三省堂 大辞林 |
しゅうえき しう― 0 1 【周易】
→八卦
→六十四卦
国指定文化財等データベース |
周易〈自巻第一(巻第二・第六補写)/至巻第六〉
| 主名称: | 周易〈自巻第一(巻第二・第六補写)/至巻第六〉 |
| 指定番号: | 138 |
| 枝番: | 00 |
| 指定年月日: | 1934.01.30(昭和9.01.30) |
| 国宝重文区分: | 重要文化財 |
| 部門・種別: | 書跡・典籍 |
| ト書: | |
| 員数: | 6帖 |
| 時代区分: | 鎌倉 |
| 年代: | |
| 検索年代: | |
| 解説文: | 鎌倉時代の作品。 |
ウィキペディア |
周易
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2011/04/03 04:28 UTC 版)
周易(しゅうえき)は、周王朝時代に成立した、中国で最初の書物とされ、卜筮のために書かれた書物とも、そうではないとも言う。しかし、本当に最初の書物であったとすれば、初めから何らかの目的をもった専門書と考えるよりは、あれこれと記録しているうちに卜筮に使えるようになった、と考えるほうがむしろ妥当である。台湾の邵詩譚や徐世大などは、周易の本文は卜筮のために書かれたものではないとしている。
「易」の意味は、変化、蜥蜴、日月、など、昔から諸説あるが、台湾の徐世大などは、地名、つまり現代の河北省易県など易水流域の意味とする。
周易は易経と混同されやすいが、周易の原文に十翼と呼ばれる附文を加えたものを易経といい、本来の周易とは区別される。かつて十翼は孔子の作と伝説的に言われてきたが、十翼の文体は、孔子の時代の文体よりはるかに新しく、漢代以降の文体であることは、現代の学者の認めるところである。古くは北宋の欧陽脩が既に孔子説を否定している。
前漢の後期には、儒教的な易解釈に飽き足らず、易卦による占卜という本質を守ってきた隠士たちの流れが、焦延寿(『焦氏易林』)によって発展せられ、その弟子の京房により、十二支の納甲(配置)という形で開花する。これは易卦理論と五行理論の融合であり、京房易、卜易、漢易などと呼ばれるようになる。なお、日本では、断易、五行易などと呼ばれている。
周易の読み方は、十翼が付け加えられて以来、易経として儒教的な解釈がなされてきたが、殷墟の発掘以後、董作賓らによる甲骨文や金石文の解釈が進み、周易に使われている漢字の意味は、説文解字にあるような秦・漢代以後の意味とは大幅に違うことが判明してきている。
目次 |
徐世大の周易解釈
なかでも、台湾の徐世大は、周易全体を甲骨文の字義で解釈しなおすとともに、周易の作者は晋の人であり、密命を受けて狄地へ行く途中で途に迷い、誤って易(現在の河北省易県あたり)で囚われの身となり、牢獄生活のなかで周易を書き始めたとする。
台湾出身の著述家張明澄によれば、徐世大ら台湾の研究家たちは、周易の乾卦の解釈を次のように考えているという(張明澄『間違いだらけの漢文』久保書店、1971年)。
| 乾 元、亨、利、貞。 | 遣使はとても通常なることであり、恒心がなければいけない。 |
| 初九 潜龍勿用。 | 狄地潜行せよと命じられたが、これはいけないことだった。 |
| 九二 見龍在田、利見大人。 | 私は狄族が狩をしているのを見た、奴らの酋長も見えた。 |
| 九三 君子終日乾乾、夕愓若、厲、无咎。 | 私は一日中休まずに進んだが、夜の狄人はとても恐ろしく、私が捕まってしまうのは無理もないことである。 |
| 九四 或躍在淵、无咎。 | 奴等はときどき水のあるところでとびまわるので、私が捕まるのは、無理もないことである。 |
| 九五 飛龍在天、利見大人。 | 逃げろ、狄人は刀で額に刺青をしている。私は奴等の酋長を見た。 |
| 上九 亢龍有悔。 | 我々は狄人に敵対態度をとったことについて、必ず後悔することになろう。 |
| 用九 見群龍无首、吉。 | 狄族たちは分散しており、盟主というものがないので、我々にとって、わりと有利である。 |
以上が、1971年当時、台湾で最も妥当だとされていた解釈だという。
張明澄の周易解釈
徐世大以後も、甲骨文や金石文による周易解釈の研究は発展し、台湾出身の著述家張明澄はさらに新しい解釈を公開している(日本員林学会『周易の真実』1998年。2008年に改訂版)。
| 乾 元享利、貞。 | 成長発展中の我国(周王朝)について、どうしたら良いのか、収穫物を大いに供えて占ってみましょう。 |
| 初九 潜龍勿用。 | 陽の初爻 龍族の国内潜入を許してはいけません。 |
| 九二 見龍在田、利見大人。 | 陽の二爻 龍族が領内で狩をしているのを見ました。リーダーも見ました。 |
| 九三 君子終日乾乾、夕愓若 厲无咎。 | 陽の三爻 君主は一日中気力が充実していますが、夕方になると大人しくなります。鬼が恐ろしいから無理もありません。 |
| 九四 或躍在淵、无咎。 | 陽の四爻 龍族の国は無理して伸びようとしているので、冒険したがるのも無理もありません。 |
| 九五 飛龍在天、利見大人。 | 陽の五爻 馬で疾走している龍族がいます。捕らえたら大きな収穫ですよ。リーダーもいます。 |
| 上九 亢龍有悔。 | 陽の上爻 龍族の国と対抗したら悔いを残しますよ。 |
| 用九 見群龍无首、吉。 | 陽爻(乾卦)を用いる 龍族の国には良い指導者がいないから統制がとれず、戦っても問題ありません。 |
かつての儒教的な読み方はもちろん、徐世大らの解釈ともかなり異なるが、これが、現在の台湾の研究者の間で最も妥当とされる解釈だという。
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