人間と妖精
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/03 07:19 UTC 版)
「ラジアータ ストーリーズ」の記事における「人間と妖精」の解説
『ラジアータ ストーリーズ』の世界は「トゥトアス」と呼ばれ、大地が深い谷によって区切られ、それぞれの土地で気候風土が違い、そこに人間と妖精の2種類が存在する世界。妖精にはエルフ、ドワーフ、ゴブリンなどが含まれ、それぞれが集落を作り異なる生活をしている。人間に対して警戒心の強いライトエルフ、積極的に交易を行うドワーフなど、人間との関わり方は様々である。 人間 『ラジアータ ストーリーズ』の世界(トゥトアス)に広く分布し、最も個体数の多い種族。中央にラジアータ王国という国を築き繁栄している。固体によって志向はそれぞれ異なるが、往々にして打算的・利己的。自らの繁栄のために自然を破壊する行為は、妖精達に敵愾心を持って見られている。妖精に比べると短命で体も脆いため、よくも悪くも欲望心が強く、急進的・好戦的。 ライトエルフ 妖精族の中で、もっとも古くから生息している風の妖精。皆、容姿端麗で美しい羽を持ち、自由に空を飛ぶことができる。背は低めでプライドが高い。寿命がなく、体が傷ついたりなどなんらかの要因で肉体が死ぬときは魂継ぎの術を使い、魂を他者に受け継がせるため、基本的に不死である。自然志向で、金属はおろか火も使わない。そのため己の私利私欲のために自然を破壊する人間を敵視しており、かつて人間と大戦争を繰り広げたこともある。流れる水と咲く花々が幻想的な雰囲気をたたえるエルフ地方、花の都で暮らしており、今までそこに入った人間はほとんどいないという。またライトエルフの長老ザインは、ダークエルフの長老ノゲイラの弟である。 ダークエルフ ライトエルフと人間のハーフで、浅黒い肌を持ち、背が高く温和な顔つきが特徴。羽もなく容姿はあまり人間と変わらないが、様々な魔法を使える者がいる。自然との共存を求めている種族で、普段は酒を醸造したり木の実をとったりして生活し、人間とは独立して暮らしているが、ライトエルフと比べるとはるかに友好的で、人間に対して敵意は抱いていない。木々が林立するノウェム地方、緑森京に暮らしている。長老のノゲイラは、ライトエルフの長老・ザインの兄、すなわちライトエルフであり、彼の背中には羽がある。 ドワーフ 坑道を掘り、物を採掘して生活し、酒をこよなく愛する地の妖精。皆、一様に背が低く、男も女もたっぷりとしたひげをたくわえている。手先が器用で、掘り出した鉱物から武器を製作して人間に売ることで利益を得ている。また、ゴーレムの製作も手掛ける。小山や切り立った崖が存在するドヴァ地方、地の谷に住んでいる。 グリーンゴブリン 妖精の中でも大のいたずら好きで、ひょうきんな性格をしている種族。人間には特に敵意を抱いていないようだが、行商の荷物を奪ったり農民から者を盗んだりと、決して友好的なわけではない。各人にもよるが知能のレベルは他の妖精に比べ少々低く、生活も小汚いテントの中で送っている様子。彼らの集落は、独特のペイントが施され人間の目には異様にさえ映るドーセ地方、シャングリラである。それぞれが自由気ままに暮らしているため、族長などは存在しないようである。 ブラックゴブリン グリーンゴブリンと同じく、その呼び名は肌の色からつけられたものと思われる。彼らの生活は極めて特殊で、一族の全員が日がな麻薬作用のあるキノコの胞子を吸って暮らしている。彼らの集落は大小様々なキノコに囲まれ、もはや降っているのがその胞子なのか雪なのかさえ分からないと言うセディチ地方、ゴブランヘヴンである。 グリーンオーク 水竜に守護されし妖精。寿命が長く、反面個体数が他の妖精よりも少ない。妖精の中でも凶暴・残忍な性格。ブラッドオークに比べるとやや温和。戦闘能力が高く、がっしりとした体躯をしている。人間とも妖精とも友好的とは言えないが、一応妖精側。南部地方に住み、ボルゴンディアーゾに居を構えていたが、ブラッドオークに追い出されてしまう。族長のジェイジェイは非常に理知的。 ブラッドオーク オークより派生した種族。長寿だが、個体数は比較的少ない。妖精の中で最も獰猛・残忍な性格で、他者を殺すことしか考えていない非常に危険な存在。グリーンオークよりもさらに大きな体躯に、マンモスも一撃で倒すと言われる強力なパワーで、戦闘力は極めて高い。人間・妖精問わず恐れられ嫌悪されている。彼らとの戦闘でリドリーが倒れたため、妖精編を選んだ場合でもジャックは彼らにわだかまりを抱えて接することになる。
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