別当とは? わかりやすく解説

べっ‐とう〔‐タウ〕【別当】

読み方:べっとう

元来本官のある者が別の役を兼ねて当たる意》

検非違使(けびいし)庁・蔵人所(くろうどどころ)など、令外(りょうげ)の官の長官

平安時代以降親王家摂関家などの政所(まんどころ)の長官

鎌倉幕府政所侍所(さむらいどころ)などの長官

僧官の一。東大寺興福寺などの大寺置かれ長官で、一山寺務統轄した。のちには、熊野石清水北野などの諸社にも置かれた。

盲人官名の一。検校(けんぎょう)の下位

《院の厩(うまや)司の別当から転じて馬丁


べ‐とう〔‐タウ〕【別当】

読み方:べとう

べっとう」の促音無表記。

「さぶらひの—なる右京大夫召して」〈源・宿木


別当


べっとう 【別当】

ベトウとも。日本の諸大寺寺務統轄する長官職(僧官)をいった。七五二(天平勝宝四)年良弁東大寺別当にしたのが最初大・小の別があった。のち諸神社にも置かれ、その住む寺を別当寺といった。堂の修理専門の別当を修理別当、俗人がなったのを俗別当という。→ 僧官

別当(べっとう)


別当

読み方:べっとう

  1. 父をいふ、佐賀方言
  2. 父をいふ。〔佐賀方面方言

分類 佐賀佐賀方面方言

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別当

読み方:ベットウ(bettou)

所在 愛媛県宇和島市

地名辞典では2006年8月時点の情報を掲載しています。

別当

読み方
別当べっとう

別当

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/23 13:54 UTC 版)

別当(べっとう)は、本来、律令制において本官を持つ者が他の官司の職務全体を統括・監督する地位に就いた時に補任される地位。後に官司の長官一般を指すようになり、このことから転じて、以下のような複数の意味を持つ。


  1. ^ 『東大寺要録』巻7「東大寺権別当実忠二十九箇条事」、『東大寺別当次第』


「別当」の続きの解説一覧

別当

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/12/12 00:32 UTC 版)

内膳司」の記事における「別当」の解説

内膳司の別当。定員1名。官位相当三位。のちに設置され大納言もしくは中納言兼職した。

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別当

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 01:19 UTC 版)

検非違使」の記事における「別当」の解説

四等官長官カミ)に相当する唐名大理卿定員は1名で、現任の正あるいは権中納言または参議にして、左あるいは右衛門督、または左あるいは右兵衛督兼任者のいずれかより補任される慣例である。参議四位検非違使別当兼帯した例もある。一方大納言上の議政官兼帯したのは、藤原忠平911年延喜11年)に大納言転任するが、検非違使別当そのまま兼帯した例のみで他の例はなく、五位以下から兼帯した例もない。なお、検非違使別当検非違使統轄する最高責任者ではあるが、自身検非違使ではない。また、検非違使別当兼帯した権中納言従三位兼行左衛門督柳原量光1486年文明18年)に辞職以降1655年明暦元年)10月26日参議従三位左衛門督油小路隆貞兼帯するまで兼帯不在また、途絶え1744年延享元年8月29日正三位権中納言左衛門督柳原光綱が兼帯以降明治維新まで後任者継続するちなみに史料における検非違使別当兼帯初出は、834年承和元年1月27日参議左大弁従四位上兼行左近衛中将春宮大夫武蔵守文室秋津である。(公卿補任

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別当

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/22 21:07 UTC 版)

蔵人」の記事における「別当」の解説

蔵人所名目上責任者大臣兼任していた。定員は1名。詔勅各省伝達することが役目

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別当

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/26 16:23 UTC 版)

白子神社 (米沢市)」の記事における「別当」の解説

江戸時代には別当寺有しており、「享保十年城下絵図」(享保10年1725年))には神社南側に、「明神別当大行院」が見える。文化8年1811年)の絵図では同地は「宝珠寺となっている。なお、明治神仏分離令により、別当寺神社分離されているが、白子神社別当寺その後不明

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