平面宇宙での戦闘形態とは? わかりやすく解説

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平面宇宙での戦闘形態

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/15 05:38 UTC 版)

星界の紋章」の記事における「平面宇宙での戦闘形態」の解説

平面宇宙は文字通り2次元宇宙であり、通常宇宙(ダーズ:3次元上にあるものが平面宇宙に入る際は、通常宇宙切り取った時空泡(フラサス)」を時空発生装置によって形成して3次元維持しなければならないまた、物理法則通常宇宙とは異なる。時空泡の移動速度は、内部質量反比例するなどである(このため複数艦艇時空融合した時空泡で防御しつつ、攻撃に際しては「単艦時空泡」に時空分離して急速接近する戦術用いられる)。電磁投射砲砲弾凝集光も時空泡外では存在できないため、平面宇宙戦闘は、敵味方時空泡が重なった場合に起こる「時空融合(ゴール・プタロス)」によって発生する。そこでは3次元的な戦闘が行われる。ただし、時空発生機関独自に持つ機雷使用すれば時空融合していない遠距離敵艦破壊するともできる艦隊同士平面宇宙戦闘通常多数機雷備え戦列艦からの雷撃戦に始まる。しかし費用対効果運搬コスト等の問題相手護衛艦戦列艦に因る防御機雷戦対抗雷撃戦もあってそれだけ殲滅する事は難しく、大抵は他艦艇時空融合からの直接戦闘に至るまで牽制漸減留まる艦隊彼我距離が詰まると巡察艦突撃艦出番となる。護衛艦等と配置変る突撃が始まる。互いに陣形崩した守り合い有利な戦闘状態を作ろう激しく入り乱れ合う。通常宇宙異なり情報連結やり難いのが平面宇宙である為、連係即応個々艦艇部隊指揮官判断技量激しく問われるのが特徴である。また、戦列艦補給艦といった脆弱な部隊巡察艦等の強力部隊による突撃を受けると戦闘一方的な展開となり易く、これらの状況を「蹂躙戦」等と呼ぶ。 上記戦闘形式大艦同士戦闘形態であり、小規模な局地戦ではこの限りではない例えば大質量機雷多数搭載する戦列艦には機動力が低いという弱点があり、強行偵察奇襲主な任務とする機動力重視偵察分艦隊に含むことはできない偵察分艦隊戦列艦より機動力の高い巡察艦のみで編成され、敵偵察分艦隊迎撃には主に突撃艦がその任に当たることとなる。平面宇宙での巡察艦突撃艦戦闘は、まず巡察艦機雷発射して突撃艦の数を減らしその上で生き残った突撃艦巡察艦時空融合して戦う形となる。突撃艦火力弱く機雷攻撃にも弱いため、巡察艦相手にする場合は数で圧倒しなければ勝利難しい。もっとも、突撃艦にとっては、敵の巡察艦時空融合する(いわば懐に飛び込む)までは難しいものの、いったん時空融合して時空内部での戦闘持ち込むことができれば機動力巡察艦翻弄しつつダメージ与えることが可能となるため、十分に勝機がある。作中で、人類統合体駆逐宇宙艦(アーヴ帝国突撃艦にあたる艦種10隻がアーヴ巡察艦1隻(艦名ゴースロス」)に辛勝した戦いを例に挙げると、時空内部での戦闘持ち込むまでに6隻が失われたが、生き残った4隻が巡察艦撃沈した時空内部での戦闘で、さらに3隻が失われた)。 平面宇宙戦闘で一番問題となるのは、時空泡の中身質量でしか判断できないことである。泡間通信できない場合時空泡の質量配置から経験と勘と運に頼って、敵か味方か、また艦種は何かを判断するしかない何が出てくるかは実際に時空融合してみないと分からないこと、そして時空内の質量にも限界があることで、少なくとも襲撃艦6隻程度質量限界のようである(厳密にどの程度かは不明)。もっとも、限界質量に関しては『戦旗III』にて明らかにされたため、それ以前映像作品(特に『戦旗I』)との間に矛盾発生している。なお、限界質量超える時空泡は分裂してしまうが、無規則分裂するため、どのような時空泡ができるか予測できず危険である。 戦闘においても、当然「門」は重要な拠点であり、制圧対象である。例えば、機雷大量に「門」に放てば、防御機雷戦できない艦隊なすすべがない。これは、通常宇宙から平面宇宙機雷を撃つ場合時空融合)も、その逆の場合時空分離)も、真である。

※この「平面宇宙での戦闘形態」の解説は、「星界の紋章」の解説の一部です。
「平面宇宙での戦闘形態」を含む「星界の紋章」の記事については、「星界の紋章」の概要を参照ください。

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