ゾメキトキメキ出版
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/18 21:22 UTC 版)
吉野鷺知 - 室井滋毎月1日発売の徳島の情報誌「Hot-Shin(発心)」などを発行している出版社の社長兼編集長。波美のことを「浜ちゃん」と呼んでいる。大学卒業後は、大阪の出版社で働いていたが、3年で退社(そのとき初めて取材したのは、「阪神タイガース優勝でファンが道頓堀へ飛び込んだ!」だった)。徳島に戻り、会社を立ち上げた。実は同じ職場にいるロベルトと夫婦。波美が勤めて3年、ライバルの出版社に広告スポンサーを奪われ、経営が立ち行かなくなり、会社を解散。解散後はロベルトとともに会社の再建をはかっていたが、2年もかからずメドが立ち、編集部員を再結集させるが、自ら雑誌を立ち上げたい波美に対しては誘わず、助言を与えるにとどめている。 勅使河原重之 - 益岡徹新人泣かせの副編集長。生まれは東北。母方は九州の人。7人も息子がいる。キャリアのスタートはアメリカ・ニューヨークの雑誌(そのとき初めて取材したのは、「ニューヨークの地下鉄の落書き!」だった)。吉野とほかの編集部員からは「重さん」、もしくは「副編」と呼ばれている。波美が「ゾメキトキメキ出版」に勤めて3年目の秋から半年間、ニューヨークで出版社を経営している友達が病気と知り、その手伝いで日本を離れた。「ゾメキトキメキ出版」解散後は、大阪の出版社へ。 須堂啓 - 坂井真紀編集部員。苔マニア。バツイチで、ゆずというひとり娘がいる。元々は郵便局員だったが、吉野の取材を受け、それが縁となって転職した。15週で自身のエッセイをもとにした単行本を出版した。「ゾメキトキメキ出版」解散後は、一時、鳴門市の骨とう屋で働いた。波美の相談相手のひとり。 友近聡 - 正名僕蔵編集部員。第2週登場時では、独身で、職場にはいつも自分で作った昼食用の弁当を遊山箱に入れて持ってきていたが、その後、めでたく結婚し、子どもにも恵まれる。第15週でうどん笹原の日帰り取材で美波町を訪れたが、不審者と間違えられたあげく哲也たちに飲まされ、結局波美の実家で一泊した。「ゾメキトキメキ出版」解散後は、妻の実家が経営するスーパーで、食品売り場の係長となった。その場の空気を読めない上、笑いのツボもどこか人とはズレている。ひとりだけいつもきっちりとスーツを着込んでいる。 ロベルト - レオナルド・ベヌッチミラノ出身のイタリア人の編集部員。本名はロベルト・マンツォーニ。実は編集長である吉野とは夫婦で、30歳のときに、イタリアに旅行に来たひと回り年上の吉野と結婚。実家はパン屋。「Hot-Shin(発心)」などでは、吉野に美的センスをかわれて、レイアウトなどのデザインを担当している。また、「人生は愛、記事も愛」をモットーにしている。波美の初めての記事が「Hot-Shin(発心)」に載った直後に、波美のことを「かめ子」と命名。それ以降、勅使河原や友近、勝乃新と一緒に「かめ子」と呼んだりすることもある。 山田勝乃新 - 大東俊介、福島快利(幼少期)波美の夫で、波美より1つ年下。大阪出身。世間の常識に囚われることを嫌い、皮肉屋でかなりマイペースな性格ゆえに周囲から「変人」、「宇宙人」扱いされることも少なくない。極度の高所恐怖症。小学5年生のときにひとり旅でウミガメを観に訪れた美波町で波美と知り合い、「はまもと荘」に一泊する。その後の交流は一切なかったが、11年後、徳島の大学生となった勝乃新は、スケートボードを片手にお遍路中、就職の内定を断り、自己嫌悪のあまり帰りのバスを途中下車し泣いている波美と偶然再会し、いがみ合いながらも一緒に歩く羽目になる。その後、学業の傍ら「ゾメキトキメキ出版」でアルバイトをしていたところに波美が再就職し、同僚になる。当初は、波美とことあるごとに衝突し合うも、次第に打ち解け、勝乃新の優しさに触れた波美から好意を寄せられるが、その想いに気付かぬまま大学卒業後にあてのない世界放浪の旅に出た。1年半後、世界放浪から帰ってきてからは大学院に進学し、本格的にロボット工学の研究者としての道を歩みだし、研究の合間を縫って、「アルデナイデェ」でアルバイトを始める(ちなみに、旅のお土産として、「ゾメキトキメキ出版」の編集部員には各国のキーホルダーと質素なものを渡したのに対し、波美にはリュックの大半をとるほどの25個入りの大きなカメのマトリョーシカを買ってきた)。その後、勝乃新への想いに気付いた波美に告白されるも、波美と佐古の親密な様子を見て、てっきり恋人同士だと思い込んでいたために混乱し、波美を置き去りにして数日間行方をくらますも、彼女の前に再び姿を現し、お互いの好意が本物かどうかを試したいと「お試しデート」を提案する。その間に真彩や一平に妨害されるなどの紆余曲折の末に、大雨で停電になった「アルデナイデェ」で一夜を共に過ごし、2人の想いが一つになる。第16週で、実家がお寺だと判明。また、父とは思春期のころから不仲だったが、波美の仲立ちで父との仲を修復することができたことにより、2人の距離はさらに縮まり、波美との結婚を決意するも、あまりに独特な勝乃新の結婚観に哲也の許しがなかなか得られなかったが、加代たちの後押しもあり無事に結婚の承諾を得る。なお、住まいは、大学生のときは徳島市内で下宿。世界放浪後から波美と結婚するまでは、アパートでひとり住まい。波美と結婚してからは、波美のアパートでの同居を経て、現在は美波町の波美の実家で暮らしている。家計を少しでも楽にしようと、一時はパソコンの修理のアルバイトも掛け持ちしたり、料理が不得意な波美のために代わりに作ってあげたりと、良き夫ぶりを発揮。結婚前に比べ性格が常識的かつ柔和になった。
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