ゴシック建築とは? わかりやすく解説

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ゴシック建築

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/11 13:08 UTC 版)

ゴシック建築(ゴシックけんちく、英語:Gothic Architecture)は、12世紀後半から花開いたフランスを発祥とする建築様式。最も初期の建築は、パリ近くのサン=ドニ(聖ドニ)大修道院教会堂(Basilique de Saint-Denis)の一部に現存する。イギリス、北部および中部イタリアドイツライン川流域、ポーランドバルト海沿岸およびヴィスワ川などの大河川流域にわたる広範囲に伝播した。


  1. ^ ロマネスク建築の教会堂で用いられる立面の構成は、身廊と側廊を柱などで分ける際に、その柱を円柱-角柱-円柱、あるいは円柱-円柱-角柱-円柱-円柱と配置するなどにより、強弱を繰り返すパターンとなる。サンス大聖堂では、円柱-束ね柱-円柱束ね柱を繰り返す。
  2. ^ 現在では円形窓は失われ、巨大なクリアストーリになっている。
  3. ^ 戸谷英世・竹山清明『建築物・様式ビジュアルハンドブック』株式会社エクスナレッジ、2009年、154頁。 


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ゴシック建築

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 00:46 UTC 版)

ボヘミア王国」の記事における「ゴシック建築」の解説

ボヘミアにおけるゴシック建築は年代別3期分けられる13世紀から14世紀前半(主にプシェミスル朝の時代)はゴシック前期14世紀から15世紀(主にルクセンブルク朝時代)はゴシック盛期、およそ1471年から1526年ヤギェウォ朝時代ゴシック後期呼ばれるボヘミア著名なゴシック建築家としては、ペトル・パルレーとベネディクト・リートが挙げられる。. ボヘミアにゴシック建築が広がったのは13世紀前半である。それまでボヘミアではロマネスク建築主だったが、すでにフランスではゴシック盛期迎えていた。1230年代シトー会による最初のゴシック建築が現れたが、これはまだロマネスク建築からの過渡期にあるものだった純粋なロマネスク建築1240年代にヴィネツ、ポトヴォロフ、ティスミツェ、コンドラツなどに現れたのを最後に生まれなくなった過渡期のゴシック建築はまだ控えめで、柱頭などの装飾にはベリーモチーフ好まれた。シトー会ボヘミアにおけるゴシック前期牽引した13世紀中ごろから終わりにかけてトシェビーチ建てられ聖プロコピウスのバシリカは、この時代ヨーロッパにおいて最も異様な建築とされている。ベネディクト会聖堂として建てられたこの建物は、ロマネスク建築とゴシック建築が混在する特異なつくりになっている。ただし「過渡期建築とは一線を画しており、両様式の要素成熟させ融合したことで、純粋なロマネスク建築純粋なゴシック建築が両立していて、現在では世界遺産にも登録されている。1260年代以降ボヘミア建築対すシトー会影響力弱まり代わりにフランスの高度なゴシック建築の影響表れるようになったボヘミアゴシック盛期ヴァーツラフ2世治下1290年代から始まり、垂直性や光が強調されるようになったルクセンブルク朝の祖であるヤン・ルケンブルスキーボヘミア王国離れることが多く、あまり建築力を入れなかったため、プラハ司教ヤン4世南フランス建築家招いて国内建築振興したカール4世時代ボヘミアのゴシック建築は最盛期迎える。彼は少年期過ごしたフランスの影響受けた芸術支援者であり、さらに彼が皇帝即位したことでプラハ神聖ローマ帝国首都となりさらに発展した。彼と息子のヴァーツラフ4世時代短期間ながらボヘミア文化ヨーロッパ頂点上り詰めた。ボヘミアゴシック盛期最高の建築物は、1348年から1357年建設されたカルシュテイン城である. しかし、ゴシック建築の隆盛フス戦争勃発により終わり迎える。ボヘミア王国全土巻き込んだ戦乱の中で多く優れた修道院城塞消失し新築中だった建造物未完終わった。この時代見るべき建築物は、ターボル派驚異的な要塞化施したターボル市くらいである。戦後も高度な建築復活させるだけの財政力を持つパトロンがおらず、新たに建った重要な建築物ティーンの前の聖母教会のみといえる

※この「ゴシック建築」の解説は、「ボヘミア王国」の解説の一部です。
「ゴシック建築」を含む「ボヘミア王国」の記事については、「ボヘミア王国」の概要を参照ください。

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