オールド・アムステルダム
みんなでわいわい食べるときは、チーズもみんなに喜んでもらえるものを出したいですね。
でも、誰からも「おいしい!」と満足してもらえるチーズを選ぼうとすると、これが結構難問。ブルーチーズやウォッシュチーズ、山羊乳のシェーブルチーズは、独特の風味が苦手な方が多いし、白カビチーズも、意外と「あの表皮の匂いがちょっと‥」という方がいます。ミルクが苦手な方はフレッシュチーズも苦手なことが多いし、食べやすいゴーダやマリボといったセミハードチーズでは、チーズ好きの方にとっては物足りない・・・。
どんなチーズをチョイスするか、本当に悩みどころです。
そこでおすすめ!長期熟成のセミハードチーズはいかがでしょう?
もともとなじみやすい味のセミハードチーズ、その熟成タイプなら、カビの風味など気になるクセもないし、しっかり旨みが醸されているから、チーズ好きの方にも好評です。熟成チーズが誰からも人気なのは、日本人にとっての重要な味覚ポイント、「だし」のような旨みがあるからでしょう。
チーズは熟成の過程で、たんぱく質は分解されてアミノ酸に、脂肪は脂肪酸になって、そのチーズ独特の旨みや風味となっていきます。特にアミノ酸の一種、グルタミン酸は、なんと昆布やしいたけの旨み成分と同じ。これが「だし」のような旨みのもととなっているんですね。
オランダのオールド・アムステルダムは、そんな熟成チーズのひとつ。オランダを代表するチーズといえば、ゴーダが有名ですが、そのゴーダタイプのチーズを18ヶ月も熟成させた逸品です。どっしりした旨みと芳醇なコクが特徴。ナッツの香りやバターのような風味も感じられます。旨みの濃さはさすが熟成もの。原料のミルクは、できるだけ新鮮なものを使うために、チーズ作りが休みとなる週末のミルクは使わず、平日絞りたてのミルクだけを使うというこだわりよう。その美味しさは食べれば納得!黒いワックスに覆われているのがこのチーズの目印。食べるときは、ワックスをはがしてお召し上がりください。このチーズなら、みんな納得で喜んでもらえることでしょう。どうぞお試しください!
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