オリオン財団
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「イナズマイレブン アレスの天秤/オリオンの刻印の登場人物」の記事における「オリオン財団」の解説
FFI開催国であるロシアに本拠地があり、世界の貧しい子供たちをサッカーを通して支援している巨大組織。優秀な選手をスカウトしており、守るべき者を救うチャンスを与え、才能がある子供たちをオリオンの使徒として育て、世界経済を左右するサッカーの経済効果を最大にするために各国代表にスパイとして送り込み、試合結果を操作し、ビジネスとして徹底的に管理しようとしている。 かつては子供たちにサッカーを広める光の象徴と呼ばれていたが、創始者のヴァレンティンが亡くなり、ベルナルドが継いでビジネスの道具のために利用されてから変わり、支援は引き続きされているものの光と影の面を持つ組織になってしまった。 イリーナ / イリーナ・ギリカナン 声 - 井上喜久子 フロイとベルナルドの母親で、ヴァレンティンの妻。オリオンの闇を生み出した張本人でオリオンの真の支配者。気に入らない物は徹底的に排除する冷酷でヒステリックな面を持ち、幼少時代のフロイには見向きもせず、ベルナルドに束縛に近い歪んだ愛情を注いでおり、彼に手段を選ぶなと教育していた。過去に金雲をサッカー界から追放した帳本人である。選手たちを道具としか思っておらず、潰れても平然としている。 日本対イタリア戦のハーフタイムにグラウンドに現れ、監督のキンベンに折檻して懲戒解雇し、ウラジミールを後任に据える。決勝戦では端末を操作し、超低周波音でパーフェクトスパークの選手たちに催眠暗示をかけ、支配する。決勝戦でオリオンの悪事の証拠データを握った新条らに追い詰められるも、スタジアム各所に仕掛けられた爆弾を起動して混乱を引き起こし、スタジアムに自身のホログラムを投影し、世界各国の兵器を隠し持っている首脳に金銭を要求する脅迫をし、堕落した王や首脳をその地位から引き下ろそうとしている。ヴァレンティンとともに救済の旅に色々な国を巡るもビジネスにしか興味が無く、ビジネスを有利に進めるために国を訪れるとその国の財政状況をハッキング等で調べていると、多くの貧しい国民を抱えながらも兵器開発に巨額の資金を投入し、多くの国と平和条約を結んでいる多くの国を発見し、救ってきた子供たちが近い将来兵器として殺し合うかもしれないと馬鹿馬鹿しくなりヴァレンティンに進言するも、そんな国に裏切られながらも信じるヴァレンティンを愚かな偽善者しか見えなくなり溝が出来、別の道を歩くことになる。 ヴァレンティンの死後からそんな偽りに塗り固められた虚構の世界を破壊し、理想郷を作るパーフェクトワールドを計画する。エキシビジョンマッチ後半に国際刑事警察機構に包囲され、試合後にオリオンをベルナルドとフロイに託し連行されていく。 シリーズ初の女性黒幕。日野によれば、「ラスボスを怖い女王に」というのは最初の構想からあったいい、これまでのラスボスが中年男性ばかりだったので美しい敵もいいなと思ったという。 ベルナルド・ギリカナン 声 - 細谷佳正 オリオン財団の理事長でフロイの兄。年齢は29歳で、フロイとは15歳差となっている。サッカーセンスがある有望な選手のスカウトもしている。 目的への手段を問わないやり方をしており、すべてがルールによって動くパーフェクトワールドの実現を望んでいる。 グスターブに名前を預けて理事長代役を彼に任せていたが、日本対スペイン戦後に理事長に復帰する。 先代の理事長であった父親のヴァレンティンと違い、手段を選ばずに世界を変えようとしており、急速に支援する国家を増やしている。 若くしてオリオン財団の仕事を手伝っており、何でもうまくこなす優しい兄でフロイからも尊敬されていたが、尊敬する父の死が影響を与え、冷徹になってしまった。父の死後、21歳で理事長を引き継ぐ。 生き生きとサッカーするブラジル代表の姿に改心するが、日本代表を潰せず敗北してしまったことで激昂したイリーナに折檻される。 FFI終了後、フロイと共に父の志を継いでオリオンを立て直すことを決意した。 新条 琢磨(しんじょう たくま) 声 - 三木眞一郎 ギリカナン理事長の補佐であり世界サッカー協会の一員で元サッカー選手。 明日人に興味を持ち、彼の父親の所在の調査を約束し、連絡先を交換する。ヴァレンティンの代から理事長補佐をしている。 今の変わってしまったオリオン財団に反抗するため、金雲ら協力者を集めたり、一星をイナズマジャパンに送り込み、オリオンのやり方を知ってもらい、一星を救済させようとした。 百合子の元夫で明日人の実父であることが判明し、実は明日人が幼い頃に伊那国島に立ち寄っていた。イナズマジャパン優勝後に明日人と伊那国島に帰るが、世界を救うオリオン財団になろうとするベルナルドに協力することを伝えた後は再び海外に旅立った。また、一星の王帝月ノ宮中への転入手続きも済ませている。 グスターブ・ニコルスキー 声 - 大塚芳忠 ベルナルドの執事。ベルナルドにギリカナン理事長の名前を預けられて理事長代役を任されるものの、成果を残せなかったために代役を解任される。 ウラジミール / 稲森 真人(いなもり まさと) 声 - 木内秀信 オリオン財団が明日人を仲間に引き入れるために用意したエージェントで、アメリカ代表偵察から帰って来た明日人の前に突如現れ、幼い頃の彼とその亡き母である百合子の写真を見せ、自分を父親だと名乗る。 海外でのプレイの時に足を折ってしまい、リハビリをし復帰するも得意のスピードは失われ、各チームを転々としていくうちに選手としての寿命を終え、ちっぽけなプライドから日本には帰らなかった。 現在はオリオン財団に所属しながら、ジュニアチームのコーチをしている。テレビで中継されたスペイン戦での明日人の活躍を見て、それに感動するチームの子供たちを見てちっぽけなプライドが消え去り、会いに行くことを決心したという設定で、オリオン財団がビジネスが軌道に乗って世界の貧しい子供たちを救うことが出来たらオリオン財団を内部から改革し、正しいサッカーを取り戻すことを明日人と約束し、明日人をオリオンに引き込もうとするが、明日人がマリクたちのチームに加わることを拒んでしまい、本性を現して黒服たちに彼を気絶させて拉致させた。 イリーナの差し金により、日本戦の後半からガーディアンズオブクイーンの監督に就任。サポーターを最大出力に遠隔操作するが、選手が再起不能になってしまったため試合棄権を下す。後にシャドウ・オブ・オリオンのコーチに就任する。 ヴァレンティン・ギリカナン 声 - 相沢まさき フロイとベルナルドの父親で、オリオン財団の創始者で先代の理事長。 子供たちの笑顔が大好きで、子供たちにサッカーを教え笑顔を広めるためにオリオンを発足させた。病弱なフロイにサッカーを教え、希望を与えた。フロイが6歳の頃に亡くなってしまう。 グリース・ラウズ 声 - 藤井隼 ロシア代表の候補選手でマリクに因縁をつけるも、サッカー勝負を挑まれ敗北する。 グレオ、ランドル 声 - 弘松芹香(グレオ)、新祐樹(ランドル) ロシア代表の候補選手。グリースと一緒にマリクと明日人とのサッカー勝負に敗北する。
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