展示概要
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/24 05:46 UTC 版)
館内は広く、展示の数も多い。じっくり見て回るには相当な時間が必要である。展示方法はいたってシンプルで、あまり装飾などはされていない。多くの水槽は魚の名前と図が示されている程度であるが、調べものができる図鑑や専門スタッフのいる部屋も用意されている。イルカ、ラッコ、アシカ、アザラシなどの海獣は展示されていない。展示は「大洋の航海者」や「ペンギンの生態」が人気であるが、一風変わったオーストラリア近海の魚や珍しい南極海・北極海の魚なども見所の一つである。他に東京湾や日本近海の魚も多く展示しており、普段食卓に並べられる馴染み深い魚を目にすることができる。その他、一見地味だが珍しい生態を持つ魚もおり、見るべきところは多い。 サービス向上として2011年5月に、水槽横にデジタルフォトフレームパネルによる解説が追加された。 本館2階「大洋の航海者」(アカシュモクザメやツマグロなどのサメ類やエイ類、マイワシの群を展示している。かつてニタリやウチワシュモクザメも展示されていた。) 1階「大洋の航海者」(ドーナツ型2,200 t水槽。2階までつながっている巨大な水槽であるが、サメが展示されているのとは別の水槽。クロマグロ、スマ、ハガツオ、オキザヨリ、シノノメサカタザメ、アカシュモクザメを展示。以前アオザメ、ヨシキリザメ、イタチザメ、マンボウ、バショウカジキ、コシナガ、メバチが展示されていたこともあった。アクアシアターと名づけられた空間には座席が設置してあり、落ち着いて鑑賞することができる) 「世界の海」(太平洋、インド洋、大西洋、カリブ海、深海、北極海・南極海に分けて展示。深海水槽ではミツクリザメやシマガツオの展示が行われたこともある。) 「渚の生物」(ボラ、マダイ、マダコ、アメフラシなど。タッチングプールではヒトデ、ウニなどの他、各種条件を満たせばネコザメなどのサメにも触れる。) 「ペンギンの生態」(フンボルトペンギン、オウサマペンギン、イワトビペンギン、フェアリーペンギンの4種を屋外で飼育。ただし、オウサマペンギンとイワトビペンギンは日本の夏の暑さには弱いため、夏季は冷房設備の付いた屋内で飼育されており、一般公開されていない) 「海藻の林」(ジャイアントケルプを中心とした展示。) 「東京の海」(小笠原諸島、伊豆七島、東京湾に分けて展示。タマカエルウオ、ホウボウなど) 「海鳥の生態」(ウミガラス、エトピリカなど) 淡水生物館オイカワ、イワナ、ヤマメ、メダカなど日本の淡水に生息する生物を展示 本館、アプローチ(2008年12月20日撮影) 同左、外観(2011年1月30日撮影) 同左、内部(2009年10月31日撮影) 同左、屋外(2008年12月20日撮影) 屋外の「ペンギン」の展示(2011年1月30日撮影) 水槽の「マグロ」の展示(2008年12月20日撮影)
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