ロボライダー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 22:51 UTC 版)
「仮面ライダーBLACK (キャラクター)」の記事における「ロボライダー」の解説
『RX』第15話から登場する悲しみの王子と炎の王子の異名を持つ特殊形態。涙に秘められた再生能力で進化する。怪魔ロボットデスガロンによって佐原ひとみの命を目の前で奪われた際の深い悲しみに呼応したキングストーンが齎した。黒と黄色を主体としたボディカラーを特徴とし、胸の紋章は「R2」もしくは「Rr」と読める形に変化している。テレビシリーズでの登場回数は19回。 ボディが耐熱・耐衝撃性に優れた金属質の装甲ロボフォームに変化し、敏捷性には欠けるが、両肩の黒い肩パッド状の部位ソリッドガードによって、RXを上回る1.2倍の防御力と剛力を発揮する。それを生かしたパワフルな肉弾戦や、ボルティックシューターを使っての射撃戦を得意とする。頭部には様々な索敵機能が備わっており、炎をものともしない超視覚機能を持つビスタアイ、敵の弱点を見抜く額のランプビートインジケータ、磁力波を感知する触角状の高性能アンテナメタルレーダーを持つ。弱点は前出の跳躍力と行動速度の低下の他、ボディが金属分子を含むため、強い磁力によって動作が阻害されることがある。第35話では直接変身している。 特撮ヒーローとして、初の本格的なフォームチェンジであり、歴代仮面ライダー史上、初めて専用の銃を装備したライダーでもある。 デザイン画では、ボルティックシューターのホルスターが右脚に描かれ、左胸のエンブレムもない。 スーツアクターの岡元は、RXとの動きに変化をつけるため、直線的で機械のようなロボットらしい硬い動きのアクションにしているという。 専用ツール ボルティックシューター 「ボルティックシューター!」と発声し、右大腿部付近で光の粒子を結晶化させて出現させるリボルケインを変化させた高出力のレーザー銃。動力源はRXのエネルギーと連動しておりRXがエネルギー切れになると機能をしなくなる。ロボライダー初登場の第15話にて、RXの力では破壊できないとされた神殿牢獄の扉をやすやすと破壊する威力を見せた。ロボライダーの脳と連結した照準器で標的を狙うため、命中率は100%を誇る。グリップ部のボタンを押すことで、連射、拡散、熱線、火炎放射など光エネルギーを自在に変化させる。設定ではハードショット以外にポイントシュート、オープンシュート、サンシャインシュートなどの多彩な光線を発射できる。 ロボライダー自身の射撃能力により、劇中では百発百中の命中率を示した。第43話では、クライシス帝国きっての銃の名手ガテゾーンとの銃撃戦で撃ち勝っている。 また、ジャークミドラとの戦闘でロボライダーが落とした際に茂が拾って発射、正確に命中させたこともある。デザイン画では、グリップ部分は取り外しが可能なバッテリーとなっていた。 必殺技や能力 ハードショット ボルティックシューターの破壊光弾で敵を撃ち抜くロボライダーの必殺技。グリップ部のボタンで破壊光弾の太さを4種類に変えることや連射が可能。初期には決め技として何度か用いられた。第19話を最後に決め技としての使用はなく、ボルティックシューターはもっぱら敵にダメージを与えるために使われていた。 ロボパンチ 「RXパンチ」の1.2倍の威力を持つ、ロボライダー形態でのパンチ。両拳によるダブルパンチを打ち出すことが多い。また炎のエネルギーを吸収し、パンチの威力をさらに高めることもできる。こちらはメタヘビー戦にて使用。 ロボキック 全身の力を足に込め、強烈なキックを放つ。 瞬間変身 光太郎は通常RXに変身してからロボライダーへと変身するが、瞬間的にロボライダーに変身し、ただちに元の姿に戻ることもできる。このプロセスはクライシス帝国の怪人たちにも知覚できないほど瞬時に完了する。第20話でこの能力を利用して攻撃を防ぎつつ、絶命を装ってビャッ鬼の目を欺いた。 他にも設定のみだが、瞬間的な加速攻撃やコンピューターへの超高速リンクが可能。
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