えた漫画漫文スタイル時代の寵児となる。それまでもっぱら風刺の手段と見なされていた漫画が、大衆娯楽として認識されていく過程において、岡本活動大きな役割果たした

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明治後期

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/18 08:17 UTC 版)

新潟市の歴史」の記事における「明治後期」の解説

川の流れ緩やかな越後平野下流部では、明治期川蒸気船が盛んであった。しかし、1897年(明治30年)、沼垂(ぬったり)から一ノ木戸三条市)間の鉄道開業し大正期鉄道網広がると、交通の中心川蒸気船から鉄道移っていった。 明治30年代新津油田機械掘削本格化大正期新津町は「石油の町」として栄えて国内最大油田となり、新潟市沼垂町では石油産業発達した信濃川下流根本的な洪水対策である大河津分水は、江戸時代からの懸案であった分水工事1909年(明治42年)に国営着工された。

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明治後期(青化法)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/05 15:14 UTC 版)

串木野鉱山」の記事における「明治後期(青化法)」の解説

採掘され鉱石粉砕機直径25ミリメートル以下に粉砕する鉱石粒を投入しシアン化カリウム水銀加えさらに粉砕する沈殿槽導き砂を沈殿させるシアン化カリウム回収され再利用される。 さらに粉砕しシアン化カリウム追加し圧縮空気などを用いて混合する濾過した後に水銀加えて金のアマルガムを得る。 アマルガムを釜へ入れて加熱乾留し金を得る。水銀冷却器回収され再利用される。

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