ぶんか‐ほうそう〔ブンクワハウソウ〕【文化放送】
読み方:ぶんかほうそう
東京都港区にある関東地方を放送範囲とするAMラジオ局。昭和26年(1951)にカトリック教会が設立し同31年に株式会社化。フジメディアホールディングスの株主で同グループと関係が深く、グループ内同業のニッポン放送とNRNのキー局を務める。周波数は1134キロヘルツ。コールサインJOQRから、QRとも。
大韓民国のテレビ・ラジオ兼営放送局。1961年にラジオ放送を、1966年にテレビ放送を開始。民間放送だが、政府系機関が株式を保有するため半官半民の経営となっている。ムンファ‐バンソン。MBC(Munhwa Broadcasting Corporation)。→韓国放送公社 →SBS
文化放送
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株式会社文化放送(ぶんかほうそう、英: Nippon Cultural Broadcasting Inc.)は、関東広域圏を放送対象地域とし、中波放送(AMラジオ放送)事業を行っている特定地上基幹放送事業者である。
注釈
- ^ 1984年ロサンゼルスオリンピックのロゴマークなどを手掛ける。
- ^ 2006年3月末まで存在していた旧社。翌日の会社分割で(新)ニッポン放送設立後、フジテレビ(現・フジ・メディア・ホールディングス)に吸収合併されて消滅。
- ^ 2018年の第4回で中継を終了。なお、テレビ中継は主催社が朝日新聞社から読売新聞社に移された関係で、日本テレビに中継権が移されている。
- ^ 旺文社が出資していた日本教育テレビ(NET 現・テレビ朝日)との関係性もあり、これがテレビ局との交流関係の捻じれの原因の1つになる。1979年、テレビ朝日専務取締役の岩本政敏が文化放送の代表取締役社長に就任した事で、テレビ朝日との関係が深まった。岩本はもともとパウロ・マルセリーノ司祭の秘書だった関係で日本文化放送協会の創立時に初代の営業部長を在任していたが、その後旺文社との縁で日本教育テレビの創立に参画。同社編成・制作局長として在任中に日本初のワイドショー番組『木島則夫モーニングショー』を立ち上げて人気番組に育て上げた事で同社専務取締役になっていた。1996年に旺文社がテレビ朝日から資本を撤退した後は関係が薄れ、同じグループ企業であるフジテレビとの人的交流も保っている。
- ^ ただし、現在も特例の関東広域圏ラジオ単営部門扱いでありかつラジオ部門キー局扱いのため関係は続いている。
- ^ 2009年に公開された映画『ヤッターマン』では、日本テレビやその系列局(NNN・NNS加盟局)などと共に文化放送も製作委員会に名を連ねており、文化放送のアナウンサー数名が同映画に出演した[6]。
- ^ 直系のニッポン放送が使用していることも関係している。
- ^ ニッポン放送は長らくフジテレビと親子資本関係だったが、2006年4月の会社分割で保有資産を吸収し、フジテレビの子会社となった後、フジ・メディア・ホールディングス発足に伴い兄弟会社となっている。
- ^ 埼玉県川口市の親局しか無いことや東京都墨田区の東京スカイツリーから送信されるワイドFMの電波が届きにくい北関東3県(群馬県・栃木県・茨城県)の聴取者への影響が大きいことが理由として挙げられている。また、文化放送以外の在京AMラジオ2局(TBSラジオ・ニッポン放送)も同様の理由で停波実証実験に参加しない予定である[9]。
- ^ 「セントポール」は聖パウロの英語読み。
- ^ 一方で強硬な反共主義者でもあった。
- ^ 先述のとおり、マルセリーノは日本への帰化前はイタリア人であり、電波法の国籍規制があったほか申請母体が外国の宗教団体であることから外資規制にも抵触する可能性があった。
- ^ プロテスタント系の放送局として、青山学院の院長の阿部義宗を中心に設立を進めていた。
- ^ 日本国有鉄道の外郭団体などが母体とした放送局として、運輸事務次官であった平山充を中心に設立を進めていた。
- ^ 東京ラジオセンターとは別のプロテスタント系の放送局として設立を進めていた。
- ^ 仏教系の放送局として、浄土真宗大谷派の元宗務総長で元衆議院議員でもある大谷瑩潤を中心に設立を進めていた。
- ^ 当初は「新国民放送」の名称で申請した。
- ^ 1952年末に閉鎖された。
- ^ これ以前はラジオ東京(現・TBSラジオ)が、1130kcを使用していたが同時期に周波数を950kcに変更している。
- ^ 前述の通り、呼出名称は、1954年7月に「ぶんかほうそう」に変更されている。
- ^ 1972年6月30日に解団
- ^ 当時は東海ラジオ、九州朝日放送(いずれも土日)、毎日放送(土)、朝日放送(日)、中国放送(裏送り)のネットワークだった。
- ^ パーソナリティは当時、局アナだった土居まさるが担当した。
- ^ 在京民放局ではニッポン放送に続いて、2局目。ただし、横浜市に登記上の演奏所を持つラジオ関東(現、アール・エフ・ラジオ日本)は1966年10月3日より、終夜放送を実施済。
- ^ 放送開始 - 1991年3月までは『日野ダイナミックスコープ 走れ!歌謡曲』
- ^ その後、社名をアポロン → バンダイ・ミュージックエンタテインメントに変更。文化放送は1989年に株式を売却。会社は2000年に解散
- ^ ラジオ大阪との共同制作。
- ^ 一例として、1980年代から1990年代にかけてプロ野球中継の解説者が文化放送(ラジオ)・テレビ朝日(テレビ)・日刊スポーツ(スポーツ新聞)と3社連動で契約していたケースが多々あった。
- ^ 2002年3月24日運用終了。文化放送のほかKBS京都も使用した。
- ^ 2010年12月で運用終了。
- ^ A&G関連グッズは、3年前に「超!A&Gショップ」を開設している。一部を除いて、2010年2月オープンの「ちかQ」でも購入可能だが、金・土・日の12時 - 17時のみ営業
- ^ ジェー・プラネットが設置・運営し、文化放送のほかTOKYO MXなども使用。
- ^ 実際には、子会社の株式会社 文化放送開発センターが運営。
- ^ のちに大口事業者専用の番号として「160-02 → 160-8002」が使われるようになり、地名を省略しても届くようになったために「(東京都)新宿区」のアナウンスが割愛され、単に「〒160-02(→ 160-8002) 文化放送」とされることも多かった。
- ^ 放送では慣用句として「四谷のスタジオより放送…」等が使われても実際には「四谷○丁目」のエリアではなかったため、混乱を避ける意味合いもあった。
- ^ 河田町から移転する前のフジテレビが「東京都牛込局区内」(所在地は「新宿区河田町3-2」)だったのと同様に、著名かつ大口の配達先として送達出来ていたため。放送局でもNHKは「渋谷区神南」、TBSは「港区赤坂5丁目」と地域名や丁目まで書かないと送られない場合があった
- ^ 月 - 水のパーソナリティはジャニーズ事務所の所属タレントではないが、所属メンバーの番組が内包されているため、当該時間帯を休止。木曜はパーソナリティ自体が事務所の所属タレントなので全編休止。
- ^ 放送自体は火曜の21:30 - 22:00の30分だが、『文化放送ライオンズナイター』の延長時間(50分)を考慮して、22:50まで未対応だった。
- ^ 文化放送 代表取締役相談役
- ^ 旺文社 代表取締役社長
- ^ 文化放送 非常勤取締役
- ^ 社長、会長を経て現・顧問
- ^ 単独局であるCBCラジオ・RKBラジオ。野球中継のみ単独局扱いのHBCラジオとTBCラジオ・MBSラジオ・ABCラジオ・RCCラジオ等のクロスネット局でNRN系列担当日ではない時。
- ^ 2016年からRFラジオ日本がJRN系列局への制作を行っている。
- ^ 本放送撤退後もTBSラジオが裏送り制作を継続してきたが、2023年よりビジターチーム本拠地の放送局が自主制作を行う際の技術協力のみとなっている。それ以外はRFラジオ日本などの他局による裏送り制作か、球団制作の映像を放送局のスタジオで見ながら実況するオフチューブで対応する。
- ^ これらはクロスネットを含むJRN系列局間の個別での番組販売取引と同等の扱いとなる。
- ^ 土・日曜日は文化放送がNRNナイター統括兼関東地区担当局となる為、同様にニッポン放送がJRN系列局への制作とJRN系列局制作の中継のネット受けを行っている。
- ^ 2006年、プリンスホテルに吸収合併。
- ^ 予告音は3。栃木放送でも同様のものが使われている。
- ^ 録音番組は正時跨ぎであっても流れないことがある
- ^ radikoではこの部分は放送されず、無音となっている。これは番組中に正時跨ぎする時も同様である。
- ^ ハワイにあった日本人向け放送局。複数の文化放送の番組をネットしていた
出典
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- ^ “社長挨拶”. 文化放送. 2021年6月19日閲覧。
- ^ a b c d e f g h 日本民間放送連盟『日本民間放送年鑑2020』コーケン出版、2020年11月、273-274頁。
- ^ a b フジサンケイグループ一覧 フジサンケイグループ Archived 2015年9月24日, at the Wayback Machine.
- ^ 境政郎『テレビショッピング事始め』扶桑社、2008年、第1部 フジ・メディア・ホールディングスの形成とリビング路線 「文化放送の再建」。ISBN 978-4-594-05565-3。
- ^ “グループ会社の取組み”. 松竹株式会社. 2020年11月9日閲覧。
- ^ “全国の民放AMラジオ、2029年(令和10年)までにFM転換”. 産経ニュース (産経デジタル). (2021年6月15日) 2021年6月15日閲覧。
- ^ “民間AM局の大半、7年後までにFM化へ 対応端末必要”. 朝日新聞デジタル (朝日新聞社). (2021年6月15日) 2021年6月15日閲覧。
- ^ 住彩子、石原真樹 (2023年5月21日). “どうなる?ラジオの未来 AMからFMへ統合、来年にも試行”. 東京新聞. 2023年5月30日閲覧。
- ^ “民放AMラジオ局の在京3社(TBSラジオ、文化放送、ニッポン放送)を含む全国の民放ラジオ局44局は2028年秋までにFMラジオ局への転換を目指します。”. 文化放送 (2021年6月24日). 2023年5月30日閲覧。
- ^ a b 出典:『民間放送十年史』(日本民間放送連盟・1961年12月1日発行377頁の「第2部 各社史録 文化放送 年表」から。
- ^ 東京放送 社史編集室『東京放送のあゆみ』東京放送、1965年5月10日、583頁。
- ^ 『民間放送十年史』(日本民間放送連盟1961年発行)672頁「年表 ((昭和)30年)」から
- ^ ドコモと文化放送、FOMAネットワークでラジオ中継を可能に ケータイWatch 2003年11月17日
- ^ ラジオ中継に革命をもたらす〜FOMAの音声中継装置 ITmedia 2004年5月25日
- ^ 『民放ラジオ局13社、3月から番組ネット配信』[リンク切れ] - 読売新聞 2010年2月13日
- ^ 『在京・在阪の民放13局が3月からネット配信解禁へ』 - CNET Japan 2010年2月15日
- ^ QR 平日計7.5時間の10月大改編、ワイド長時間化傾向【文化通信.com 2010年7月26日】
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- ^ 株式会社radikoが12月1日発足、区域の拡大や新局の参加を2011年春までに - NIKKEI BP 2010年11月25日
- ^ モノラル放送移行のお知らせ
- ^ 東京スカイツリーのふもとから毎週土曜日にお届け! 「TOKYO SKYTREE TOWN STUDIO」からの生放送!
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- ^ 文化放送 新コミュニケーション ロゴ決定! 5,352作品の中から武蔵野美術大卒生の作品を採用
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- ^ 文化放送「キミはひとりじゃない」受験生応援キャンペーン「トンボ鉛筆 Presents レコメン!受験生応援スペシャル」12月11日(月)2時間生放送決定 トンボ鉛筆2017年11月29日
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- ^ 文化放送送信所・無線局免許状 - 総務省
- ^ 総務省 電波利用ホームページ 無線局免許状等情報
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- ^ J:COMテレビで文化放送が聴ける!! AMラジオを同時再放送開始 2014年10月より対象エリアが拡大! 文化放送
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- ^ 組織図 - 文化放送会社案内
- ^ アナウンサー - 出演者一覧
- ^ 文化放送・太田英明アナ“前代未聞”の出世で編成局長へ、大竹まことラジオで社長から生通達!(『スポーツニッポン』2020年9月24日付記事)
- ^ 文化放送・太田アナ 長期休養していた「メンタル不調が原因」 現在は復帰、同じ苦しみ持つ人と共闘誓う(『スポーツニッポン』2023年7月23日付記事)
- ^ a b “文化放送に4月から甲斐彩加、久保朱莉の両アナウンサーが入社 ともに地方局出身、特技はイラスト&素振り”. スポーツ報知. 報知新聞社. (2023年5月16日) 2023年5月16日閲覧。
- ^ 本人のtwitter公式アカウントから、文化放送 退社2日前(2018年3月29日)に発信されたツイート を参照
- ^ “文化放送の石川真紀アナが退社を発表 25年の経験は「どれも私の宝物」リスナーに感謝”. 日刊スポーツ. (2022年3月18日) 2022年3月18日閲覧。
- ^ 舘谷春香アナがホリプロ所属に 今月文化放送を退社(『スポーツニッポン』2020年9月28日付記事)
- ^ 本田靖春『誘拐』、『本田靖春集1』文藝春秋、1977年、pp.101 - 108
- ^ ニュースパレード - 全国ラジオネットワーク
- ^ 表彰番組・事績 - 日本民間放送連盟
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