(+)‐シトロネラール
分子式: | C10H18O |
その他の名称: | d-シトロネラール、d-Citronellal、(+)-シトロネラール、(+)-Citronellal、Rhodinal、ロジナール、[R,(+)]-3,7-Dimethyl-6-octenal、R(+)-シトロネラール、R(+)-Citronellal、(R)-シトロネラール、(R)-Citronellal、(R)-(+)-シトロネラール、(R)-(+)-Citronellal |
体系名: | (3R)-3,7-ジメチル-6-オクテナール、(R)-3,7-ジメチル-6-オクテナール、(3R)-3,7-ジメチル-6-オクテン-1-アール、[R,(+)]-3,7-ジメチル-6-オクテナール |
(+)‐ロジナール
分子式: | C10H18O |
その他の名称: | (+)-ロジナール、(+)-Rhodinal、[R,(+)]-3,7-Dimethyl-7-octenal |
体系名: | [R,(+)]-3,7-ジメチル-7-オクテナール |
(−)‐ロジナール
分子式: | C10H18O |
その他の名称: | (-)-ロジナール、(-)-Rhodinal、[S,(-)]-3,7-Dimethyl-7-octenal |
体系名: | [S,(-)]-3,7-ジメチル-7-オクテナール |
4‐アミノフェノール
分子式: | C6H7NO |
その他の名称: | アゾール、ウナール、シトール、ロジナール、パラノール、アクチボール、ウルソールP、セルチナール、ベンゾフルP、Azol、Unal、Citol、Activol、Paranol、Rodinal、Ursol P、Certinal、C.I.76550、Benzofur P、4-Aminophenol、C.I.Oxidation Base 6、C.I.オキシデーションベース6、ウルソールPベース、ペラゴールPベース、ペラゴールグレーPベース、Ursol P Base、Pelagol P Base、Pelagol Grey P Base、p-Aminophenol、p-Hydroxyaniline、パラ-アミノフェノール、4-Hydroxyaniline |
体系名: | 4-ヒドロキシアニリン、p-アミノフェノール、4-アミノフェノール、p-ヒドロキシアニリン |
ロジナール
ロジナール
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/02 09:54 UTC 版)
世界的に知られた濃縮タイプの現像液。1892年に販売が開始されてから2007年までの115年間アグファが販売しつづけたロングセラーで、日本にも大正年間には既に輸入されていた。現在はアドックスがアグファのレシピに基づきリメイクした同名の製品を販売している。また旧東ドイツのORWO(アグファ・ボルフェン工場)製のクラシカルタイプのロジナール「ORWO R09」を、その1950年代のレシピに基づきリメイクした製品を廉価版として以前は販売していたが、こちらは原料の在庫切れと新たにそれを購入すれば値上げが避けられず、廉価版としての意味を為さなくなるので生産が中止された。また既に特許が切れているため、チェコのフォマ・ボヘミアなどがそのレシピに沿って調製し「R09」銘で販売している。また現在はレシピが一部公開されているので、クラシカルタイプにはなるが自家調合も可能である。以下にそのレシピの一部を挙げた。 型番特徴水(50℃)水(52℃)水 (75℃)熱湯冷水無水亜硫酸ソーダ重亜硫酸ソーダ(乾燥)苛性ソーダp-アミノフェノール塩酸ナトリウム(英語版)メタ重亜硫酸カリウム(メタカリ)アセトアミノフェン(タイレノール)炭酸カリ炭酸ソーダロジナール・オリジナル・ラボラトリ・フォーミュラ(1891年) 濃縮現像液 750 ml 50 g 25 g 5 g(7 g) "Thorley Photographics - Homebrew Rodinal"の解説によれば、「p-アミノフェノール塩酸ナトリウム」の配合量が、全体的に良好なコントラスト与えるに十分ではないので、7 gを配合するのが望ましいとしている。 ロジナール・プロダクション・フォーミュラ(1893年) 濃縮現像液 250 ml 25 g 5 g 〜 7 g 50 g 25 g "Thorley Photographics - Homebrew Rodinal"のレシピによる。メタカリ、アミノフェノール、炭酸カリ、苛性ソーダの順に溶解し最後に冷水を加えて総量500 mlにする。透明なガラス瓶に溶液を入れ、よく振り混ぜてから一旦蓋を緩めて締め直し、暗所にて12時間静置したのち沈殿物を濾過し、さらに60時間暗所にて静置し熟成させる必要がある。 ロジナール(1941年) 濃縮現像液 A液 750 ml 20 g 60 g B液 150 ml 25 g A液、B液それぞれ完全に溶解できたら、A液を攪拌しながらB液を徐々に加え、最後に水を加えて総量1000 mlにする。 ロジナール(パロディナル) 濃縮現像液 200 ml 50 g 20 g 15 g。 出来上がり時はかなり白濁している。黒色遮光瓶にて保存する。使用前に72時間静置にて熟成させることを要する。濃縮液を取り出す時は傾瀉(デカンテーション)で上澄み液のみを取り出し沈殿物は瓶に残しておく。取り出した濃縮液は30分以内に希釈することを守る。保存期間は90日間である。 パラアミドフェノール(ロヂナル)現像液 1000 ml 220 g 12 g 110 g 熟成させる必要がなく、調合後すぐに使用でき、空気に曝露しても容易に酸化しない特徴を有している。 ロヂナル 濃縮現像液 10 oz.(284 ml) 適量 1 oz.(31.3 g) 3 oz.(93.3 g) 熱湯は英国法液量オンスをミリリットルに、薬品は英国法薬量オンスをグラムに換算している。最初にメタカリ次にp-アミノフェノールの順に溶解する。その際生成される沈殿物が消失するまで苛性ソーダの濃厚液を添加する。但しその際は充分に冷ましてから混和させること。10倍ないし30倍に希釈して使用する。
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