デジタル‐デバイド【digital divide】
デジタル・デバイド
デジタル・デバイド
すなわち、デジタル・デバイドは、ITを活用できる人あるいは地域などと、活用できない人あるいは地域などとの間で、貧富の格差の拡大や、地域間の経済的な格差が広がらないように、地球的な規模で健全な情報化社会を目指すために指標となるキーワード。
日本でも、小学年からのコンピューター教育や高齢者など弱者への支援、さらに2010年までに全国100%の地域で利用が可能となるように、高速で低価格なブロードバンドの敷設が展開されている。また、ITU-D(ITU電気通信開発部門)を通して、開発途上国への支援が国際的に行われている。
デジタルデバイド
【英】digital divide
デジタルデバイドとは、ICT(情報通信技術)の活用機会や活用能力の有無によって生じる、社会的および経済的な格差のことである。
デジタルデバイドによって生じる雇用機会や収入の差は、社会問題として広く認識されるまでに至っている。なお、デジタルデバイドは必ずしもインターネットの普及とともに起こった問題ではなく、情報化時代における先進国・発展途上国間の格差の問題として、情報メディアの発達とともに存在し続けてきたといえる。
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デジタルデバイド digital divide
情報格差
(デジタルデバイド から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/17 14:20 UTC 版)
情報格差(じょうほうかくさ)またはデジタル・デバイド(英: digital divide)とは、インターネット等の情報通信技術(ICT)を利用できる者と利用できない者との間にもたらされる格差のこと[1]。国内の都市と地方などの地域間の格差を指す地域間デジタル・デバイド[1]、身体的・社会的条件から情報通信技術(ICT) を使いこなせる者と使いこなせない者の間に生じる格差を指す個人間・集団間デジタル・デバイド[1]、インターネット等の利用可能性から国際間に生じる国際間デジタル・デバイド[1]がある。特に情報技術を使えていない、あるいは取り入れられる情報量が少ない人々または放送・通信のサービスを(都市部と同水準で)受けられない地域・集団を指して情報弱者と呼ぶ場合もある。
注釈
出典
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デジタルデバイド
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/14 04:05 UTC 版)
専用端末の有無がデジタルデバイド(情報格差)を生じる可能性がある。特に米国では、政府は公的な発表をインターネットのような電子的な手段で行なうのに積極的だが、国民の全てがパソコンを持って閲覧できる環境に在るとは限らない。この点が米政府の完全電子公報化の足枷となっている。この問題は開発途上国ではさらに深刻であり、本来は社会を豊かにするための知識を提供する書籍が、電子化によるデジタルデバイドで、それら書籍に親しむべき貧困層の手に届かない危険性を生む。開発途上国でのデジタルデバイド問題を緩和するために、例えば100ドルPCという安価だが十分な性能を備えたパソコンの計画 などもあるが、どこまで普及できるか、普及後のサポートが行なえるのかなど、すぐに答えは出せない。
※この「デジタルデバイド」の解説は、「電子書籍」の解説の一部です。
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デジタルデバイド
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/23 22:25 UTC 版)
「電子書籍リーダー」の記事における「デジタルデバイド」の解説
専用端末の有無がデジタルデバイド(情報格差)を生じる可能性がある。特に米国では、政府は公的な発表をインターネットのような電子的な手段でおこなうのに積極的だが、国民のすべてがパソコンを持って閲覧できる環境にあるとは限らない。この点が米政府の完全電子公報化の足枷となっている。この問題は開発途上国ではさらに深刻であり、本来は社会を豊かにするための知識を提供する書籍が、電子化によるデジタルデバイドで、それら書籍に親しむべき貧困層の手に届かない危険性を生む。開発途上国でのデジタルデバイド問題を緩和するために、例えば100ドルPCという安価だが十分な性能を備えたパソコンの計画 などもあるが、どこまで普及できるか、普及後のサポートがおこなえるのかなど、すぐに答えは出せない。
※この「デジタルデバイド」の解説は、「電子書籍リーダー」の解説の一部です。
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