巻第二とは? わかりやすく解説

巻第二

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/28 00:29 UTC 版)

梁塵秘抄」の記事における「巻第二」の解説

545首残る。写本は1冊のみ現存する

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「巻第二」を含む「梁塵秘抄」の記事については、「梁塵秘抄」の概要を参照ください。


巻第二

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/26 14:02 UTC 版)

絵本百物語」の記事における「巻第二」の解説

2-1 2-2 2-3 2-4 2-5 2-1第十 豆狸豆狸まめだぬき) 「小雨ふる夜(よ)は陰嚢をかつぎて肴(さかな)を求めに出(いづ)るという」(小雨の降る夜は陰嚢かついで酒の肴を買いに出たという) 挿絵には笠や雨合羽のように陰嚢タヌキは「狸の金玉八畳敷き」などと言われ陰嚢大きくすることが出来ると考えられていた)をかついだ姿が描かれている。本文には元禄ころに山という俳諧師化かされた話を記している。 2-2第十一 山地乳)山地々(やまちち) 「このもの人の寝息をすいあとにて其人(そのひと)の胸をたたくとひとしく死するとなりされどもあいねまの人目をさませばかへりて命ながしといふ奥州におほく居るよしいひつたふ」(これは人の寝息吸いその後その人胸を叩く。するとその人は必ず死ぬという。しかしながら、同じ寝間にいる人が目を覚まして気づいた場合寝息吸われていた人はかえって長寿になるという。陸奥多くいると言い伝えられている) 本文では、コウモリが年をへて野衾のぶすま)になり、野衾がまた年をへたものが山地乳になると説いている。また、山地乳のせいで死んだというひとも寿命がのびたというひとも実際に見聞きしたことはないとしている。 2-3第十柳女おんな(やなぎおんな) 「若き女の児(こ)をいだきて風のはげしき柳の下通りけるに咽(のど)をにまかれて死しけるが其(その)一念とどまり夜な夜な出て口をしや恨めしやと泣けるとなん」(子供抱いた若い女が風の激しい日に柳の下通ったところ、木の枝が喉首に巻き付いて死んでしまったが、以来、女の念はその木に留まり夜な夜な現れ出ては「口惜しい恨めしいめ」と言って泣くという話だ) 2-4第十三 老人の火)老人の火(ろうじんのひ) 「木曽深山(みやま)にや老人の火といふ物あり是を消さんとするをもつて消(けせ)共更にきへず畜類の皮を以て消ば老人とともに消るといへり」(木曽の深い山奥に老人の火というものがある。この火を消そうとしてもつかっただけでは消えないの皮で消せ老人と共に消えるという) 2-5第十四 手洗鬼)讃岐の手洗い鬼(さぬきのてあらいおに) 「讃州高松より丸亀へかよふ入海いりうみ)あり其間の山三里をまたげて手をあらふものあるよし名はいかがにや知らずただ讃岐の手あらひ鬼といふ」(讃岐の国高松から丸亀入江があり、そこをはさんで三里(約12km)にある山々またいで手を洗うものがいるという。名前を何というのかは知らない。ただ讃岐の手洗鬼という) 2-6 2-7 2-8 2-9 2-6第十出世螺出世ほら(しゅっせほら) 本文には山と里と海にそれぞれ三千年住みついて龍に出世してゆく法螺貝であると記されている。 2-7第十旧鼠旧鼠きゅうそ本文には大和の国志貴にいた食べるという三毛の鼠の話を記している。また、出羽の国にあったという子猫旧鼠(ふるきねずみ)の乳をのんで育ったという話を最後に載せている。 2-8第十二口女)ふた口おんな(ふたくちおんな) 「まま子をにくみて食物をあたえずして殺しければ継母の子産れしより首筋の上にも口ありて食をくはんといふを髪のはしとなりて食物をあたへまた何日もあたへずなどしてくるしめるとなんおそれつつしむべきはまま母のそねみなり」(継子(ままこ)を憎んで食べ物与えず殺してしまった継母がいたが、その女が子を産んだとき、女の首筋の上には「物を食いたい」と言う口が生まれた。女の髪は毛先が変わって首筋の口に食べ物運び与えようになった一方で首筋の口に何日食べ物与えないことで女を苦しめるようにもなった。怖れ慎むべきは継母嫉みそねみというものよ) 2-9第十溝出)みぞいだし 「ある貧人の死したるをすべきやうなければつづらに入(いれ)て捨(すて)たりしに骨と皮とおのづから別(わかれ)て白骨つづらを破りておどりくるひしとぞ」(ある貧しい人が死んでしまったのを、しかたなく葛籠つづらに入れて捨ててしまったところが、死体骨と皮おのずから分かれて白骨葛籠破って外に飛び出し踊り狂ったという) 本文には鎌倉時代に戸根八郎(とねのはちろう)という武士死んだ家来遺体を負(おいびつ)に詰めて由比の海に捨てたのちに、その家来骸骨起こした不思議な因縁話記している。

※この「巻第二」の解説は、「絵本百物語」の解説の一部です。
「巻第二」を含む「絵本百物語」の記事については、「絵本百物語」の概要を参照ください。

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