上梓とは? わかりやすく解説

上梓

読み方:じょうし

上梓(じょうし)とは、著作物出版する行為を指す。この用語は、木版印刷用いられた「(あずさ)」という木の名前に由来している。上梓は、著者が自らの思考研究文書化し、それを一般に公開する過程意味する出版された著作物は、知識情報の共有寄与し文化学問発展促進する現代では、印刷され書籍だけでなく、電子書籍形態情報公開することも上梓に含まれるこのように、上梓は情報形態関わらず著作物社会提供する一連のプロセス総称する言葉である。

じょう‐し〔ジヤウ‐〕【上×梓】

読み方:じょうし

[名](スル)(あずさ)(キササゲ)の木を版木用いたところから》

文字などを版木に刻むこと。

書物出版すること。「論文まとめて—する」


上梓

読み方:ジョウシ(joushi)

文字版木に刻むこと


出版

(上梓 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/16 09:36 UTC 版)

(しゅっぱん、: publishing)とは、販売・頒布する目的で文書や図画を複製し、これを書籍雑誌の形態で発行することで、(じょうし)、(はんこう)とも呼ばれる。上梓の「(し)」とは、(カバノキ科ミズメのことではなく)ノウゼンカズラ科キササゲのことで、古く中国で木版印刷の版材にキササゲが用いられたことに基づく。書籍や雑誌など出版されたものを(しゅっぱんぶつ)と呼び、出版を事業とする企業を出版社と呼ぶ。 出版(複製)は一般に印刷によって行われる。新聞も同様の方法で発行されるが、流通経路が異なり、通常は出版とは呼ばない。ただし、現在ほとんどの新聞社(またはそのグループ会社)では雑誌、書籍の出版も手がけている。


  1. ^ クリストファー・ロイド 訳野中香方子 『137億年の物語 宇宙が始まってから今日までの全歴史』 18刷2014年(1刷2012年) pp.305 - 306.
  2. ^ 「歴史ミステリー」倶楽部 『図解!江戸時代』 三笠書房 2015年 ISBN 978-4-8379-8374-3 pp.222.
  3. ^ 同『図解!江戸時代』 三笠書房 2015年 pp.222 - 223.
  4. ^ 『広辞苑 第六版』 岩波書店一部参考。『詳説 日本史図録 第5版』 山川出版社 2011年
  5. ^ 遠藤慶太 『六国史 -日本書紀に始まる古代の「正史」』 中公新書 2016年 ISBN 978-4-12-102362-9 p.209.
  6. ^ 同『六国史 -日本書紀に始まる古代の「正史」』 中公新書 2016年 p.210.
  7. ^ 深谷克己 『江戸時代 日本の歴史6』 岩波ジュニア新書 第3刷2001年(1刷2000年) ISBN 4-00-500336-2 p.144.後の19世紀前半には読本、滑稽本、人情本、草双本、合巻などの化政文化が花開く。
  8. ^ 同『江戸時代 日本の歴史6』 岩波ジュニア新書 2001年 p.144.
  9. ^ 同『江戸時代』 p.144.
  10. ^ 同『江戸時代』 p.77.
  11. ^ 同『江戸時代』 p.146.
  12. ^ 坡州(パジュ)出版都市(Konest)


「出版」の続きの解説一覧

上梓

出典:『Wiktionary』 (2021/08/15 13:07 UTC 版)

名詞

 じょうし

  1. 著作物出版すること。

由来

発音(?)

じょ↘ーし
じょ↗ーし

動詞

  1. 他動詞著作物出版する

活用

サ行変格活用
上梓-する

翻訳

脚注


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