オープンスカイ
英語：open sky
航空の自由化を目的とする2国間協定。協定を結んだ国家間では、政府の交渉なしに、民間の航空会社が国際線の便数や価格を決定できるようになる。
従来は、シカゴ条約（国際民間航空条約）に基づき、政府間の協議によって、国際線の路線や発着便の本数、運賃といった事柄が決定されていた。オープンスカイが2国間で締結されれば、民間航空会社の自由競争によるサービス向上などが期待される。
日本は2011年11月時点で、アメリカ、カナダ、マレーシア、スリランカなど、十数ヵ国との間でオープンスカイを締結している。2011年11月10日には台湾との間でオープンスカイに合意している。
2013年3月に成田空港でもオープンスカイが始まった。これにより空港と航空会社との間で、路線や便数を自由に決定できるようになった。韓国やシンガポールといった急成長するアジアの主要空港との競争が更に激化することが予想されている。
オープンスカイ協定
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オープンスカイ協定（オープンスカイきょうてい）とは、1995年頃にアメリカ合衆国で提唱された協定で航空会社が2カ国間あるいは、地域内の各国において空港の発着枠、航空路線、便数などを決められる航空協定の事である[1]。
- ^ Open Skies Agreements、米国国務省サイト、2010年11月18日閲覧。
- ^ 国土交通省 航空関係報道発表資料
- ^ オープンスカイ：日米が協定 毎日新聞社 2010年10月26日閲覧
- ^ 報道発表資料:日本・台湾航空関係に関する民間協会間の合意について（参考配布） 国土交通省）
- ^ 報道発表資料:日本・英国航空当局間協議の結果について 国土交通省 2012年1月25日閲覧
- ^ 報道発表資料:日本・ニュージーランド航空当局間協議の結果について 国土交通省）
- ^ 報道発表資料:日本・スリランカ航空当局間協議の結果について 国土交通省）
- ^ 報道発表資料:日本・フィンランド航空当局間協議の結果について 国土交通省）
- ^ 報道発表資料:日本・フランス航空当局間協議の結果について 国土交通省）
- ^ 報道発表資料:日本・オランダ航空当局間協議の結果について 国土交通省）
- ^ 報道発表資料:日本・スカンジナビア三国航空当局間協議の結果について 国土交通省
- 1 オープンスカイ協定とは
- 2 オープンスカイ協定の概要
- 3 関連項目
オープンスカイ協定
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2022/05/08 20:45 UTC 版)
20世紀半ば、アイルランド政府は、アイルランドとアメリカ合衆国間の全ての航空路線はシャノン空港を経由しなければならないという規則を導入した。その見返りに、アメリカ政府は、エアリンガスが運航できるアメリカの空港4つに制限した。2007年3月22日、アメリカと欧州連合（EU）間のオープンスカイ協定が承認され、長期にわたる「シャノンストップオーバー」要件が即座に取り消され、アイルランド政府は、アイルランドとアメリカ間の大西洋横断便の50％がシャノン空港を通過する必要があると主張した。
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オープンスカイ協定
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「シンガポールの交通」の記事における「オープンスカイ協定」の解説
国締結日発効日概要出典 オーストリア バーレーン 2005年4月7日 第1から第6までの自由、貨物は第7の自由。 ベルギー ブルネイ・ダルサラーム 2001年5月1日2004年12月27日 2001年12月21日 第1から第6までの自由、貨物は第7の自由。 ブルガリア 2009年10月22日 第1から第6までの自由。 チリ 2001年5月1日 2002年4月9日 第1から第6までの自由、貨物は第7の自由。 クック諸島 2006年7月23日 第1から第6までの自由、貨物は第7の自由。 チェコ 2009年1月19日 第1から第6までの自由。 デンマーク 2008年1月29日 第1から第6までの自由、貨物は第7の自由。 フィンランド ドイツ アイスランド 2009年1月23日 第1から第7までの自由。 アイルランド 2006年12月13日 第1から第6までの自由。 クウェート 2008年11月4日 第1から第6までの自由。 リトアニア 2009年10月20日 第1から第7までの自由。 ルクセンブルク マルタ 2008年8月8日 2010年12月1日 第1から第7までの自由。 ニュージーランド 2001年5月1日 2001年12月21日 第1から第6までの自由、貨物は第7の自由。 ノルウェイ 2008年1月29日 第1から第6までの自由、貨物は第7の自由。 オマーン 2009年1月20日 第1から第6までの自由。 ペルー 2009年8月27日 第1から第6までの自由、貨物は第7の自由。 ポルトガル 2008年2月27日 2010年 第1から第6までの自由。 カタール 1988年 ルーマニア 2008年2月27日 第1から第6までの自由。 サモア 2002年11月9日 第1から第6までの自由、貨物は第7の自由。 スロバキア 2007年11月22日 2007年11月22日 第1から第6までの自由 スロベニア スペイン スリランカ 2003年10月1日2005年8月4日 第1から第7までの自由。 スウェーデン 2008年1月29日 第1から第6までの自由、貨物は第7の自由。 タイ王国 2004年12月27日 第1から第6までの自由。 トンガ 2004年1月20日 第1から第6までの自由、貨物は第7の自由。 アラブ首長国連邦 2004年2月26日 第1から第9までの自由。 イギリス 2007年10月2日 2008年3月 第1から第9までの自由。 アメリカ 2001年5月1日 2001年12月21日 第1から第6までの自由、貨物は第7の自由。 ザンビア 2008年11月27日 第1から第6までの自由。 括弧内は週あたりの最大便数
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