出生から承久の乱までとは? わかりやすく解説

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出生から承久の乱まで

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 02:08 UTC 版)

北条泰時」の記事における「出生から承久の乱まで」の解説

寿永2年1183年)、北条義時長男庶長子)として生まれる。幼名金剛。母は側室阿波局で、御所女房記されるのみで出自不明。父の義時21歳祖父時政北条一族と共に源頼朝の挙兵従い鎌倉入りして3年目の頃である。 泰時10歳の頃、御家人多賀重行泰時擦れ違った際、重行下馬の礼を取らなかったことを頼朝咎められた。頼朝外戚であり、幕政中枢で高い地位持っていた北条は、他の御家人とは序列雲泥の差があると頼朝主張し重行行動極めて礼を失したのである糾弾した頼朝譴責に対して重行は、自分非礼みなされるような行動はしていない泰時非礼だとは思っていないと弁明し泰時問い質すよう頼朝促した。そこで泰時に事の経緯を問うと、重行は全く非礼働いていないし、自分非礼だと思ってはいないと語った。しかし頼朝は、重行言い逃れのために嘘をつき、泰時重行が罰せられないよう庇っていると判断し重行所領没収し泰時には褒美として剣を与えた『吾妻鏡』収録されるこの逸話は、泰時高邁な人柄と、頼朝泰時対す寵愛端的に表した話と評されている。ただし江戸時代後期国学者大塚は『東鑑別注』において、『吾妻鏡』編纂者による北条氏顕彰のための曲筆としている。 『吾妻鏡』によれば建久5年1194年2月2日13歳元服幕府にて元服の儀執り行われ烏帽子親となった初代将軍源頼朝から偏諱(「頼」の1字)を賜って頼時(よりとき)と名乗る。後に泰時改名した時期については不明とされているが、『吾妻鏡』を見ると、正治2年1200年2月26日条の段階で「江間大郎頼時」となっていたものが、建仁元年1201年9月22日条の段階では「江馬太郎殿泰時」(「間」と「馬」、「大」と「太」は単なる表記違いであろう)と変わっていることから、この間改名行ったものと考えられる。この時期烏帽子親である頼朝亡くなった正治元年1199年)の直後であり、頼朝の死も関係しているものとみられる。 また元服の際には、同時に頼朝の命によって三浦義澄孫娘との婚約決められており、改名後建仁2年1202年8月23日には三浦義村(義澄の子)の娘(矢部禅尼)を正室迎えた。その翌年嫡男時氏が生まれるが、後に三浦氏の娘とは離別し安保実員の娘を継室迎えている。同じく建仁3年1203年9月には、比企能員の変比企討伐軍に加わっている。 建暦元年1211年)に修理亮補任する。建暦2年1212年5月異母弟義時前室の子であり北条家嫡子であった考えられる次郎朝時が第3代将軍・源実朝怒り買って義時義絶され、失脚している。建暦3年1213年)の和田合戦では父・義時と共に和田義盛滅ぼし戦功により陸奥遠田郡地頭職任じられた。 建保6年1218年)には父から侍所別当任じられる承久元年1219年)には従五位上駿河守叙位任官される。 承久3年1221年)の承久の乱では、39歳泰時幕府軍総大将として上洛し、後鳥羽上皇方の倒幕軍を破って京へ入った戦後新たに都に設置され六波羅探題北方として就任し同じく南方には共に大将軍として上洛した叔父北条時房就任した以降京に留まって朝廷監視乱後の処理や畿内近国以西御家人武士の統括あたった

※この「出生から承久の乱まで」の解説は、「北条泰時」の解説の一部です。
「出生から承久の乱まで」を含む「北条泰時」の記事については、「北条泰時」の概要を参照ください。

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