時事新報とは? わかりやすく解説

じじしんぽう【時事新報】

読み方:じじしんぽう

明治15年(1882)福沢諭吉創刊し日刊新聞昭和11年1936)「東京日日新聞」に併合廃刊昭和21年1946再刊したが、同30年産業経済新聞」に併合廃刊


時事新報

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/07 14:42 UTC 版)

時事新報(じじしんぽう)は、かつて存在した日本の日刊新聞である。1882年明治15年)3月1日福澤諭吉の手により創刊された。その後、慶應義塾大学およびその出身者が全面協力して運営した。戦前の五大新聞の一つである。創刊に当たって「我日本国の独立を重んじて、畢生の目的、唯国権の一点に在る」と宣言した。1936年(昭和11年)12月25日に廃刊になり『東京日日新聞』(現『毎日新聞』)に合併された[2]


注釈

  1. ^ 1936年(昭和11年)に買収、権利一切を引き継ぐ。
  2. ^ 現・東京都港区三田2-15-45。慶応義塾大学三田キャンパス構内、旧図書館の辺りにあった。
  3. ^ 現・東京都中央区日本橋3丁目
  4. ^ 現・東京都中央区銀座6-8-7 交詢社ビルディングの南側にあたる。
  5. ^ 現・東京都千代田区丸の内2丁目
  6. ^ 現・東京都千代田区有楽町1-12-1
  7. ^ 現在の時事新報社の登記上本店で、産業経済新聞社東京本社と同じ。
  8. ^ 『毎日新聞百年史』によれば、大毎は時事新報社より営業権(のれん)を購入。時事新報社はこの代金をもって解散資金にしたとしている。つまりこのとき、時事新報社の法人は解散している。なお『時事新報』を合同したのは『東京日日新聞』であって『大阪毎日新聞』ではない。
  9. ^ 慶應では「学生」ではなく「塾生」と呼ばれる。

出典

  1. ^ 都倉武之. “時事新報史 第19回 社屋の移転 日本橋を経て銀座へ”. 慶應義塾大学出版会. 2020年4月29日閲覧。
  2. ^ 『兵は凶器なり』 (21) 15年戦争と新聞メディア -1926-1935- (PDF) 前坂俊之アーカイブス
  3. ^ 鈴木 & 都倉 2009, pp. 46–53, 61.
  4. ^ 異端と先導 創造性に満ちた生涯 東京展は来月8日まで 産経新聞2011年1月28日[リンク切れ]
  5. ^ 石田 1977.
  6. ^ 平山 2004, pp. 19–22.
  7. ^ 都倉武之. “時事新報史 第12回 水戸出身記者の入社”. 慶應義塾大学出版会. 2020年4月29日閲覧。
  8. ^ 福澤 1971, p. 599.
  9. ^ 慶應義塾豆百科 No.42 『時事新報』の創刊”. 慶應義塾大学. 2020年4月29日閲覧。
  10. ^ “朝日新聞創刊130周年記念事業(明治・大正データベース)」のご紹介”. 朝日新聞. (2008年3月10日). http://www.asahi.com/information/db/130/20080310_1.html 
  11. ^ 「番町会を暴く」が政治問題に『時事新報』昭和9年1月22日(『昭和ニュース事典第4巻 昭和8年-昭和9年』本編p412 昭和ニュース事典編纂委員会 毎日コミュニケーションズ刊 1994年)
  12. ^ 両社幹部、福沢翁墓前に合同を奉告『大阪毎日新聞』昭和11年12月25日(『昭和ニュース事典第5巻 昭和10年-昭和11年』本編p236 毎日コミュニケーションズ刊 1994年)
  13. ^ 春原昭彦. “コラム「日本の新聞人」 福沢亡き後、時事新報の論壇を主宰 板倉卓造”. 日本新聞博物館. 2020年4月29日閲覧。
  14. ^ 【現代(いま)に生きる時事新報】(24)[リンク切れ]
  15. ^ 『新聞に関する世論調査』の分析(下)」『一橋研究』第19巻第3号、一橋研究編集委員会、1994年、95-108頁。 
  16. ^ 警報発令!今度は何が? 【し】新聞社の仕組み⑰ - 産経新聞大阪本社整理部記者 日野原信生のブログ。


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