Lions Express
Lions Express(ライオンズエクスプレス)は、かつて埼玉県さいたま市・東京都・神奈川県横浜市と福岡県福岡市を結んでいた高速バスの愛称名である。
2011年(平成23年)12月8日に運行開始した[1]が、2015年5月16日の出発便を以って休止となった[1]。
概要
"Lions Express" の名称は、かつての「西鉄ライオンズ」の本拠地であった福岡県と、現在の「埼玉西武ライオンズ」の本拠地である埼玉県を結ぶ路線であることにちなむ[1][2]。なお、運行主体もライオンズの新旧親会社である西日本鉄道(西鉄)と西武鉄道(西武)のそれぞれ関連会社である。
営業終了直前の走行距離約1,152kmは、西鉄が運行する「はかた号」(東京新宿 - 福岡)を抜き日本最長距離の路線バスとなっていた[1]。(開業時点では走行距離約1,170km[3][4]。ただし、下りの全区間の所要時間15時間20分(上りは15時間10分)は、一般道区間の長い「いわみエクスプレス」下り(新木場駅→津和野駅、石見交通・中国ジェイアールバス)に次いで2番目。
さいたま - 福岡間を池袋と横浜YCATに立ち寄り[1]、東名高速道路・伊勢湾岸自動車道・新名神高速道路経由で結ぶ。「はかた号」と異なり、運行開始当初から東名高速道路経由であった。
運賃は時期別に設定されており、A運賃、B運賃(A運賃の2,000円引)、C運賃(A運賃の3,000円引)、D運賃(A運賃の4,000円引)の4種類である。4列シート車のみの設定となっており、価格帯も「はかた号」のエコノミーシート相当となっていた。
インターネットでの予約については、西鉄グループの路線を取り扱うハイウェイバスドットコムと、西武グループの路線を取り扱う発車オ〜ライネットの両方で取り扱っていた。運行開始当初、当時西鉄グループの路線を取り扱っていた楽バスでは取り扱っておらず発車オ〜ライネットのみで取り扱っていたが、2013年7月1日から楽バスが閉鎖されハイウェイバスドットコムに移行したため、同日以降の便についてはハイウェイバスドットコムでも取り扱うようになった。
2015年(平成27年)5月16日発車便を以って、運行を休止する旨のアナウンスがなされた[1][5][6]。これまでビジネス客や観光、レジャー客を中心に約4万5000人の利用があったものの、取材に対し西鉄は「利用者数の伸び悩みから、これ以上の運行継続は難しい」と説明しているという[7]。背景として、格安航空会社(LCC)による福岡 - 成田便の影響もあり、乗客は減少していたという[1]。
運行本数
- 夜行便 1日1往復
運行会社
運行経路・停車停留所
太字は停車停留所。大宮 - 横浜間および博多 - 天神間のみの利用は不可。
- 西武バス大宮営業所 - 大宮駅西口 - (首都高速埼玉大宮線・首都高速5号池袋線) - 池袋駅東口 - (首都高速5号池袋線・首都高速都心環状線・首都高速1号羽田線・首都高速神奈川1号横羽線) - YCAT(横浜駅) - (横浜横須賀道路・保土ヶ谷バイパス) - (新東名高速道路・伊勢湾岸自動車道・東名阪自動車道・新名神高速道路・名神高速道路・山陽自動車道・中国自動車道・九州自動車道) - 福岡IC - (福岡高速道路) - 博多バスターミナル - 西鉄天神高速バスターミナル
夜と朝に1回ずつ休憩を行う。休憩場所は上下便ともに足柄サービスエリアと下松サービスエリア。(上り便に限り、消灯前に吉備サービスエリアで休憩することがある。)
沿革
- 2011年(平成23年)
- 2012年(平成24年)
- 12月20日 - 西鉄高速バス運行便のみ、シートピッチをこれまでの91cmから104cmに拡張。また、「はかた号」と同じく全席にコンセントを装備し、「au Wi-Fi SPOT」にも対応する。対象ユーザー以外にも「バス車内無料Wi-Fiサービス」を開始する[11]。
- 2013年(平成25年)
- 4月1日 - 運賃パターンがこれまでの3パターンから4パターンに変更。通常期より3,000円引のC運賃を追加[12]。従来の運賃はそれぞれA運賃(旧通常期)、B運賃(旧週末)、D運賃(旧閑散期)となる。
- 7月1日 - 同日出発便より、Webでの予約先に「@バスで(ハイウェイバスドットコム)」が追加される。また、出発時間がこれまでより約2時間半早くなり、これにより天神及び大宮への到着時刻も9時前の到着になる[13]。
- この変更に伴い、大宮発便の池袋駅東口から横浜(YCAT)の所要時間が60分から70分に変更される。なお、同日より9月30日までは運賃割引キャンペーン(最大で20%引き)が実施され、同時期のみ運賃体系は3つになる。
- 2014年(平成26年)
- 2015年(平成27年)
- 5月16日 - この日の出発便を以って運行休止。
車両
- 西武観光バスはトイレ付き、横4列シート、ハイデッカー、34人乗りのいすゞ・ガーラ。2009年より新たに採用された埼玉西武ライオンズ球団のイメージカラーであるレジェンドブルー地に球団のロゴを入れたデザイン[10]。ハイデッカー構造としているのは、他路線での間合い運用を考慮しているため。ただし、続行便および車両点検時は青・赤・緑の3色帯にレオマークが入った、従来のライオンズカラーの三菱ふそう・エアロエースが使用される。運行開始より2013年までは日産ディーゼル・スペースウィング(西日本車体工業02MC SD-II)が使用されていた。運行終了後はドリームさいたま号など、他路線に転用されている。
- 西鉄高速バスはトイレ付き、横4列シート、スーパーハイデッカー、34人乗りの日野・セレガ。白地に黒の西鉄ライオンズのロゴとマーク(NLマーク)を入れたデザイン[10]。開業当初は38人乗りハイデッカーで他路線同様の「白夜行」デザインに黒の西鉄ライオンズのロゴとマーク(NLマーク)を入れた車両が使用されていたが、2012年12月20日より車両が一新され、シートピッチが拡張された広めのものとなり、西武観光バスと同様に34人乗りとなった。また同時に車内での無料Wi-Fiサービスが開始され、これに伴い全座席にコンセントが追加された。運行終了後は西鉄本体(博多営業所)に移管し、主にはかた号などの続行用として繁盛期を中心に使用されていたが、2台のうち1台は九州島内路線用の塗装(火の鳥カラー)に塗り替えられ島原号として使用されている。もう1台は長らく高速予備車扱いとして塗装はそのままの状態で車庫で待機していたが、2019年にトイレを撤去・車内外大規模改装工事をおこない、西鉄最高級のラグジュアリーバスツアーブランド『GRANDAYS』専用車に転用された。因みに、初代の専用車は暫くはロゴが剥がされた白夜行塗装のまま福岡 - 湯布院線「ゆふいん号(ノンストップ便)」を中心に使用されたが、後に火の鳥カラーに塗り替えられ、現在は福岡 - 大分線「とよのくに号」などで使用されている。
脚注
- ^ a b c d e f g h i j 服部展和 (2015年5月14日). “日本一の長距離バス 16日最終便 ライオンズエクスプレス”. 東京新聞 (中日新聞社) 2015年5月16日閲覧。[リンク切れ]
- ^ a b c 『[高速バス]福岡〜横浜・池袋(大宮)線「Lions Express」 12/8から運行開始』(PDF)(プレスリリース)西鉄高速バス・西武観光バス、2011年11月11日 。
- ^ “高速バスに大宮―博多路線新設 全国最長の1170キロ”. asahi.com (朝日新聞社). (2011年11月15日)[リンク切れ]
- ^ “福岡〜大宮に高速バス路線 全国最長を更新”. J-CASTニュース (ジェイ・キャスト). (2011年11月15日)
- ^ 夜行高速バス 福岡〜横浜・池袋(大宮)線 「Lions Express」 5月16日(土)をもって運行を終了します (PDF) - 西日本鉄道 2015年4月10日
- ^ 高速乗合バス Lions Express 【福岡線】 2015年5月16日(土)をもって運行を終了します (PDF) - 西武観光バス 2015年4月10日
- ^ 恵知仁 (2015年4月10日). “日本最長の夜行高速バス「Lions Express」運行休止”. 乗りものニュース (メディア・ヴァーグ) 2015年4月10日閲覧。
- ^ 一般乗合旅客自動車運送事業の事業計画変更(路線延長)認可申請状況 (PDF, P.1 表8つ目) - 九州運輸局 受付・処分 8月分
- ^ 『高速バス新路線 大宮福岡線(Lions Express)開業のお知らせ』(PDF)(プレスリリース)西武バス、2011年11月11日 。[リンク切れ]
- ^ a b c 『夜行高速バス 福岡〜横浜・池袋(大宮)線「Lions Express」 デザイン決定!』(PDF)(プレスリリース)西鉄高速バス・西武観光バス、2011年12月1日 。
- ^ 『夜行高速バス「はかた」号、「Lions Express」のバス車内サービス拡充に向けた新たな取り組みについて(PDF)』(PDF)(プレスリリース)西日本鉄道、2012年12月14日 。2012年12月17日閲覧。
- ^ “夜行高速バス「はかた号」「Lions Express」 新たな運賃体系を導入します!(PDF)” (PDF). 西日本鉄道 (2013年2月26日). 2013年2月26日閲覧。
- ^ “夜行高速バス「Lions Express」 『運賃割引キャンペーン』を実施します!(PDF)” (PDF). 西日本鉄道 (2013年5月31日). 2013年6月3日閲覧。
- ^ “消費税率引上げに伴う乗合バス各種運賃の改定について” (PDF). 西日本鉄道 (2014年2月24日). 2014年6月26日閲覧。
- ^ “本州・四国方面夜行高速バスのダイヤ改正を12月18日(木)に実施します” (PDF). 西日本鉄道 (2014年11月17日). 2014年11月18日閲覧。
文化放送ライオンズナイター
(ライオンズエクスプレス から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/12 08:42 UTC 版)
『文化放送ライオンズナイター』(ぶんかほうそうライオンズナイター、Nippon Cultural Broadcasting LIONS NIGHTER)は、文化放送が平日に放送しているプロ野球ナイトゲーム中継番組である。1982年4月5日から放送開始した。
注釈
- ^ 80年代中盤にパ・リーグ中継を行っていたのは、本番組とラジオ大阪『近鉄バファローズナイター』、朝日放送の『近鉄バファローズアワー』(土曜のみ)くらいであった。パ・リーグをメインカードとする局は同時から少なかったことから、貴重な存在であったといえる。
- ^ 東京放送『TBSエキサイトナイター』、ニッポン放送『ニッポン放送ショウアップナイター』、アール・エフ・ラジオ日本『ラジオ日本ジャイアンツナイター』はいずれも巨人戦が本番カード。ニッポン放送はヤクルト戦の中継も放送できるが、裏カードを相当数放送した巨人主催試合での1978年からのRF・JRN複占時代や、1992年に複占が崩れてから2002年に大洋→横浜のNRN独占が崩れるまでの放送権事情や放送権料の関係から、NRN本番にヤクルト・横浜のいずれかを優先する一方で相当数の巨人戦を第1予備カードとした一部年度を除き、巨人戦と被らない日程・時間の中継が基本となっている(これは令和時代に入っても原則変わっていない)。
- ^ かつてのライオンズの本拠地であった福岡県の九州朝日放送では『KBCジャンボナイター』として、またRKB毎日放送では『RKBエキサイトナイター』としてそれぞれ1978年までライオンズ戦を中継していたが、本拠地移転後の1979年から1988年までは、KBCは福岡での開催試合のみ制作し、他の試合はニッポン放送他制作のNRNナイターを原則中継。RKBもTBS他制作のJRNナイターを原則中継。ただし、放送権や移動日が理由でNRN・JRNナイターの本番カードが非巨人戦を編成した日を中心に、KBC・RKBが独自に西武戦を予備カードから繰り上げて本番カードに差し替える場合があった。
- ^ 西武球団の当時の親会社の国土計画が、球団買収時にTBSおよびニッポン放送に大洋球団株を譲渡した関係で1984年まで、西武主催ゲームはTBSがテレビ・ラジオともに優先権を持っていたため、TBSラジオがヤクルト・大洋主催巨人戦の裏カード時に相当数のカード放送し、ビジターゲームもABCラジオ・MBSラジオがTBS・RKB向けに裏送りするほどだった。編成により西武戦を関東ローカル(または旧本拠地のRKBラジオとの2局ネット)として、JRN全国中継は系列局(CBC・ABC・MBS・RCC)制作のセ・リーグのカードを優先して放送する場合と、そのまま西武戦を全国ネット(広島戦非開催またはデーゲーム時のRCCなど、独自にセ・リーグ優先とした局もあり)とする場合とがあった。ニッポン放送も同様にヤクルト・大洋主催巨人戦の第1予備カードを西武戦とすることが多かったが、その予備順位をNRNにも適用したか、NRNで予備順位を系列局制作のセ・リーグの試合を優先とするかはその時々によった。巨人主催ゲームの裏カード時にはNRN全国ネットとすることもあったが、この場合はニッポン放送が関東ローカルでヤクルト・大洋主催ゲームを優先し、系列局への裏送りとすることも稀にあった。
- ^ ニッポン放送による対戦相手の地元局向けの代理制作および巨人との交流戦などの全国中継については、文化放送の許諾を受けているため、優先して放送がされている。
- ^ ホームランナイター内の交通情報では「Take Me Out to the Ball Game」がBGMに使用されていた。
- ^ 2011年のライオンズ主催試合の球場でのスタメン発表では、スタジアムDJが「一番・セカンド」とコールし、「片岡易之、背番号7」と本人が自己紹介する映像を流すという類似の演出を使用している
- ^ 2021年は新型コロナウイルスの影響に伴う感染防止対応の特別ルールとして「9回終了し同点の場合は引き分け試合とする」が設定されたため、中継の延長対応を変更した。ただし、西武主催試合においてネット局がある場合は、インターネット配信と同内容での実況を文化放送から裏送りする形でネット局での中継を継続させる。この状態で西武が勝利した場合の監督インタビューについては、ネット局での中継を終了させてから、インターネットのみ配信することがある。
- ^ 北日本放送(水−金曜)・KBS京都(木曜と金曜)・ラジオ関西(原則巨人主催試合開催日のみ)はナイターの延長オプションなし、秋田放送・ラジオ福島・静岡放送(水−金曜)は延長オプションが22時まで、南海放送は金曜ナイターのみの放送のため。北海道放送は『HBCファイターズナイター』が試合終了までの放送になるため、22時以降に延長した場合は中継終了後、文化放送と同様に『レコメン!』に飛び乗る形式を採る。
- ^ ただし放送席にゲスト出演者を招いた場合、ゲスト出演者の権利関係により配信を行わないケースもある(例:向井葉月をゲストに迎えた2023年8月4日の西武対オリックス戦)。
- ^ 2021年1月までは毎週火・金曜日のみ放送
- ^ 2022年1月までは毎週水・木曜日のみ放送
- ^ 2019年5月3日の「西武対日本ハム」は金曜日(祝日)のデーゲームながら、文化放送が自社で放送したためSTVラジオとの2局ネット(解説:松沼博久、実況:土井悠平)として(放送予定・結果、2019年5月 - 文化放送ライオンズナイター公式サイト、2019年5月3日閲覧。インターネットアーカイブへのキャッシュ〈オリジナル〉、STVファイターズLIVE・吉川のりおのスーパーLIVE - STVラジオ、2019年5月3日閲覧。インターネットアーカイブへのキャッシュ〈オリジナル〉)、北海道放送はニッポン放送の裏送り(解説:田中幸雄、実況:大泉健斗)で放送した(HBCラジオファイターズ中継 2019年5月 - 北海道放送、2019年5月3日閲覧。インターネットアーカイブへのキャッシュ〈オリジナル〉)。
- ^ 冠スポンサーが付く場合は『△△△△(スポンサー名)スポーツスペシャル ○○○○実況中継』となるが、野球中継についてはこのような事例はない。
- ^ 九州朝日放送向けに裏送りを行っていた「西武対ソフトバンク」・STVラジオ向けに裏送りを行っていた「西武対日本ハム」・東海ラジオ向けに裏送りを行う「西武対中日」・朝日放送ラジオ向けに裏送り(もしくは同局が文化放送協力の自社制作)を行う「西武対阪神」が配信対象外となっていた。一方、東北放送が経費上の問題により放送しない「西武対楽天」は配信対象に含まれる。「西武対広島」は2017年まで中国放送が自社分をTBSラジオからの裏送りで行っていたため、配信対象に含まれていたが、TBSラジオの野球中継撤退後のインターネット配信は休止となった(2022年は撤退後初の週末開催となるが、同局放送分は文化放送からの裏送りで実施したため)。「西武対阪神」は2011年〜2013年は朝日放送向けに裏送り(もしくは同局が文化放送協力の自社制作)を行っていた為、配信対象外とされ、2014年からは朝日放送がTBSラジオ協力の自社制作に振り替えたため配信されるようになったが、TBSラジオの野球中継撤退に伴い2018年は文化放送協力に戻った為、再び配信対象外になった。「西武対日本ハム」は2016年まではSTVラジオが編成の都合により放送しないデーゲームに限り配信を行っていたが、2017年から2020年まで日本ハム戦は原則全試合放送になったため、配信対象外になった。
- ^ 2011年6月12日(日曜)の「西武対阪神」は配信対象外カードかつNACK5で放送予定であったため、配信予定ではなかったが、菊池雄星のプロ初登板・初先発の試合のため、特例で配信された(この場合ABCはTBSラジオの協力に変更)。2012年は8月12日(日曜)にNACK5がロンドンオリンピック中継を優先して野球中継を休止したため、当日開催された「西武対日本ハム」の配信を行っている(文化放送もNACK5同様にオリンピック中継を優先し、ホームランナイターを休止した)。NACK5が三塁側ダグアウトテラスに特別放送席を設けて制作・中継した場合、空いた放送席を使用してインターネット配信を行うことがあった。
- ^ STVラジオが2021年より土・日・月曜のプロ野球中継を全面廃止し、九州朝日放送が2023年より土・日曜のプロ野球中継をソフトバンク主催試合のみとしたため。
- ^ 30周年イメージキャラクター(2011年のみ)兼解説者としての起用のため、「ホームランナイター」には出演しなかった。2011年は月1回程度出演。2012年は6月6日の西武対中日、8月10日の西武対日本ハム、10月13日のクライマックスシリーズ・西武対ソフトバンクの3度出演。
- ^ 「ホームランナイター」で、阪神・オリックスの主管ホームゲームの中継をスペシャルウィークで自社制作する場合にも登場することがあった。杉本が関西の試合を担当するようになった2015年は出演なし。
- ^ 豊田泰光は1度だけだが、実況として出演した事がある。藤井寺球場での解説時、実況の戸谷真人がトイレから戻って来られず、10回表の一部を実況した。末期は「ホームランナイター」の出演が多く、「ライオンズナイター」は年数回になっていた。最終出演となった2011年に至っては「ライオンズナイター」「ホームランナイター」とも各1回ずつしか登場しなかった。
- ^ かつては砂山大輔が入団直後の松坂大輔専属レポーターとして、「きょうの松坂くん」を担当しており、特定の選手にレポーターをつけるのはそれ以来となる。
- ^ 2011年には同じくゴールデンルーキーの呼び声高い大石達也が入団したが、この時の験を担いでか、通常のレポート体制で対応することになった。皮肉にも、大石も2011年開幕直後に右肩痛で戦線離脱してしまっている。
- ^ それ以前はセ・リーグ同様ニッポン放送が担当していた。
- ^ ホークス主催試合はKBCが、北海道移転後の日本ハムの主催試合はSTVが全国放送扱い。旧バファローズ・ブルーウェーブ主催試合の全国放送はABCの担当であったが、ABCはセ・リーグ中心の放送体制である東海ラジオやRCC(後者は原則JRNとネット)と同様に1990年代以降は月曜日に定時ナイター枠を設けなかったため、バファローズが優勝争いしていた2001年9月10日の対ホークス戦等一部例外を除き自局では放送されない裏送りとなった。さらに西武が関与しない関東地区以外のパ・リーグの試合では、文化放送がNRN系列局制作の中継をネット受けをしていた。
- ^ 例えば西武の試合がない日に関東でのパ・リーグ試合を文化放送が放送していても、NRN系列局へのネットは行わないが、2018年以降はTBSラジオの野球中継撤退に伴いJRN系列局へのネットを行うことがある。
- ^ 自社ローカルの中継では、ホーム・ビジター(他局制作の裏送りを含む)を問わず「文化放送ライオンズナイター プロ野球速報」とアナウンスする。
- ^ NRNナイターではない文化放送の独自編成およびNRN系列局への委託中継であれば放送局・番組名のコールはある
- ^ a b 火〜木曜はABCラジオではJRN系列の中継を行うが、本番組ではNRN扱いとしている。かつ、ABCラジオでは月・金曜がニッポン放送、火〜木曜はTBSラジオ(2017年まで)との局間ネットである。本番組では完全裏送りになるため、「ABCの技術協力」であるアナウンスがされる時がある。
- ^ a b FBCラジオ番組表・2018年8月31日(2018年8月27日時点)・FBCラジオ番組表・2018年8月31日(2018年8月28日時点) - 福井放送、インターネットアーカイブへのキャッシュ(オリジナル)。『FBCゴールデンナイター』にNRN予備カードの中継要員が屋内球場より下位の分を含めて掲載されているため、当初は「オリックス対西武」(朝日放送ラジオ)が一旦はNRN予備と本番組との共用扱い(解説:中西清起、実況:伊藤史隆)で発表されていたが、その後NRN分は本番組分とは別に素材収録待機を行う形(解説なし、実況:高野純一)に変更された。
- ^ 主にセ・パ交流戦の中継に行う。最初の実例は2018年6月1日の「西武対阪神」のMBSラジオへのネット(朝日放送ラジオは自社制作で対応)。
- ^ 主にパ・リーグ公式戦の中継に行う。最初の実例は2018年9月18日の「西武対日本ハム」。NRN系列局のSTVラジオ・静岡放送・東海ラジオ・MBSラジオ・中国放送はニッポン放送からNRN本番カードとしてネット受けしたが、文化放送は本番組とJRN系列局の北海道放送・東北放送・CBCラジオ向けとの二重制作を実施(予備日の復活開催でセ・リーグのカードがNRN本番に繰り上がり、本番組がSTVラジオにネットされる可能性も想定されたため)。
- ^ 実例として、2018年7月11日に「西武対ロッテ」をRKB毎日放送が、同年9月21日に「ロッテ対西武」をRKB毎日放送・北海道放送が、2019年6月28日に「西武対オリックス」をMBSラジオが本番組をネット受けしている。2023年7月17日(月・祝日ナイター)にSTVラジオが編成しない「西武対日本ハム」を北海道放送が本番組をネット受けしている。
- ^ 実例として、2021年5月20日の「西武対ソフトバンク」。文化放送は本番組(実況:長谷川太、解説:松沼雅之)とJRN系列局向け(本来はRKB向けのみだったが、当日予定していたABC本番の「阪神対ヤクルト」・CBC本番の「DeNA対中日」が中止となったため、3局ネットで放送。実況:鈴木光裕、解説:薮田安彦)との二重制作を実施。KBCは本番組との局間ネットを予定していたが、上述のセ・リーグ2試合が中止となったため、ニッポン放送制作の中継(実況:宮田統樹、解説:野村弘樹)に差し替えられた。
- ^ 実例として、2018年5月13日の「日本ハム対西武」が該当。この時はSTVラジオが東京に乗り込んで自社制作で対応し、文化放送は自社本番カードとしての北海道放送と2局ネット。
- ^ 実例として、日本ハム主催は2019年4月5日、ソフトバンク主催は同年7月8日。この時は北海道放送・RKB毎日放送の乗り込み自社制作分のネット受け。文化放送は西武側のリポーターのみアナウンサーを派遣した。
- ^ 最初の実例は2019年4月18日の「ロッテ対ソフトバンク」が該当。出典:文化放送ライオンズナイター 2019年4月放送予定 - インターネットアーカイブへのキャッシュ(オリジナル)・RKBエキサイトホークス 2019年4月放送予定 - インターネットアーカイブへのキャッシュ(オリジナル)・九州朝日放送 カチタカ! 放送スケジュール(2019年4月) - インターネットアーカイブへのキャッシュ(オリジナル)。この時は、文化放送・RKB毎日放送が本番組を放送し、九州朝日放送がニッポン放送からの裏送りで放送した。
- ^ 最初の実例は2018年5月1・2日の「ロッテ対ソフトバンク」(1日は薮田安彦が、2日は牛島が出演)。当初は2日間ともRKBとCBCがネット予定だったが(1日は九州・山口地区のJRN系列局にもネット)、2日のCBCについては、同日の「日本ハム対楽天」における清宮幸太郎の一軍デビューが報じられていたため、第1予備としていたこのカードの中継(HBC制作)のネットに変更された。
- ^ 最初の実例は2018年6月5日 - 7日に自社制作の「DeNA対西武」の予備として設定した「中日対ロッテ」。6日が雨天中止となり、CBCラジオと文化放送の2局ネットとなった。
- ^ ラジオ大阪の野球中継撤退以前は、阪神が関与しないカードを含めて、ニッポン放送が朝日放送ラジオ・MBSラジオへの二重制作を行うことがあった。
- ^ 2018年8月は、7日(火曜日)から9日(木曜日)が夏の高校野球による要員の都合上文化放送が自社制作。31日(金曜日)はABCによるLF-NRN素材収録待機との別制作を実施(スケジュール、2018年8月 - 文化放送ライオンズナイター公式サイト。2018年7月26日閲覧)。
- ^ 1976年に、日曜日に阪急ブレーブス(現:オリックス・バファローズ)の試合中継に特化した『ブレーブス・ダイナミック・アワー』(阪急電鉄・阪急百貨店提供)を編成し、日曜NRNナイターとネットCMが放送されなくなり(MBS発のNRNナイターは裏送り参加)、文化放送との確執が生じ、翌1977年から関西地区の土・日曜NRNナイター担当局がラジオ大阪(OBC)に移行し、MBSの土曜ナイター(『ブレーブス・ダイナミック・アワー』終了後は日曜も)がニッポン放送やNRN系列局との提携による独自編成となったことによる(毎日放送40年史編纂室編集 『毎日放送の40年』 毎日放送、1991年、474頁)。その後2007年限りのOBCの野球中継撤退を受け、2008 - 2009年はMBSが裏送りで参加し(自社ではLFとの局間ネットを優先し、阪神対巨人戦はQRが自社制作)、TBSラジオが土・日曜から撤退した2010年からはABCが担当局となっている。
- ^ 水曜日は『KBCホークスナイター』自体が長崎放送(NBCラジオ佐賀含む)と熊本放送にネットされる都合上、2012年は原則ニッポン放送の制作としていた。2013年は水曜もライオンズナイターのネット受けで賄うことになり、この場合は長崎放送・熊本放送はネットせずにニッポン放送の全国中継カードに振り替える。この場合でも予備順位によっては別途ニッポン放送が解説者込みの待機を行い、同カードが火〜金曜のニッポン放送発NRN本番カード(予備からの昇格を含む)となった場合はこちらをネットする。火〜金曜の「西武対ソフトバンク」のデーゲームならびに消化試合(ライオンズナイターの放送がない場合)やナイター・デーゲーム・消化試合を問わず「ロッテ対ソフトバンク」は従前通りニッポン放送から裏送りを受けている。
- ^ 実況担当の石田充(中国放送アナウンサー)の2019年6月3日のツイート([1])より。放送席のモニターに「ニッポン放送」のロゴが見える。
- ^ 19:30前後に小川が担当。再放送パートと区別するため、放送当日の日付を西暦年から告げた後に、新型コロナウイルス感染関連のストレートニュースを伝えていた。
- ^ 試合当日は日曜日で、『サンデーミュージック ちゃった! MUGA夢中 スーパー電リク』(当時13:00からレギュラーで編成していた自社制作の生放送番組)を休止するとともに、『サンデーミュージックちゃっ太スペシャル がんばれ松坂大輔実況中継』として急遽放送。15時台には、中央競馬の実況中継を内包していた関係で、試合中継を一時中断していた。
出典
- ^ “文化放送ライオンズナイターTwitter「昨日の第2打席、 #秋山翔吾 選手が #ライオンズナイター のオープニングテーマ曲『LAMENT〜やがて喜びを/結城アイラ』を登場曲に」”. (2018年3月19日)
- ^ 『企業と広告』第8巻第3号、チャネル、1982年3月1日、49頁、NDLJP:2852988/27。
- ^ 「メディアのメニュー 文化放送の巻 / 山県昭彦」『月刊アドバタイジング』第27巻第4号、電通、1982年3月25日、68 - 69頁、NDLJP:2261999/36。
- ^ レオびいき貫き30周年 文化放送「ライオンズナイター」
- ^ a b 黒川麻希 (2021年5月15日). “「ライオンズびいき」の放送舞台裏 知られざるスタジオアナの愛と工夫”. 週刊文春. p. 1. 2021年5月16日閲覧。
- ^ “文化放送「ライオンズナイター」国内初となるYouTube Live同時生配信 17日開始”. 日刊スポーツ (2022年6月13日). 2022年6月13日閲覧。
- ^ a b "乃木坂46向井葉月、文化放送「ライオンズナイター」公式マネ就任「お仕事で応援できうれしい」". 日刊スポーツNEWS. 日刊スポーツ新聞社. 28 March 2024. 2024年3月28日閲覧。
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- ^ 文化放送 プロ野球開幕に意気込み 無観客試合でも「さまざまなスタジアムの音を楽しんでもらいたい」(『スポーツニッポン』2020年6月16日付記事)
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- ^ RKBエキサイトホークス放送予定 - RKBエキサイトホークス。2018年7月11日閲覧。
- ^ RKBエキサイトホークス(2018年7月9日、15時28分) - RKBエキサイトホークス公式からツイート「初めて文化放送さんのマイクに乗せて」の表現があることから文化放送からの技術協力で放送された。 2018年7月11日閲覧。
- ^ スペシャルウィーク番組表 - 中国放送公式サイト、2019年6月1日閲覧。実況アナウンサーと解説者の名前を掲載。
- ^ ラジオで松坂大輔投手の伝説のピッチングを振り返る2日間!過去の野球実況中継を丸々放送決定(文化放送2020年4月10日付ニュースリリース)を参照。実際には、一部のシーン(主に西武の攻撃イニング中)の音源を割愛したほか、当時の中継でリスナーからの松坂への応援メッセージ受付に使用していた(当時の文化放送本社向け)FAX番号のアナウンスをライオンの咆吼風の効果音で消していた。
- ^ 公式戦の開幕を待ちこがれるプロ野球ファンに向けて『“eスポ”ナイター実況中継』(文化放送2020年4月22日付ニュースリリース)を参照。
- ^ 『“eスポ”ナイター実況中継』第2弾! 公式戦の開幕を待ちこがれるプロ野球ファンに向けて『“eスポ”ナイター実況中継』(文化放送2020年6月15日付ニュースリリース)を参照。
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